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ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)とは?育て方は?

色が変わるハーブティーとして親しまれるブルーマロウ。鮮やかな青色が、レモンを入れるとピンク色に変化する様子は、幻想的な雰囲気があります。また、咳や胃炎などちょっとした体の不調に効果があるのもうれしいポイントです。今回は、そんなブルーマロウとはどんな植物なのかと、育て方をご紹介します。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の花言葉とは?

『やさしさ』

古代ギリシャの時代から、ブルーマロウは気管支系の病気を癒やし、鎮痛・鎮静効果があることハーブとして珍重されていきました。この効果・効能が、花言葉の由来となっています。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の学名・原産国・英語

学名
Malva sylvestris
科・属名
アオイ科・ゼニアオイ属
英名
Common mallow
High mallow
Blue mallow
原産地
ヨーロッパ
開花期
5~8月
花の色
別名
コモンマロウ
薄紅葵(ウスベニアオイ)

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)とは?

ブルーマロウ コモンマロウ ウスベニアオイ

ブルーマロウはヨーロッパを原産とするアオイ科・ゼニアオイ属の多年草です。コモンマロウやウスベニアオイという別名でも親しまれています。日本へは、江戸時代に観賞用の植物として渡ってきました。今では、帰化植物として本州より南の地域でよく見かけます。

草丈は60~200cmと高く、手のひらのような形をした大きな葉っぱをたくさん茂らせながら生長します。そして、初夏から濃い紫色の花を茎のつけ根にいっぱい咲かせます。花は直径3~4cmで、花びらの中心に紫色のスジが入ります。中には、薄いピンクの花びらに濃い紫色のストライブが入るもの、淡い青や青色など色々な品種がありますよ。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)はどんな効果・効能のあるハーブ?

ブルーマロウは、色が変化する不思議なハーブティーとして知られています。花にお湯を注ぎ、蒸らすと、青色の美しいお茶になります。その後、レモンを足すことで、赤紫からピンク色へと変化していきます。この色の移り変わりが朝焼けのようであることから、「夜明けのハーブティー」とも呼ばれています。

この青紫色は、アントシアニンという天然色素で、目の機能を維持し、疲れを癒やす働きがあります。また、根や花に含まれる粘液質は、体内の粘膜を保護し、傷ついた粘膜を治す働きがあります。これによって、咳などによる喉の腫れや傷み、胃炎、尿道炎に効果があるとされています。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の育て方のポイントは?

日当たりと水はけのよい場所を選び、弱アルカリ性の土に植え付けることがブルーマロウを育てるポイントです。どちらかというと、湿度の高い環境を好みますが、常に土が湿っていると根腐れを起こしてしまうので注意してください。ただ、生育期の夏は水が足りないと枯れてしまいます。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の種まきの時期と方法は?

ブルーマロウの根は、直根性と呼ばれる地面に垂直に生える性質で、移植を嫌います。種まきをするときは、早い段階で苗を鉢や地面に植え替えてください。種まきの適期は、3~4月か9~10月です。

  1. 育苗箱にバーミキュライトや種まき用の土を入れる
  2. ブルーマロウの種を重なり合わないようにばらまく
  3. 薄く土を被せ、土が乾かないよう水やりをして管理する
  4. 発芽したら、弱い株を間引く
  5. 土が乾いてから水やりをするようにし、引き続き管理する
  6. 本葉が4~5枚になったら鉢や地面に植え替える

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の苗植えの時期と方法は?

ブルーマロウは、一度植え付けたら植え替えをしません。草丈が高くなることを考えて、広いスペースに植え付けていきます。鉢植えは10号鉢に1株、地植えは株同士の間隔を1m以上空けます。苗植えの適期は、3~4月か9~10月です。酸性の土を嫌うので、土の酸性度合いはきちんと調節してから植え付けてください。

鉢植え

市販の草花用培養土か、赤玉土(小~中粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土に苦土石灰を大さじ1杯ほど混ぜたものに苗を植えます。底に鉢底石を敷き、容器の1/3ほどまで土を入れたら、苗の根についた土は崩さず中心に置きます。そして、周りに土を入れて、株を安定させます。

地植え

日当たりと水はけのよい場所を選び、植え付ける2週間前に苦土石灰を混ぜて土作りをしておきます。1㎡あたり100g(コップ1杯)くらい加えるのが目安です。そして1週間寝かせたら、腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜて耕します。その後、苗よりも1回りほど大きな植え穴をスコップで空け、植え付けていきます。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の水やり、肥料の与え方

水やり

乾燥にも多湿にもある程度耐えられる強さがあります。地植えは、特に水やりの必要はありませんが、夏の乾燥する時期は弱りやすいので様子を見て水やりをしてください。

鉢植えは、土の表面が乾いたら水やりをしていきます。夏は朝と夕方の2回水やりをするとよいですよ。また、冬は地上部が枯れていますが、根は生きているので、土が乾いているようなら水やりをします。

肥料

植え付けるとき、ゆっくりと効く緩効性化成肥料をたっぷりと混ぜ込んでいきます。その後、地植えは追加で肥料を与えなくても育ちます。鉢植えは、4月末~9月上旬にかけて10~14日に1回液体肥料を与えるとたくさんの花を咲かせます。

マロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の手入れ!支柱立てや剪定の時期と方法は?

支柱立て

草丈が60cm以上と高くなるので、30cm以上に株が生長してきたら、株のそばに支柱を立てて支えます。

剪定

茎葉が混み合ってくると、風通しが悪くなって病気や害虫の被害にあいやすくなります。気づいたときに、適当に茎葉を間引いて風通しをよくしていきます。草丈を高くしたくないときは、先端を摘む摘心をしていくのも1つの方法です。また、地上部が枯れてしまったら、茎をバッサリと地際から切り取っていきます。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の収穫の時期と方法は?

ハーブティーとして花を収穫するときは、朝に咲いた花を順次摘み取っていきます。1~2日ほど日陰で乾燥させてから、乾燥剤入りの密封できる容器に保存します。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の増やし方!挿し木や株分けの時期と方法は?

ブルーマロウは、種まき、挿し木、株分けで数を増やすことができます。種まきの方法は、上述した通りです。挿し木や株分けは、4~6月や9~10月が適期です。

挿し木

株の根本にできたわき芽を切り取り、増やしていきます。切り口は1~2時間ほど水に浸けてから、弱アルカリ性の土に挿していきます。植え付けたら、たっぷりと水やりをしてください。

株分け

植え付けてから数年経つと、花が小さくなってくるので、株分けをしてリフレッシュさせます。株を土から掘り起こし、根についた土をていねいに取り除いたら、2~3株になるよう根を切り分けてください。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の栽培で注意する病気や害虫は?

マロウは病害虫に強く、生育を脅かすような病気や害虫の被害にはあいません。

ブルーマロウ(コモンマロウ/ウスベニアオイ)の花を咲かせよう!

ブルーマロウ コモンマロウ ウスベニアオイ

色が青からピンクへと変化するハーブティーとして親しまれるブルーマロウ。市販されてもいますが、自分で育てた花から作るお茶は、格別な味わいですよ。丈夫で育てやすいので、ハーブガーデンの仲間に加えやすいこともうれしいポイントです。植物を育て慣れていない人でも、栽培にチャレンジできますよ。

初回公開日: 2016年06月14日