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4月の家庭菜園|植えたいおすすめの野菜や果物は?

4月から植え付けられる野菜や果樹について紹介しています。野菜では、市販の苗も出回りますがあえて種まきから苗を育てるのであれば、発芽しやすい時期です。果樹類ではかんきつ類の苗木の植え付け時期です。イヨカンやはっさくなど一般的なみかんを育ててみたい方は、ぜひこの時期に苗木を購入し植付けてみましょう。

4月の家庭菜園の特徴

スイカの苗
4月になると、園芸店やホームセンターなどで夏に向けて育つ野菜の苗などが出回るようになります。4月の気温は本州の平地では大体20度~25度ぐらいと野菜の種まきと種が発芽しやすい時期です。トマトやオクラなど種から育ててみたいという方は、4月中旬頃からゴールデンウィークぐらいまでの時期に合わせて育苗に挑戦してみましょう。

4月の家庭菜園でおすすめの野菜

オクラ

オクラの苗
・植付け(地植えで種まきする場合)
1.種まき2週間前に苦土石灰を1㎡あたり150g程度蒔いてよく耕し、1週間前に堆肥を1㎡あたり3kg、化成肥料を100g/㎡の割合で畑に耕す
2.幅70cm、高さ15~20cmの畝を作り種まきした苗を植え付ける
3.直径4~5cm、深さ1cmの穴を掘り種を4~5粒蒔いたら、上から1cmほど土をかぶせて土を軽く押さえたら水やりをする。※本葉5~6枚で定植する

・市販の苗の選び方
本葉が3~4枚で葉に艶があり緑の濃い幼苗を選びましょう。

(プランター栽培の場合)
プランターで育てる場合は、幅60cm程度、深さ30cm以上の深型のものを用意します。種まきの方法は地植えの場合と同じ要領です。
・収穫期
開花後4~5日くらいで5~8cmくらいになったら収穫しましょう。収穫が遅れると実が硬くなり食べにくくなります。

カブ

白カブ

・植付け(地植えに種まきする場合)
1.種まき2週間前に苦土石灰を1㎡あたり約100g程度蒔いてよく耕し、1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg、化成肥料を100g~150g/㎡の割合で畑に耕す
2.幅75cmの畝を作り種まきした苗を植え付ける。種まきする場合、条間は株の品種に合わせて変える。小カブで15cm、中カブ20~25cm、大カブ40~45cm
3.深さ1~1.5cm、種と種との間を1cmあけて筋まきする。5mmほど土をかぶせ、しっかりと水やりする

・収穫期
小カブは直径4~5cm、中カブ8~10cm中カブは8~10cmくらい大カブは20~30cmくらいの大きさを目安として収穫しましょう。

エダマメ

畑のエダマメ

・植付け(地植えに種まきする場合)
【ポットまき】
ポットまきと同じように直径4~5cm、深さ2cmの穴を掘り、種を3~4粒蒔き、土を被せて水やりする。

1.種まき2週間前に苦土石灰を1㎡あたり約100g~150g程度蒔いてよく耕し、1週間前に堆肥を1㎡あたり1kg、化成肥料を80g~100g/㎡の割合で畑に耕す。過リン酸石灰を約50g入れる
2.幅40cm、高さ10cmの畝を立てる。1条まきの場合は、株間15~20cm、2条まきの場合、畝幅60cm、株間25cm、条間30cmで種まきする。ポットまきと同じ要領で種まきする。

・プランターで育てる場合
プランターで育てる場合は、幅60cm以上、15リットル以上の容量があるものを用意し、市販の園芸培養土を入れてポット苗を植え付ける。株間は20cm程度空けて植え付ける。

・収穫期
エダマメは品種によって収穫までの期間が変わってきます。極早生種であれば80~90日、早生・中生種で90~110日ほどです。株の中央部の

タネまきから収穫までの期間は極早生種で80~90日、早生・中生種で90~110日ほどです。さやの中央部がふくらんだものから順次収穫するか、実がかたくならない程度の株を、株ごと引き抜いても構いません。

トマト

ミニトマト
・植付け(種から育てる場合)
【ポットまきする方法】
9cmポットを使用し、直径3cm、深さ1cmの穴を掘り、3~4粒蒔く。
種が1本で始めたら間引きし、本葉4~5枚になったら12cmポットに鉢上げする。

1.種まき2週間前に苦土石灰を1㎡あたり約150g程度蒔いてよく耕し、1週間前に堆肥を1㎡あたり3~4kg、化成肥料150g/㎡の割合で畑に耕す。リン酸質肥料を約30g入れる
2.幅40cm、高さ10cmの畝を立てる。1条まきの場合は、株間15~20cm、2条まきの場合、畝幅60cm、株間25cm、条間30cmで種まきする。ポットまきと同じ要領で種まきする。
・プランターで育てる場合
1株に対して直径・深さともに30cm以上のものを使用する
プランターで育てる場合は、幅60cm以上、15リットル以上の容量があるものを用意し、市販の園芸培養土を入れてポット苗を植え付ける。株間は20cm程度空けて植え付ける。

・収穫期
ミニトマト、大玉トマトともに赤く熟したものを、早朝の涼しいうちにハサミで切り取り収穫します。

カボチャ

エビスカボチャ
・植付け(種から育てる場合)
【ポットまきする方法】
9~12cmのポットを使用し、深さ1cmの穴に3~4粒種を蒔く。本葉1~2枚の時に2本に間引きし、本葉2~3枚で1本立ちさせます。

1.種まき2週間前に苦土石灰を1㎡あたり約100~150g程度蒔いてよく耕し、1週間前に直径30~40cm、深さ30cmの穴を掘り堆肥を1kg入れる
2.掘り上げた土に化成肥料を50g、過リン酸約20gを混ぜ穴に戻す

3.周りの土をかき寄せて、タテ×ヨコ60cm、高さ10cmの苗床を作りポリマルチをする。1株に対して直径・深さともに30cm以上のものを使用する
・プランターで育てる場合
プランターで育てる場合は、幅60cm以上のものを使用します。大型品種であれば、1株ごとに1つのプランターで植え付けます。

・収穫期
品種によって収穫期は少しずつ違いますが、西洋種は開花後40~45日ほど経つと実のつけねがコルク化し、ひび割れしてくるので、それを目安に収穫する。
日本種は開花後25~30日ほど経つと品種特有の色に色づきます。また実の表面に白い粉をふいたようになってくるので、その状態を目安位に収穫します。

4月の家庭菜園でおすすめの果物

かんきつ類(イヨカン・ハッサク・ブンタンなど)

いよかん
・植付け(庭植えの場合)

※植え付け場所は、日当たりが良く、風通しのよい場所を選んで植え付けます。土質は、水はけが良い場所を選びましょう。

直径・深さ50cm程度の穴を掘り、掘り出した土の半分に赤玉土(小)5:腐葉土2:川砂1の割合で混ぜ、油かす1kg、牛ふん堆肥1kg、骨粉200gを混ぜて埋め戻します。その上から何も混ぜていない土を埋め戻したら、苗を植え付け、残りの土を根元に流し込み、株元を固定するように植え付けます。深植えになりすぎないように注意して植え付けましょう。植え付け後は50~60cmの高さで切り戻します。

・収穫期
花が咲いたら、摘果をしながら実を大きく育てます。
収穫は1株あたり2~3果を目安にしましょう。

スモモ

プラムの木
・植付け
風通しがよく水はけのよい日なたを選び、そこに直径60cm、深さ50cm程度の穴を掘ります。掘り上げた土、赤玉土(大粒)、完熟腐葉土を5:3:2の割合で混ぜ込み、1株当たり300g程度粒状肥料と苦土石灰を施します。植え付けの際、根は広げ、深植えにならないように植え付けます。

植え付け後、50~60cmの長さで切り戻し、支柱を立て、最後に水をたっぷりと与えます。

・収穫期

早生種は6月中旬、晩生種は9月中旬頃に収穫期を迎えます。
果実が色づき、手でさわって柔らかくなるまで完熟させたものを収穫します。

育苗に挑戦するなら4月から!

野菜 ポット苗
トマトやかぼちゃなどは市販の苗も購入できますが、普段買って食べている野菜の種を蒔いて育てることも十分可能なので、より時間と手間をかけて一から育てたいという方におすすめの時期です。
数粒種まきしたものをわざわざ間引くというのももったいないような気もしますが、あえて数粒蒔くことで、鳥害を防いだり、種同士の生存競争率を高め、より丈夫な苗が育つようにという理由もあります。

更新日: 2020年06月29日

初回公開日: 2020年06月29日

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