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アブラムシを牛乳スプレーで駆除!手作りの方法と使い方まとめ

草花や野菜を育てていると、必ずといっていいほど悩まされるアブラムシ。栄養を吸いとって生長の邪魔をしたり、病気の原因となる菌を呼び寄せたり、ほとんどの植物が被害にあう害虫です。

アブラムシを駆除して予防するには、強力な農薬を使うことがもちろん手っ取り早いのですが、自然農法にこだわった菜園やガーデニングを楽しむなら、できるだけ農薬は使いたくありませんよね。

そこで、今回は無農薬でアブラムシを退治する、牛乳スプレーの使い方や利用方法をご紹介します。

アブラムシの発生時期や原因は?

アブラムシ

アブラムシは、草木がある場所であればどこにでもいる虫です。基本的には1年中植物に住み着いていて、3〜11月の間盛んに活動します。

卵から成虫になり、次の卵を産むまで10日ほどしかかからないため、繁殖期の4~6月と9~10月は特に注意してください。寒冷地と温暖地によって時期は多少ずれますが、毎日葉の裏側をチェックする習慣をつけましょう。

アブラムシを駆除しないとすず病を誘発する?

アブラムシ 牛乳スプレー 駆除

アブラムシの甘い排泄物はアリやすす病菌を呼び寄せ、アブラムシを捕食するスズメバチやアシナガバチなどの危険な虫も寄ってきます。このように、アブラムシ以外の被害にあう可能性も高くなるので、見つけたらできるだけ早く駆除して、予防することが大切です。

牛乳スプレーの効果!どんなメリットがある?

● アブラムシを退治できる
● 牛乳と霧吹きだけできる手軽さ
● 牛乳を使った自然農法なので安全

牛乳スプレーの利点は、なんといっても身近なもので手軽にアブラムシを退治できることです。牛乳の膜が乾燥したときに収縮する性質を利用して、アブラムシを圧死・窒息死させます。早く乾燥させるために、よく晴れた日の午前中に行うがおすすめですよ。

アブラムシ退治!牛乳スプレーの作り方と使い方は?

作り方

● 霧吹き、スプレー容器
● 牛乳
● 水

使い方

1. 植物の水やりを控えて乾燥させておく
2. 霧吹きの容器に牛乳を入れる
3. アブラムシや植物全体にまんべんなく噴きかけ、日当たりと風通しのよい場所に移す
4. 牛乳が乾燥するのを待つ
5. 水を入れた霧吹きやジョウロなどで牛乳を洗い流す

アブラムシ退治!牛乳スプレーを使う時の注意点は?

● 牛乳が乾くまでの臭いが気になる
● 洗い流しづらい
● 腐敗やカビの原因になる

牛乳スプレーを使ったことがある方ならわかるように、よいことずくめのように思えてもデメリットはあります。たとえば、牛乳を水で洗い流すので、ついでに水やりをすることになります。水をかけすぎて根腐れにならないよう、事前の水やりは控えましょう。

霧吹きで牛乳を吹きかけると、近辺が牛乳独特の臭いになります。畑など周りに影響がない場所であれば問題ありませんが、室内やベランダで使用するときは注意してください。

また、乾燥した牛乳は、水をかけるだけでは落ちきらないことがあります。手で優しくこするなど取りきるまで時間がかかることもあるので、放置しすぎないように気をつけましょう。

気温が高い場所で長時間放置すると牛乳が腐り、他の虫や病原菌を招く原因になりかねません。植物を傷つけないよう気をつけながら、しっかり洗い流しましょう。

アブラムシを牛乳スプレー以外で駆除する方法は?

牛乳スプレーは、一時的なアブラムシ退治に役立つ安全な方法の1つです。ただ、農薬やその他の無農薬な殺虫剤に比べて、効果が長続きするわけではありません。

アブラムシを退治、予防する方法は他にもたくさんあります。たとえば、唐辛子を漬け込んだ高濃度のお酒を水で薄めたものや、お酢や石鹸水など、虫の嫌う成分を植物に噴きかけることで虫を寄せ付けないようにする方法なら、農薬のようにアブラムシを駆除することができます。

また、虫対策に慣れていない園芸やガーデニング初心者の方は、市販の農薬を利用してみるのも1つの方法ですよ。最近では、収穫の前日に使用できる安全性の高い農薬が増えており、アブラムシ以外の幅広い虫に効果的な農薬がたくさんあります。

早く害虫を駆除したい方は、速効性の液体やスプレータイプの農薬を、長時間効果を継続した方は、固形で土の中や上に置いておくだけのタイプの農薬がおすすめです。

アブラムシを牛乳で退治するときは臭いに注意

ベランダ ガーデニング インテリア 壁掛け

アブラムシを牛乳で駆除するときは、小さなお子さんやペットを遠ざけておきましょう。間違えて牛乳を口に入れてしまわないよう気をつけ、散布量が多い場合は、マスクやゴム手袋、メガネかゴーグルなどを用意しておくと安心です。

また、臭いはトラブルの原因になるので、風向きにも気をつけ、風の強い日は散布しないのが得策です。楽しく、安全にガーデニングを続けられるよう、よく晴れた日の午前中に散布して、午後には洗い流しておくと、臭いのトラブルも少なく済みますよ。

更新日: 2022年04月27日

初回公開日: 2016年03月05日

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