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リシマキアとは?育て方や種類は?

ライムグリーンやダークグリーンなど豊富な葉色を持つリシマキア。初夏には株いっぱいに花を咲かせ、地面いっぱいじゅうたんのように広がる姿が美しいですよ。丈夫で育てやすく、シェードガーデンなどちょっと植物が育ちにくい環境でも元気に広がってくれます。今回は、そんなリシマキアとはどんな植物なのかや、育て方、種類などについてご紹介します。

リシマキアの学名・原産国・英語

学名
Lysimachia
科・属名
サクラソウ科・オカトラノオ属(リシマキア属)
英名
Lysimachia
原産地
北半球
開花期
4~8月
花の色
黄、紫、白、赤、複色
別名

リシマキアとは?どんな花?

リシマキア

リシマキアは、サクラソウ科・オカトラノオ属に分類される植物の総称です。ヨーロッパやアメリカなど北半球を中心に約200種が分布しており、日本にはオカトラノオをはじめ15種ほどが自生しています。

多年草か小低木で、縦に生長するタイプと、横に生長するタイプがあります。どの品種も寒さや暑さに強く丈夫な性質ですが、ガーデニングでは、横に生長するものがグランドカバーによく利用されています。冬は、地植えであっても霜よけは必要ありません。春~夏にかけて、星形をした2cmほどの小さな花を咲かせ、満開期を迎えると花のじゅうたんが地面いっぱいに広がります。

リシマキアの種類や品種は?

リシマキア・ヌンムラリア

ヨーロッパを原産とするリシマキアの代表品種です。地面をはうように生長することから、グランドカバーやハンギングバスケットに利用されるほか、湿り気の多い環境を好むことから水草としても人気があります。5月下旬~6月にかけて、葉っぱが見えないほどたくさんの花を咲かせます。

リシマキア・ヌンムラリア・オーレア

ヌンムラリアの変種で、金色が混ざった鮮やかな緑の葉っぱが地面を覆うように茂っていきます。まわりを明るくする葉っぱの色や、湿り気のある場所を好むことから、半日陰~日陰の植物が育ちにくい環境に植え付けるのがおすすめ。日差しが強く、乾けば乾くほど黄色が強くなり、反対に日陰で水分が多いと緑が強く出るので、好みの葉色によって環境を調節してくださいね。

リシマキア・シューティングスター

リシマキア・シューティングスターの特徴は、濃い緑色の葉っぱの間に光が差すようにピンク色の斑が入ることです。見た目は繊細な雰囲気ですが、リシマキアらしく暑さや寒さに強く、どんどん横に茎を伸ばして生長していきます。美しい葉色を生かして、ハンギング仕立てに楽しむ人も多い人気品種となっています。

リシマキア・ミッドナイトサン

銅色を帯びた濃い緑色の葉っぱを生やすリシマキア・ミッドナイトサン。落ち着いたシックな雰囲気のグランドカバーを探しているなら、ぜひ取り入れたい品種となっています。初夏に咲く黄色をした星形の花は、暗めの葉っぱと美しいコントラストを作り出しますよ。

リシマキアの育て方のポイントは?

日当たりのよい場所で、たっぷりと水を与えて管理していくことがポイントです。日陰でも育ちますが、日光にある程度当たらないと花つきが悪くなります。ただ、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので注意してください。また、もともと湿り気のある環境を好み、水切れを嫌います。

リシマキアの苗植えの時期と方法は?植え替えは必要?

リシマキア・ヌンムラリア 葉っぱ 黄色

苗植え

リシマキアの種は市販されておらず、苗から育てていくのが一般的です。3~5月か10~11月上旬に、鉢か地面に植え付けていきましょう。

鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に赤玉土(小粒)6:腐葉土3:軽石1の割合で混ぜ合わせたものなど、水はけと水もちのバランスがよい土を入れて、植え付けていきます。市販の草花用培養土に植え付けてもかまいません。

地植えは、地面を耕して腐葉土を混ぜ込めば、特に土質は選ばずに育ちます。横幅50cmくらいは広がるので、グランドカバーにするときは、株同士の間隔を40~50cmほど空けて植え穴を堀り、植えていきます。

植え替え

長い間同じ場所で育て続けていると、株の中心部の生育が悪くなったり、茎が混みあいすぎて株姿が乱れたりしてしまいます。鉢植え、地植えにかかわらず、2~3年に1回は株分けを兼ねて植え替えていきましょう。植え替えの時期や手順は、苗植えと同じです。

リシマキアの土作り、水やり、肥料の与え方

季節 ガーデニング 水やり 花壇

水やり

少し湿っている環境を好みます。鉢植えは土が乾きはじめたら水やりをして、水切れを防ぎましょう。地植えも、土が乾いたら水を与えるようにすると生育がよくなりますよ。

肥料の与え方

植え付けるときにゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。そして、その後は3月上旬の開花前と、生育がよくなる9~10月に2週間に1回液体肥料を施していきます。肥料を与えれば与えただけ生長するので、大きくしたくないときは肥料を控えるようにするとよいですよ。

リシマキアの剪定の時期と方法は?

草姿が乱れてきたら茎先を選定していくと株がまとまっていきます。生育旺盛で、地植えにしていると思いもよらない場所まで茎が伸びていることがあるので、不要な茎を見つけたら季節にかかわらず切り戻していきましょう。

リシマキアの増やし方!株分けの時期と方法は?

リシマキア

3~4月か9~10月に、植え替えを兼ねて株分けをしていきます。地面から株を掘り起こし、同じくらいの大きさになるよう、根をナイフで切り分けていきます。地下茎を伸ばして増える種類は、目数を決めて切り分けるとうまくいきますよ。それぞれを苗植えと同じ要領で植え付ければ、個別に育っていきます。

リシマキアはグランドカバーに人気

リシマキア

地面に広がって生長する種類が多いリシマキアは、グランドカバーに人気の多年草です。葉色にバリエーションがあり、斑の入るものはナチュラルガーデンを作る上では欠かせない存在となっていますよ。また、他のリーフプランツと合せて植え付ければ、葉色の美しさを引き立て合うこともできます。はじめてグランドカバーの栽培に挑戦するなら、リシマキアがおすすめです。

初回公開日: 2016年05月03日