ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

【簡単な育て方】チューリップの水栽培(水耕栽培)方法

春を代表する花チューリップ。冠のような形をした花は独特で、誰しも1度は目にしたことがありますよね。世界中で人気があることから、盛んに品種改良が行われ、明るいものからダークなものまで自分好みのものが必ず見つかります。そんなチューリップをマンションやアパートで、気軽に育てられる方法が水栽培です。

今回は、チューリップの水栽培の育て方について詳しくご説明します。

チューリップの水栽培(水耕栽培)のポイント

チューリップの水栽培は、球根から育てる場合と、切り花を水挿しにする2通りがあります。

球根から育てるなら、「水栽培用」か「すでに寒さに当てた」球根を選び、根が生えるまでは冷暗所で保管することが水栽培のポイント。また、根が生えるまで冷暗所で管理すると、発根が促されますよ。切り花の水挿しなら、毎日水を入れ替えて新鮮な水を使うことがポイントです。

チューリップの球根の水栽培(水耕栽培)に必要なものは?保存方法は?

チューリップの球根の選び方

チューリップを水栽培で育てるときは、寒さに当たるよう処理が施された「アイスチューリップ」や「春化球根」と書いてあるものを選びます。もし手に入らなければ、通常の球根を紙袋に入れて、9月中旬あたりから2~3ヶ月ほど冷蔵庫に入れてから水栽培をはじめるとよいですよ。

水栽培用の容器

ペットボトル_水耕栽培_イラスト

キットを使ってもかまいませんが、ホームセンターや園芸店で販売されている水栽培専用の容器を利用すると簡単です。近年、水栽培は人気があることから、おしゃれでかわいらしい容器がたくさんありますよ。

また、深さのある瓶にペットボトルで作った受け皿をはめ込んだ自作の容器を使うことも1つの方法です。工作が苦手という人でも簡単に手作りできますよ。できれば15㎝くらい深さのある容器を使うのがおすすめです。

液体肥料

液肥 肥料 水やり 液体肥料

根が十分に生えてきたら、液体肥料を水に混ぜます。これは、水にはほとんど栄養分がないからで、液体肥料を追加することで花の生長を促すためです。水栽培用の肥料を使うと手軽ですし、通常の液肥なら規定量の倍以上に薄めてから与えます。

チューリップの球根の水栽培(水耕栽培)のはじめ方は?

10~11月、遅くとも12月頃からチューリップの水栽培をはじめていきます。

  1. 根の生える部分を傷つけないよう、球根の外側の茶色い皮をむく
  2. 球根の外側に小さな球根がついていれば、取り除く
  3. 水栽培用の容器にはめ込む
  4. 根の部分が水に浸かるよう、容器に水を入れる
  5. 15度ほどの気温が保てる冷暗所に置くか、容器にダンボールを被せて遮光する

チューリップの水栽培(水耕栽培)の管理方法は?

水やり

水が腐らないよう、1~3日に1回、こまめに水を取り替えていきます。根が出てくるまでは、球根のおしりが水に浸かるくらいたっぷりと容器に水を入れます。そして、根が伸びてきたら、1/2~2/3ほど浸かるよう水の量を調節していきます。完全に根が水に浸かってしまうと、腐って枯れてしまうので注意してください。

肥料の与え方

根が伸びてきたら、液体肥料を加えていきます。植え付けから1ヶ月くらい後が、与えはじめる目安です。量は、水に1~2滴たらす程度で十分。肥料のやりすぎは、根腐れのもとになります。水を取り替えるたびに与えるようにしましょう。

容器の置き場所は?

根がしっかりと伸びてくるまでは、日の当たらない暗い場所で管理します。根が伸びた後は、日当たりのよい窓辺などに置きましょう。日光不足になると、長く弱々しく茎が伸びてしまい、草姿が乱れてしまいます。

また、球根が乾燥しすぎないように、暖房器具の風が直接当たらないようにします。花が咲いてからは、涼しい場所に移すと長持ちしますよ。

チューリップの切り花を水挿しにする方法

1. 水あげ

チューリップを切り花にする場合、水の中で茎を切ることが大切です。これを水揚げ(水切り)といいます。水中で切り落とすことで、チューリップが瞬間的に切り口から水を吸い上げる力を利用し、花持ちがよくなります。

バケツやボウルに水をため、水中で生けたい長さの茎下を切り落としましょう。また、葉っぱも水に浸かる部分は切り落としておきましょう。

2. 毎日、水を入れ替える

新鮮な水は、清潔なうえたくさんの酸素を含んでいます。ほこりや雑菌が増えて、放置すると水も腐ります。毎日水を入れ替え、できればそのたびに、再度水あげを行いましょう。

3. 手入れ

花が咲き終わったり、しおれてきたらすぐに取り除いて処分しましょう。放っておくと、雑菌が増えて悪臭を放つこともあります。水やりのときに、切花活力剤を混ぜておくと花持ちがよくなりまよ。

4. 明るく涼しい場所に置く

エアコンの風が直接当たらない、涼しい場所で管理するのが理想です。乾燥や直射日光はできるだけさけて、窓ぎわならカーテン越しに、部屋の隅ならできるだけ蛍光灯の光があたる場所がおすすめです。

チューリップの水栽培(水耕栽培)で注意する病気や害虫は?

室内で育てるので、病気や害虫の心配はほぼありません。ただ、まれにアブラムシがつくことがありますが、早めに使い古しの歯ブラシや、粘着テープなどで取り除けば大丈夫。増えてしまってからの駆除は大変なので、見つけたらすぐに対処してください。

チューリップの切花や球根の水栽培での育て方は簡単

水栽培は、球根から根がどんなふうに伸びていくのか、どんなふうに茎が生えていくのかと、毎日の変化が楽しめる栽培方法です。特にチューリップは、発根までの管理にだけ気をつけていれば、簡単に花を咲かせてくれる水栽培向きの花です。冬休みの楽しみとしてや、はじめて植物を育てる人でも手軽にはじめられますよ。

初回公開日: 2016年04月06日