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【柚子(ゆず)の効能や栄養】部位別の効果や旬の時期は?

柑橘系のさわやかな香りと、ほのかな苦味が特徴の柚子。奈良時代から栽培の記録が残っているほど、古くから日本人に愛されている常緑植物です。冬至にはゆず湯に入る方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな柚子の効果効能や栄養、旬の時期などについてご紹介します。

柚子(ゆず)の実(果肉)の効果・効能や栄養は?

柚子の効果効能は、実(果肉)、皮(果皮)、種の3つの部分によって違います。それぞれが含む成分や含有量が違うためです。次に、それぞれの効果効能についてご紹介します。

クエン酸や酒石酸、リンゴ酸という酸味の成分を多く含んでいます。これらは、疲労の原因物質である乳酸を分解し、筋肉痛や肩こり、疲労回復効果が期待できます。また、胃液の分泌を促進し、胸焼けや胃痛などの不調を解消する効果があります。

柚子(ゆず)の皮(果皮)の効果・効能や栄養は?

ビタミンCが豊富に含まれています。含有量は100g中150mgと、レモン果汁の約3倍と柑橘類の中でもトップクラスです。

ビタミンCには、コラーゲンの生成を助けて血管や筋肉を丈夫にする働きがあり、貧血や食欲不振の予防、美肌効果があります。また、抗酸化作用もあり、老化防止や病気を予防する効能も期待できます。ゆず湯に入るとお湯にビタミンCが溶け出し、お肌の手入れができてしまいます。

柚子(ゆず)の種の効果・効能や栄養は?

種の表面のヌルヌルした部分は、ペクチン質と呼ばれるもので、血糖上昇の予防やコレステロール値のコントロールをする働きがあります。また、保湿・保水成分があることから、種を使って化粧水を手作りする方も多くいます。

柚子(ゆず)の香りの効果・効能は?

リモネンという香り成分は、大脳に直接働きかかけて、気持ちをすっきりさせる、ストレスを和らげるなどのリラックス効果があります。そのため、柚子から抽出されるアロマオイルは、病院や介護施設でのアロマセラピーに利用されています。湯船に柚子を入れてるとリラックスした気持ちになれるのも香りの効果の1つです。

柚子(ゆず)の旬の時期は?

柚子は、5月頃から花を咲かせはじめ、その後に緑色の実をつけます。実の色が7~8割ほど黄色くなってきたら、収穫の時期です。完熟前に収穫する「青ゆず」は7~10月頃に収穫し、完熟した「黄ゆず」は10~12月頃に収穫され、市場に出回ります。

柚子(ゆず)の収穫の方法は?

自宅で楽しむ場合は、11~12月頃の「黄ゆず」になってから収穫しましょう。また、1月までに実をすべて収穫しないと翌年の実つきが悪くなります。枝にはたくさんの鋭いトゲが生えています。トゲがなくても生長に影響はないので、収穫の前や剪定の際に取り除いておくと安心です。

柚子(ゆず)の保存方法や冷凍保存後の使い方は?

収穫した柚子の実は、収穫してから1週間ほどで香りが少なくなってしまうので、早めに使いきるのがポイントです。

果汁を野菜の風味づけに利用したり、果実を砂糖漬けやジャムにしたりして楽しみましょう。野菜室や常温での保存も可能ですが、使いきれない場合は、冷凍保存することもできます。

皮を幅広にむき、内側の白い部分を取り除いた後、ラップで巻いて冷凍します。

果肉は、半分ずつラップに包み、密閉できるビニール袋に入れて冷凍保存してください。使うときは、皮は凍ったまま細かく刻み、果肉は自然解凍するとよいですよ。

旬の季節に柚子(ゆず)の実を食べて栄養を吸収しよう

柚子は、果肉や果汁だけでなく、皮や種など実のあらゆる部分に体によい様々な栄養が含まれています。古くから日本人に親しまれていたのも、その効果効能を見れば納得です。寒さに強く、育てやすい樹木でもあるので、自宅で柚子の木を栽培して、旬の時期にその実を堪能するのもすてきですね。

初回公開日: 2015年10月29日