ビバーナム・スノーボールの育て方！剪定の時期と方法は？

ビバーナム・スノーボールは、白い花をまとめて咲かせる姿がかわいらしい樹木です。樹高がそれほど高くならず、生育も旺盛なことから、はじめての庭木にはうってつけとなっています。育てた花は、切り花にしてお気に入りの容器に飾ってみてください。今回は、ビバーナム・スノーボールの育て方について、剪定の時期と方法などをご紹介します。

ビバーナム・スノーボールの育て方のポイントは？

花が終わったらすぐに剪定をすることがビバーナム・スノーボールを育てるポイントです。落葉樹は落葉期に剪定をするのが一般的ですが、スノーボールは翌年の花芽を早くに付けます。遅くとも7月上旬までに剪定を終えていないと、花芽を切り落としてしまうので注意してください。

ビバーナム・スノーボールの苗植えの時期と方法は？

真冬の寒い時期を除いた11～3月か、6～9月が苗植えの適期です。鉢植えは、苗よりも1〜2回り大きな鉢に、鉢底ネットと鉢底石を敷いてから植え付けます。土は、赤玉土（小粒）7：腐葉土3の割合で混ぜたものが最適です。

地植えは、苗の2倍以上の植え穴を掘り、苗を植えていきます。植え穴を掘った土に、2～3割ほど腐葉土や堆肥を混ぜて水はけをよくしておきましょう。いずれの場合も、花付きをよくするなら日向で管理し、倒れないように根付くまでは支柱で支えると安心です。

ビバーナム・スノーボールの水やり、肥料の与え方

水やり

土が常に湿った状態では、根腐れを起こしてしまいます。鉢植えは土の表面が乾いたら水やりをし、地植えは特に水やりの必要はありません。

肥料の与え方

花付きをよくする目的で、12～2月の間に1回、ゆっくりと効く緩効性化成肥料か、固形の油かすを多めに施します。そして、花が咲き終わったら、同じ肥料を1回与えて株の体力を回復させましょう。

ビバーナム・スノーボールの剪定の時期と方法は？

ビバーナム・スノーボールの剪定は、5～6月の間、花が咲き終わったらすぐに剪定をしていきます。7月上旬までに剪定がすませられなかったときは、伸びすぎた枝だけを間引く程度にとどめ、本格的な剪定は翌年にもちこしてください。

花芽は若い枝の先端に付くので、古い枝や伸びすぎた枝を選んで、付け根から切り落としていきます。また、株元に生えるひこばえは、早めに地際から切り落としてしまいます。

ビバーナム・スノーボールの植え替えの時期と方法は？

鉢植えは、根詰まりを防ぐために、2～3年に1回植え替えをします。1回り大きな鉢に、植え付け時と同じ手順で植え直してください。

ビバーナム・スノーボールの増やし方！挿し木の時期と方法は？

ビバーナム・スノーボールの挿し木は、6～7月が適期です。まず、その年に伸びて固まった枝を5～10cmの長さに切り取ります。そして、先端の葉っぱを2～3枚残して他を切り取り、切り口を1時間ほど水に浸けてから赤玉土（小粒）などの土に挿していきます。根が生えるまでは土が乾燥しないよう水やりをし、十分生長したら鉢や地面に植え替えましょう。

ビバーナム・スノーボールの栽培は剪定が決め手

ビバーナム・スノーボールは、鉢植えでも手軽に楽しめる樹木です。初夏に咲く繊細な花とは裏腹に、ある程度放っておいても毎年花を咲かせるほど丈夫で、病気や害虫の心配が少ないのも初心者にはうれしいポイントです。ただ、剪定の時期を間違えてしまうと、花が咲かなくなってしまうので注意してください。真っ白な花が庭や鉢に咲く姿は、見ている人の心をなごませてくれますよ。

更新日: 2016年02月13日

初回公開日: 2016年02月13日