野生で見つかる可能性が1/10,000といわれる四つ葉のクローバー。もともと、三つ葉だったシロツメクサの葉っぱが、何らかの要因で1枚葉っぱが増えた変種です。今回は、そんな四つ葉のクローバーについて、種まきや苗植えなどの育て方をご紹介します。
四つ葉のクローバーを育て方のポイントは?
四つ葉のクローバーは、寒さにしっかり当てることで花が咲き、肥料を少なめにすることで丈夫に育ちます。陽の当たる時間は関係なく、寒い環境にいることで開花が促されるんですよ。また、繁殖力が高いので、肥料を与えると茂りすぎてしまい、手におえないこともしばしば。一度広がってしまうと、完全に取り除くことがむずかしいので、植え付ける場所は慎重に選んでください。
四つ葉のクローバーの種まきや苗植え!鉢植えと地植えの時期と方法は?
四つ葉のクローバーは、種まきは4~5月か9~10月、苗植えは4~5月が適期です。地植えは、10cmほど掘り起こしておいた庭土に苗を植えます。株同士の間隔は、20~30cmほど空けるとよいですよ。
鉢植えは、鉢底ネット、軽石の順に鉢を入れ、土を鉢の1/2ほどの高さまで入れたら、中心に苗を置きます。そして、苗の周りに土を入れて株を固定していきます。鉢は、日当たりがよく少し肌寒い窓際など外の空気に触れやすい場所か、軒下に置くのがおすすめです。
四つ葉のクローバーの土作り、水やり、肥料の時期と方法は?
土作り
鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土か、草花培養土を準備します。地植えは、特に土質を選ばずどんな場所でも育ちます。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いたり、葉っぱに元気がなくなったりしたらたっぷり水をあげましょう。地植えに水やりの必要はありません。
肥料
シロツメクサの属するマメ科の植物は、根粒菌という空気中の「窒素」を取り込める菌が根についていることが特徴です。肥料の3要素である窒素が自給自足でまかなえるので、基本的には肥料を与える必要がありません。少し元気がないなと感じたときだけ、液肥を2週間に1回くらいを目安に与えてみてください。
四つ葉のクローバーの増やし方!水栽培の時期と方法は?
植え付けの適期である4〜5月、9〜10月頃に水栽培で数を増やせます。あまり一般的な方法ではありませんが、水を張った容器につるの切り口や根を挿しておくだけでも生長していきますよ。毎日水を入れ替えて管理することがポイントです。
四つ葉のクローバーの栽培中に注意する病気や害虫は?
四つ葉のクローバーの栽培で注意したいのは、カビやアブラムシ、イモムシです。特にカビは、下の葉っぱから侵食していき、病気となって株全体に広がっていきます。そして、葉が落ちてしまい、株も弱って枯れてしまいます。予防のためには、できるだけ乾燥を心がけ、見つけたら殺菌剤を散布したり、鉢ごと水につけて水死させたり、洗い流したりしていきます。
風水上運気の上がる四つ葉のクローバーを育てよう
四つ葉のクローバーは珍しいことから、和洋の文化を問わず運を呼びこむアイテムとして人気があります。特に風水では、恋愛運を高めるとされ、ハートのモチーフと組み合わせるとよいとされていますよ。そんな四つ葉のクローバーを育てるなら、まずは苗を探してみましょう。人に踏まれた後など、変化がありそうな場所に生えていることが多いですよ。人が通りそうな場所を探すと見つかるかもしれません。ぜひ、四つ葉のクローバーを見つけて、数を増やしみてください。
更新日: 2016年05月11日
初回公開日: 2016年05月11日