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柚子(ゆず)の育て方!種や苗からの栽培方法は?剪定の時期は?

奈良時代から栽培の記録が残る柚子は、日本の風土に合った育てやすい果樹の1つです。東北地方でも育てられるほど寒さに強く、庭木に加えると果実を楽しむこともできます。今回は、種や苗からの栽培方法や剪定の時期など、柚子の育て方をご紹介します。

柚子(ゆず)の育て方のポイントは?

ユズ 実 柚子 緑 葉っぱ 地植え

木の枝を広がるように手入れをするのが、果実をたくさん実らせるコツです。柚子は、上に向かって枝を伸ばす性質があります。植えたまま放っておくと、果実がつきにくくなるので、真上に向かって伸びる枝は、苗木のうちに麻ひもなどで斜めになるように下に引っ張りましょう。鉢植えは、縁にひもを巻いて、枝に結びつけるとよいですよ。

柚子(ゆず)の種や苗からの栽培方法は?植え付ける時期は?

苗 水やり たねまき

種まき

実の中にある種を取り出し、土にまいて育てるます。ただ、実をつけるまでには、種まきから10年以上かかるため、ゆっくり育てたい方におすすめです。種まきは、8~12月が適期です。

1. 実から種を取り出し、よく水洗いする
2. 1~2晩水に浸ける
3. 育苗ポットに赤玉土(小粒)を入れ、植え穴に種を1粒植える
4. 土が乾かないよう水やりをしながら、室内の暖かい場所で管理する
5. 2~6週ほどで発芽したら、日の当たる場所で引き続き管理する
6. 根が十分に生え、樹高が10~15cmほどになったら鉢や地面に植え替える

苗植え

2月下旬~4月が苗植えの適期で、鉢植えや地植えにして栽培します。いずれの場合も、株元のこぶのような部分が隠れないよう浅く植え付けるのがポイントです。

鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢を準備し、根をよくほぐしてから植えましょう。

地植えは、日当たりのよい場所を選んで、接ぎ木になっている部分の上30~40cmのところで幹を切り、植え付けます。最初は倒れやすいので、支柱を立てて支えます。

柚子(ゆず)の土作り・水やり・肥料の与え方

培養土 作り方

土作り

水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土か、市販の果樹用培養土がおすすめです。地植えは、植え付け2週間前に植え穴を掘り、土に腐葉土を2~3割混ぜて寝かせておきます。

水やり

地植えは水やりの必要はありませんが、夏に土が乾いたら水を与えると生育がよくなります。鉢植えは、土の表面が乾いたら、底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

肥料の与え方

3月、6月、10~11月の年3回、油かすなど有機質の肥料か、液体肥料などの速効性化成肥料を与えます。

柚子(ゆず)の剪定の時期と方法は?

柚子 枝 空 剪定 木 地植え ユズ

育てはじめてから4~5年ほどは、ほぼ剪定をしません。枝を横に伸ばして育てることで実がつきやすくします。5年目以降、2月中旬~4月の間に、混みあった枝や伸びすぎた枝を切り落としていきましょう。

また、前の年に伸びた枝に実をつける性質があるので、実がつかないようであれば、10月頃に前年に伸びた枝を新しく伸びた枝と同じくらいの長さに切り戻すとよいですよ。

柚子(ゆず)の植え替えの時期と方法は?

柚子 木 ユズ 実 黄色 地植え

根詰まりをすると生育が悪くなって枯れてしまうため、鉢植えは1~2年に1回、1回り大きな鉢に植え替えます。手順や時期は、植え付けと同じです。

株を大きくしたくないときは、鉢から株を引き抜き、底と側面の根を3~5cmほど切り落とします。根を1回り小さくしてから元の鉢に戻してください。このとき、鉢と同じくらいの高さに幹も切り戻すと、生育が緩やかになります。

柚子(ゆず)の増やし方!接ぎ木の時期と方法は?

接ぎ木

柚子は、接ぎ木で数を増やします。3月中旬~5月か、8月が適期です。カラタチの木や、種から育てた苗木を土台(台木)として使います。

1. 柚子の枝の先端から10~15cmほどのところから、30~40cmのところを水平にカットする
2. 幹の方の枝の先端が、35度くらいの三角形になるよう左右をカットし挿し穂が完成
3. 土台となる木(台木)を株元から10cmほどのところで一旦水平に切る
4. 台木の株元から3~5cmのところで少しだけ斜めにカットし、角も落としておく
5. 台木の形成層という皮の部分1ヶ所を垂直に2cmほど切り込みを入れる
6. 挿し穂を台木の垂直の切り口にはめ込む
7. 接ぎ木テープを巻いて固定する
8. 上からポリ袋を被せる
9. 密閉して、テープを巻く
10. 2~3週間して新しい芽が生えたら、ポリ袋を取る

柚子(ゆず)の栽培で注意する病気や害虫は?

水やり 肥料 防虫 薬剤 スプレー

ハモグリバエ

葉っぱを食べてしまう幼虫で、被害の跡が絵を描いたような模様になることから、「エカキムシ」とも呼ばれます。大量に発生すると食べ尽くされてしまうので、被害にあった葉は切り取って処分し、殺虫剤を散布して駆除しましょう。

柚子(ゆず)の果実を収穫して楽しもう

ユズ 柚子 収穫 実 黄色 カゴ

柚子の果実は、ジャムや香りづけなど料理に使って楽しむことができます。自分で育てた果実なら、一層おいしく感じられますよ。晩夏から秋にかけてたくさん実をつけるよう、枝を広げるように育てみてくださいね。

初回公開日: 2015年10月29日