記念樹とは、おめでたい行事や、出産祝いといった個人の記念に植える木のことをいいます。小学校の卒業記念に木を植えて、クラスのタイムカプセルを根本に植えたという経験をされた方もいるのではないでしょうか?
また、子供の誕生とともに木を植え、どんどん大きくなっていく姿を見守っていると、家族の一員のような愛着をもつことができます。今回は、そんな記念樹におすすめのシンボルツリーを7つご紹介します。
記念樹の選び方
記念樹を選ぶときのポイントは、「植える環境」と「木の種類」の2つです。
「植える環境」とは、日当たりや風通しに加えて、地域の気候を指します。例えば日陰に植えるなら、耐陰性のある木を選ぶようにしましょう。また、植えるスペースが狭い場合は、生育スピードが遅いものを選ぶと安心して育てられます。
「木の種類」とは、常緑樹か落葉樹のいずれかのことです。紅葉や新芽が生える様子を通して四季を楽しみたい場合は落葉樹がおすすめです。一方、落ち葉を拾ったり、剪定をしたりという手間をかけたくない場合は常緑樹を植えるといいですよ。
赤ちゃんの誕生や新築に!常緑樹のおすすめ記念樹3選
1. ヤマボウシ
ヤマボウシの花言葉は『友情』で、卒業の記念樹として学校によく植えられています。背丈は高くなる木ですが、剪定など手入れがほとんど必要なく、病害虫にも強いので、庭木としても人気がありますよ。
落葉樹が苦手という方には、常緑ヤマボウシという葉の落ちない品種もあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選んでくださいね。
2. オリーブ
おしゃれな庭木として人気のオリーブ。南欧を思わせる美しい姿と、シルバーグリーンをしたシックな色合いの葉っぱが魅力です。病害虫にも強く、1年中葉を茂らせる常緑樹なので、お手入れの手間もかかりません。
『平和』という花言葉が家族に安らぎを与えてくれそう。赤ちゃんの誕生祝いなどのファミリーイベントの記念樹におすすめです。
3. ブルーベリー
実つく記念樹を探している方におすすめなのがブルーベリー。背丈は1〜3mと小柄で春になると花が咲きます。実をつけるためには、違う品種を2本近くに植える必要があります。
花言葉は『実りある人生』と、今後の幸せな生活を予感させます。新築祝いや新居を建てた記念、子供の成長を願う記念樹としてお庭に植えてあげてください。
落葉樹のおすすめ記念樹4選
1. ハナミズキ
ハナミズキは『永続性』という花言葉をもち、卒業祝いや退職祝いとしての記念樹によく用いられる落葉植物です。乾燥に強く育つ環境を選びません。
ただ、高さ4~10mと大きく育ち横に広がるので、広い場所に植えてあげてください。春になると白やピンク、赤い花を咲かせ、秋には紅葉と実を楽しむことができますよ。
2. ライラック(リラ)
ライラックは、香水の原料となる甘い香りの花を咲かせる花木です。『思い出』『青春の思い出』という花言葉を持っているので、卒業や送別、退職祝いの記念樹となります。
小さな花が集まって作られる花房が、木全体を覆うように咲く姿は、春〜夏の庭をにぎやかにしてくれますよ。背丈が5m前後に生長するので、小さいものがよいときは「ヒメライラック」という品種を選んでください。
3. ニセアカシア(ハリエンジュ)
ニセアカシアは、春〜初夏にかけて新葉と一緒に白い花を咲かせる落葉樹です。生長すると樹高は10mくらいになります。マメ科で土中の栄養を九州する力が強く痩せた土地でもよく育ちます。
エンジュ(槐)に似ていますがトゲがあることから、「ハリエンジュ」という別名をもっています。花言葉は『友情』『優雅』『頼られる人』です。仲の良い知人の新築祝いなどに贈るのもいいですね。
4. エゴノキ(チシャノキ)
エゴノキは国産の落葉樹で、樹高7~8mに生長します。初夏に白の花が枝先から垂れ下がるように咲く姿は可憐で、木の姿も美しいことから、庭木やシンボルツリーに人気です。ただし、果実には毒性があり、えぐみがあるので食べないようにしてください。
花言葉は『壮大』で、たくさんの花を咲かせる姿に由来しています。豊かな人生を歩めるようにという願いを込めて、赤ちゃんの出産祝いなどに植えてみてください。
赤ちゃんの出生や新築のお祝いは、記念樹を植えよう
記念樹は、家族や友人、クラスメイトとの思い出を残す方法の1つです。木にも花言葉があるので、樹木の見た目だけでなく、花言葉も気にして選ぶと、イメージにぴったりと合った記念樹を見つけることができますよ。
どの樹木がいいか相談しながら、お気に入りのものを植えられるといいですね。
更新日: 2022年04月20日
初回公開日: 2015年06月22日