ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

ホトトギスの育て方!植え替えや挿し木の方法や時期は?

涼しげにひっそりと咲くホトトギス。山野草としても人気のある植物で、日頃の管理方法は難しいのではないかと感じる方も多いのではないでしょうか?

今回はホトトギスの育て方について、苗の鉢植えの方法や水・肥料の与え方、植え替えの方法、数の増やし方などをご紹介します。

ホトトギスとは?どんな花を咲かせる?

ホトトギスはユリ科・ホトトギス属に分類される多年草です。岩場や山の斜面など湿気の多い環境を好み、斑点模様の花を咲かせる特徴をもっています。

ホトトギスの育て方!苗の鉢植えの方法と時期は?

初めてホトトギスを育てるなら苗を鉢植えにして育てるのがおすすめです。夏前までに苗を植えると秋に花を咲かせてくれますよ。2~3月にグッズを用意して苗植えを行いましょう。

■ 必要なグッズ
  • ホトトギスのポット苗
  • 苗よりも一回り大きな鉢
  • 山野草用の培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石か軽石

■ 植え付けの手順

  1. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
  2. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  3. ポットから植物を引き抜き、植物の根についた土を手でやさしく揉んで落とす
  4. 鉢の中心にホトトギスを置き縁から下4cmのところまで土を入れる
  5. 土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
  6. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする

ホトトギスの管理方法!どこに置いて育てる?

ホトトギスはもともと崖や山野の日陰に生息している植物です。風通しのよい半日陰で夏は明るい日陰になる環境を用意してあげましょう。

冬は凍結しない場所を選ぶようにしてください。50~60%程度の湿度を好むので乾燥しやすい場所では周りに打ち水をするなどして乾燥を防ぎます。

夏の直射日光は葉焼けしやすいので注意が必要です。

ホトトギスのお手入れ!水やりの仕方や肥料の与え方は?

ホトトギスの苗を植えたら、水や肥料を与えて定期的にお手入れをしてあげましょう。次にその方法をご説明します。

水やりの仕方

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。定期的に霧吹きで葉裏に水を吹きかけることも大切です。

冬は休眠期なので乾燥してから数日時間を空けて水やりをするとちょうどよい状態で管理できますよ。

肥料の与え方

3~5月に緩効性化成肥料または、親指ぐらいの大きさの油カスを月に1回程度与えます。6~10月にはリン酸の多い液体肥料を週に1回与えるといいですよ。花が枯れた後は休眠期に入るので不要です。

ホトトギスの栽培で注意する病気や害虫は?

ホトトギスを育てているとカタツムリやナメクジ、白絹病と言った病気や害虫の被害にあって枯れることがあるので以下に出会った場合の注意点を記載します。

白絹病は、株近くの地表に白い菌糸が広がる病気で、放置すると茎や葉を枯らして毎年発生するようになります。

発生した場合は他の植物に感染する恐れがあるので、すぐに抜き取って焼却処分しましょう。

カタツムリやナメクジは、新芽や柔らかい若葉を食べてしまうので見つけ次第取り除き、殺虫剤を散布します。

ホトトギスの植え替えの方法は?

ホトトギスは新芽が伸びる2~3月、1~2年に1回の頻度で鉢の植え替えが必要です。生長した根にとって鉢が狭くなるので、各サイズに合わせて鉢を用意してください。

植え替えは苗の鉢植えとほとんど作業が同じなので、植え替え前に行うことを次に記載するので参考にしてください。

■ 植え替えの手順

  1. 水やりを控えて土を乾燥させる
  2. 鉢からホトトギスを引き抜きいて根についた土を手でやさしく揉んで落とす
  3. 黒ずんでいる腐った根を剪定バサミで切る

ホトトギスの増やし方!種まきや株分け、挿し木で繁殖させる方法は?

ホトトギスは種まきや挿し木、株分けといった繁殖方法で数を増やせる植物です。通常の栽培に慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。

■ 種まきの手順

花から種を採取するのは11~12月上旬頃です。乾燥させてビニールなどに入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。2~3月になったら種まきを行います。

  1. 種を一晩水につけておく
  2. ジフィーセブンなど種まき用の土をセルトレイや底の浅い箱に入れて湿らせておく
  3. 種が重ならないようまいた後、ラップやビニールを被せて保湿・保温効果を高める
  4. 日陰の涼しいところに移動させて芽がでるまで管理する、土が乾いたら水を足す
  5. 本葉が3〜4枚ほどでてきたら鉢やプランター、庭に植え替えて明るい日陰で管理する

■ 挿し木の手順

切りとった茎から根を生やさせて苗のように育てる方法を挿し木といいます。5~6月頃に、葉っぱを3~4枚つけた茎を2節ほどの長さで切り取りましょう。

下の方の葉を取り除いて30分ほど水につけてから、山野草培養土を入れた鉢に指で穴を空けて挿していきます。土が乾かないように水やりを続け、鉢底から根が見えたら植え替えてください。

■ 株分けの手順

植え替えに合わせて根を2〜3つに切り分け、それぞれを新しい苗として育てる方法を株分けと呼びます。2月中旬~3月頃に根元から脇芽がでていれば株分けが可能です。

植え替えのタイミングで行うと効率良く育てられますよ。

苗を取り出したときに、根を確認して自然と根がいくつかに分かれている部分を丁寧に手で分割してください。あとは苗の鉢植えと同様に根が傷まないよう丁寧に植えるだけです。

ホトトギスは品種に合わせた育て方が大切

ホトトギスは、種類によって管理の仕方が微妙に違ってくることがあるので、購入したお店や株を分けてくれた方に注意点や育て方について一度確認しておくようにしてください。

特にヤマジノホトトギスのような直立型の場合、背丈が高くなって倒れることがあるので、支柱を立てたり、枯れた花を切りとって高さを維持するようにすると安心です。

品種に合った育て方でホトトギスの栽培を楽しんでくださいね。

初回公開日: 2015年06月23日