ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

【インゲンの栽培】育て方のポイントや種まきの時期と方法は?

中国の禅僧、隠元(いんげん)が日本へ伝えたとされるインゲン。栄養が豊富で育てやすく、ベランダでも簡単に栽培して楽しめるうれしい野菜なんですよ。

今回は、そんなインゲンの栽培について、育て方のポイントや種まきの時期と方法などをご紹介します。

インゲンの栽培!種まきの時期と方法は?

生育適温は15~25度なので、4~6月が種まきの適期です。3号くらいの育苗ポットへ野菜用の培養土を入れ、指で深さ2cmほどの穴を3ヶ所に空けたら、それぞれに1粒ずつ種をまいていきましょう。

その後は日当たりのよいところで、土が乾かないように水やりをして管理します。本葉が生えたら、生育のよいものを1~2本選んで他を間引き、プランターや地面に植え付けていきます。

インゲンの栽培!苗植えの時期と方法は?

種から育てた苗に本葉が2~3枚生えたら、プランターや地面に植え付けていきます。

10号鉢なら1株、60cmプランターなら2株が植え付けの目安で、根を深くまで春ので深型の容器がよいです。地植えは、土作りをすませた土に、株同士の間隔が30cm以上空くよう植えていきます。

つるあり種は本葉が5~6枚出る頃からつるがどんどんのびはじめます。最終的には1.5~2mくらいまでつるが伸びていくので、緑のカーテン用のネットを張るか、2m以上の支柱を組み合わせて直立式もしくは合掌式に支柱を立ててつるが伸びやすいようにしてあげます。

スペースがないときは、朝顔のあんどん支柱を活用するのも1つの方法です。伸びたつるは、麻ひもなどを使って、支柱にゆるめに結びつけていきます。

つるなし種は、草丈が20~50cmほどにしか生長しないので、倒れないよう90cm支柱をそばに支えるくらいで十分です。

インゲンの育て方!土作り、水やり、肥料の与え方は?

土作り

インゲンは、水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。容器を使って育てるときは、赤玉土(小粒)6~7:腐葉土2~3:バーミキュライト1に大さじ1杯くらい(10gほど)の石灰を混ぜたものがおすすめです。市販の野菜用培養土を使ってもかまいません。

地植えは、30cm以上の深めに耕し、植え付ける2週間前に1㎡あたり両手いっぱい(150~200g)の苦土石灰を加えてよく混ぜあわせておきます。そして、1週間寝かせたら堆肥や肥料を混ぜてさらに1週間寝かせ、土の表面にビニールマルチを張ってから植え付けていきます。

水やり

鉢植えやプランター、地植えにかかわらず、土の表面が乾いたら水やりをすると生育がよくなります。特に、花が咲き終わってから豆を収穫するまでに水切れを起こすと花が落ちたり、サヤが変形したりするので注意してください。

肥料の与え方

植え付けるタイミングで、野菜用の化成肥料かリン酸とカリウムが多い有機肥料を土に混ぜ込んでおきます。

その後は、草丈が20~30cmに生長したタイミングから2週間に1回野菜用の化成肥料を少しずつ、生育の様子を見ながら施していきます。肥料を与え過ぎると、実付きが悪くなるので注意してください。

インゲンの収穫の時期と方法は?

つるあり種は種まきから70日前後、つるなし種は種まきから50~60日ほどで収穫のタイミングを迎えます。

花が咲き終わってから10日ほどたち、豆のサヤが10~15cmほどになったら清潔なハサミで、インゲンの付け根から切り取っていきます。

採取する時期が遅れると、実が固くなるだけでなく、株が余計な栄養を消費して弱るので、インゲンの収穫は早めにするようにしてください。

インゲンの栽培で注意する病気や害虫は?

インゲンは、アブラムシやハダニ、ハモグリバエなどの害虫がつきやすくなっています。特にアブラムシは、株の栄養を吸い取るだけでなく、ウイルス性の病気の媒介となるので、見つけたら野菜用の殺虫剤で早めに駆除していきましょう。

また、株が蒸れたり、日当たりが足りなかったりすると、ウイルス病や炭疽病などの病気にかかる可能性を高めてしまいます。株同士の間隔をきちんと空けて育てることが大切です。

インゲンの栽培のポイントは?

生育期に水をたっぷりと与えますが、肥料は与えすぎに注意することがポイントです。水が切れると花が落ち、実付きが悪くなってしまいます。また、マメ科特有の根粒菌によって空気中から窒素を取り込めることから、肥料を与えすぎると花つきが悪くなるので注意が必要です。

つる性の「つるあり種」と、草丈が低くつるが伸びない「つるなし種」があり、サヤの形も「丸さや」から「平さや」など種類は豊富。はじめて育てる人は、栽培期間の短いつるなし種がおすすめです。

はじめてインゲンを栽培するならつるなし種からはじめよう

野菜の栄養を効率よく摂取するには、採れたてをすぐ調理して食べるのが一番だとされています。特に栄養素の豊富な緑黄色野菜は、毎日の食卓に取り入れたいこともあり、家庭菜園でどんどん育てていきたいですよね。

インゲンなら、つるなし種からはじめてみてください。素揚げにして塩を振るだけで、おいしく味わえますよ。

初回公開日: 2016年05月03日