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牡丹(ボタン)とはどんな花?花言葉や種類、開花時期や見頃の季節は?

中国が原産の牡丹の花は、日本をはじめとしたアジア地域では、古くから「花の王様」と呼ばれて親しまれてきました。ボリュームたっぷりのあでやかな花姿は、1輪あるだけで気品と風格を漂わせていますよね。

今回はそんな牡丹の花について、花言葉や学名、色・種類、開花時期、芍薬との違いなどをてご紹介します。

牡丹(ボタン)とは?どんな花を咲かせる花木?

牡丹は、ボタン科ボタン属の落葉低木です。春から梅雨の時期にかけて、バラのように美しく大きな花を咲かせます。

大きな花びらは薄く絹のようにも見えますが、実際手で触ると分厚くしっかりしているのが特徴です。

牡丹(ボタン)の学名・原産国・英語名は?

学名
Paeonia suffruticosa
科・属名
ボタン科ボタン属
英名
Tree Peony
原産地
中国
開花期
4~6月
花の色
白、赤、赤紫、紫、薄紅、黄、ピンク、オレンジ
別名
ナトリグサ
ハツカグサ
ぼうたん
ぼうたんぐさ
富貴草(フウキソウ)
富貴花
百花王
花王
花神
花中の王
百花の王
天香国色
名取草
深見草
二十日草(廿日草)
忘れ草
鎧草

牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)の違いってなに?

牡丹と芍薬の違いは、大きく4つあります。

牡丹(ボタン) 芍薬(シャクヤク)
木本性で太い 草本性で細い
葉っぱ 切れ込みがある
つぼみ 先が尖る 丸い
枝の数 複数 1本

牡丹(ボタン)の花言葉!意味や由来は?

『風格』『富貴』『恥じらい』

そのゴージャスな花姿から、「風格」という花言葉をもつようになり、原産国の中国では「花神」「花王」という別名で呼ばれることもあります。

『富貴』

中国北宋時代の儒学者、周敦頤(しゅうとんい)の「愛蓮説」の「牡丹は花の富貴なるものなり」の一節に由来してつけられました。

『恥じらい』

西洋でつけられた花言葉といわれています。芍薬と同じ花言葉で、西洋では芍薬と牡丹は同じボタン属にあたるため、花言葉も同じです。

これは、植え替えてからしばらくは花を咲かさないが、一度花を咲かせれば毎年美しい姿を見せてくれるボタン属の特徴に由来しています。

牡丹(ボタン)の開花時期や見頃の季節は?

牡丹は4~6月が開花時期で、4月下旬〜5月頃に見頃の時期を迎えます。また、春と秋に花を咲かせる二季きの寒牡丹という種類もあり、11~1月にも花を楽しむこともできますよ。

古くは赤い花が主流でしたが、今は品種改良がすすみ、様々な色や咲き方をした牡丹がみられます。

牡丹(ボタン)の種類と品種は?

牡丹は、8種ほどの原種から様々な園芸品種が生み出されています。

一重咲き、八重咲き、千重咲き、万重咲きといった多様な咲き方に、白、赤、紅白、紫、黄、黒、ピンク、オレンジなどの花色など、バリエーション豊かな花姿を楽しむことができます。

また、晩秋から初冬にかけて開花する「二季咲き系(寒牡丹)」、冬咲きに調整された「冬牡丹」といった品種もあります。

花王(かおう)

濃い赤色の花びらで、万重咲きをした大輪品種です。丈夫に育つタイプで、鉢植えに向いています。

金閣

黄橙色の花びらの先にオレンジの縁取りが入っています。フランスで開発された中輪千重咲き品種で、切り花、鉢植えなどにおすすめです。

貴婦人

花びらが乳白色をした千重咲き品種です。名前の通り、高貴な雰囲気を漂わせる大輪を咲かせます。

鎌田藤

花びらが紫色の千重咲き品種です。開花直後は紫色をしており、満開になると徐々に赤みを増していく特徴をもちます。

太陽

濃い赤色の花びらをした、八重咲きの大輪品種です。丈夫で育てやすく、安価なので入手しやすい人気のタイプです。

サンダーボルト

花びらが赤褐色の中輪品種です。アメリカで作られた品種で、牡丹には珍しい一重咲きをします。

牡丹(ボタン)の美しい花を楽しもう

牡丹はその美しく豪勢な姿から、女性のファンが多い花ですよね。日本を代表する歌人 与謝野晶子は、歌の中で牡丹の花を「神秘の花」「熱の花」と呼び、いくつもの歌を詠んでいます。

気高く美しい牡丹の花を春に眺めて、華やかな気分にひたるのもいいかもしれませんね。

初回公開日: 2015年06月17日