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キンモクセイ(金木犀)の剪定時期や方法は?

キンモクセイの「剪定」とは、大きくなって乱れた樹形を整えたり、コンパクトにまとめたりするだけでなく、花をつけさせるために大切な作業です。

しかし、樹木は植物と違って剪定するのも勇気がいりますよね。そこで今回は、キンモクセイの剪定時期や方法についてまとめました。

キンモクセイ(金木犀)に剪定が必要な理由とは?

キンモクセイは、大きくなると7~8mまで生長します。広いスペースがあれば剪定の必要はない樹木です。

ただ、家庭の庭や鉢植えなど限られたスペースで育てられることが多く、大きく育ちすぎた場合や自分好みの樹形ではなくなったときに剪定を行います。

キンモクセイには、外側と内側の剪定があり、毎年外側を剪定して、3~4年に1回内側も剪定を行ってコンパクトにします。

剪定の効果

● 現状維持:新芽の出る場所を想定して剪定することで、毎年同じような樹形を作る
● 縮小させる:植物の再生できる限界まで短く切り戻し、新たな枝で樹形を作り直す
● 大きく育てる:不要な枝をなくすことで、樹形を大きく生長させることに養分を集中させる

キンモクセイ(金木犀)の剪定時期!季節による違い

キンモクセイの剪定は、花が咲ききった11月頃か2~3月頃が適期です。11月については、軽めに剪定を行います。そして、3~4月は短かくかつたくさんの枝を切り詰める「強剪定」を行います。

ある程度の枝や葉っぱを残しておかないと、冬の寒さに耐えることができません。そのため、真冬に大幅に刈りこむと枯れてしまう原因となるので注意しましょう。

もともとキンモクセイは「常緑樹」という休眠期のない植物なので、花を楽しまないのであればいつ剪定を行ってもかまいません。

花を楽しみたい場合は、新しく伸びた枝に花芽をつける性質があることから、芽がつく春~夏の間の剪定は避けるようにしてください。

植木屋さんに依頼する場合

剪定の時期に忙しくて時間が取れないときは、植木屋さん依頼するのも1つの方法です。

地域による価格差はありますが、2mほどの高さのキンモクセイを刈りこんで内側を透かしてもらうと約4,000~6,000円程かかります。

キンモクセイ(金木犀)の剪定に準備するもの

● 軍手
● 剪定バサミ:1mほどの大きさの、太い枝を切るために用いる両手バサミ
● 植木バサミ:細かい枝を切るために用いる
● 脚立、はしご:1~3mのものが適当

キンモクセイ(金木犀)の剪定!間引きや透かし剪定の仕方は?

キンモクセイは、葉っぱがちゃんとついていれば、枝分かれのつけ根から花を咲かせてくれます。剪定では、枝分かれしている部分の枝を5~10cm残して切り落としていきます。

また、上面の高いところなど手の届かない部分を剪定するときは、1~3mほどの脚立やはしごに乗りながら作業を行いましょう。

慣れていない方は脚立を押さえてもらうなど、安全のために1人で作業しないようにしてください。

外側(1年に1回)

外側の剪定の場合、全体が丸みを帯びるように切りそろえます。基本的には、側面から上面の順番で荒く刈りこみ、最後に上面から側面を丁寧に、微調整を兼ねて刈りこむようにします。

内側(3~4年に1回)

内側の場合は、外側の剪定を行った後に内側の枝を透かす「枝抜き」を行っていきます。絡み合っている枝を透かすことで、風通しがよくなり防虫効果が高まるほか、日光を通しやすくなり全体が光合成できるようなります。

枝抜きでは、「斜め上へ方向に伸びた、向きが重ならないよう生えている元気な枝」を残して、他を切り落とします。

具体的には、枯れた枝、内向きに生えている枝、交差している枝のどちらか、真上に伸びている枝、下へ伸びている枝、生長が早い徒長している枝を切っていきます。

キンモクセイ(金木犀)の剪定のコツ。切ってよい枝はどれ?

キンモクセイは葉っぱを全てなくすと枯れてしまうので、注意しましょう。切ってもよい枝とその特徴を7つご紹介します。

■ 剪定のコツ

● 日光が当たる外側は生長が早いので、枝の数を減らしてより短くする
● 剪定に慣れていないうちはいきなり短くするのではなく、数年かけて毎年少しずつ短くして樹形を整えていく
● 枝は切っても葉っぱを残しておく

■ 切ってもよい枝

1. 枯れ枝

枯れてしまった枝です。色が変わっており、艶がないので見分けがつきやすいです。放置すると日当たりや風通しに悪影響を与えます。

2. 立ち枝

真上に向かって強く伸びすぎている枝です。樹形が乱れてみえるので、つけ根から取り除くことがよい場合もあります。

3. 下がり枝

下へ伸びる枝です。下段の枝と交差しやすく、樹形を乱すので、つけ根から切り落とします。

4. 内向枝(逆さ枝)

内側に向かって伸びている枝です。内向枝があると葉が込み合ってしまい、風通しが悪くなるうえに、全体がすっきりとした姿になりません。

5. 交差枝(からみ枝)

交差した枝で絡み枝ともいいます。枝の流れが悪くみえるので、どちらかの枝をつけ根から取り除いていきましょう。

6. 平行枝

近い位置に平行して出ている枝です。全体のバランスをみえながら、1〜2本を残し、つけ根から切る必要があります。

7. 徒長枝

ほかの枝に比べて明らかに勢いがよく、太く長く伸びる枝です。切りそろえた樹形から飛び出し、樹形を悪くするので、深めに切り詰めるか、つけ根から取り除いてください。

キンモクセイ(金木犀)を剪定して長く花を楽しもう

キンモクセイを剪定すると花数は少なくなりますが、きれいな樹形で花を咲かせてくれるようになります。

また、花が咲き終わった時点で剪定する習慣がつくと、育ちもよくなり長い間キンモクセイを楽しむことができますよ。皆さんもキンモクセイの剪定にぜひチャレンジしてみてくださいね。

初回公開日: 2015年06月12日