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パイナップルの育て方!栽培のポイントや苗木の植え付け方法は?

松ぼっくりのような形が特徴的なパイナップル。最も広く知られるトロピカルフルーツの1つとして親しまれ、カットされたものは1年中店先にならんでいますよね。南国のイメージが強いので、日本での栽培はむずかしそうに感じますが、実は自宅でも簡単に育てられるんですよ。今回は、そんなパイナップルの育て方について、栽培のポイントや苗木の植え付け方法などをご紹介します。

パイナップルの育て方のポイントは?

酸性の土に植え付け、気温が保てる日当たりのよい場所で育てることが長くパイナップルの栽培を楽しむコツです。パイナップルは高温多湿を好み、生育適温が20~30度と高め。そのため、冬は室内に取り込みやすい鉢やプランターに植え付けていきましょう。

パイナップルの苗木の植え付け時期と方法は?

パイナップルは、沖縄や南九州地方のような一部の暖かな地域では地植えができますが、一般的には鉢植えで栽培します。市販の苗を購入するか、市販のパイナップルの葉っぱが付いたクラウンの部分を用いて育てていきます。植え付けは5~6月が適期ですが、パイナップルのクラウン部分を使うときは、6~8月頃がおすすめです。

  1. 市販のパイナップルの葉っぱが付いた部分を2~3cmほど果肉を付けて切り取る
  2. 下葉を5~6枚ほど取り除き、果肉の周辺をそぎ落として芯を出す
  3. 3~4日ほど日陰で切り口を乾かす
  4. 5号くらいの大きさの鉢に鉢底石を入れる
  5. 赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2の土に苗木を挿す
  6. 十分に水やりをしたら、1ヶ月ほど明るい日陰で乾燥気味に管理する
  7. その後は日当たりのよい場所で管理する
  8. 1~2ヶ月くらいたって発根したら春~秋は屋外、気温が15度を下回ったら室内で管理していく

パイナップルの水やり、肥料の与え方とは?

水やり

春~秋にかけて、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水を与えましょう。パイナップルの実が付いてからは、特に水の必要量が増えるので、乾燥に注意してください。冬は、10~13度程度の気温であれば乾かしすぎないように水やりをしますが、下回るなら水やりの回数を減らし、多少乾かし気味に管理します。暖房を使っているときは、湿度を保つために葉っぱに霧吹きで葉水するとよいですよ。

肥料

生育期にあたる5~9月は、1.5~2ヶ月に1回、油かす6:骨粉4の割合で混ぜ合わせた有機肥料か、リン酸がやや多めの緩効性化成肥料を施していきます。

パイナップルの剪定の時期と方法は?

パイナップルを長く育てていると、下の方の葉っぱが枯れてくることがあります。そのままにしておくと見苦しいだけでなく、株がむれて病気や害虫を引き寄せる原因となってしまうので、見つけたらこまめに取り除いていきましょう。パイナップルの葉っぱはギザギザとしており、当たると痛いので、作業をするときは軍手をしておくと安心です。

パイナップルの収穫の時期と方法は?

苗から育てて2~4年ほどたつと果実が付きます。8~9月頃が収穫の適期で、実の3~5割くらいが黄色く色づいたら完熟の目安です。香りが強くなり、実がやわらかくなったら果実のすぐ下の茎を切り取って収穫してください。収穫後のパイナップルは、あまり日持ちしないので、早めに味わうとよいですよ。

パイナップルの栽培で注意する病気や害虫は?

パイナップルは丈夫な果樹で、致命的な病気や害虫にはかかりづらい強さを持っています。ただ、まれにカイガラムシやハダニといった、株の栄養を吸い取る害虫の被害にあいます。見つけたら薬剤を散布したり、株から直接引き剥がしたりして駆除していきましょう。定期的に葉水をすることで、ハダニは予防することができますよ。

パイナップルは育て方の簡単な果樹であり観葉植物にもなる

パイナップル3

パイナップルが実をなすまで3~4年もかかりますが、品種によっては葉っぱに赤や白の美しい筋が入るものがあるなど、観葉植物として楽しめるものもたくさんあります。育てる手間がそれほどかからず、病害虫に強いことも、長く付き合えるポイント。不思議な実の付き方をするので、その姿を栽培して確かめてみてくださいね。

初回公開日: 2016年05月23日