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スリット鉢とは?使い方や効果、自作の方法は?

植物を育てようと思って、ホームセンターや園芸店に向かうと、色々な素材や見た目をした鉢に出会いますよね。陶器やプラスチック、浅いものや深いものなど、一体何を選んだらよいのか迷ってしまいます。そんな中でスリット鉢は、近年植物の生育によいと注目高めている植木鉢なんですよ。今回は、そんなスリット鉢とは何なのか、使い方や効果、自作の方法などをご紹介します。

スリット鉢とは?

スリット鉢とは、鉢の底面にスリット(切れ込み)が入っているプラスチック製の鉢です。大地での根張りと同じ環境を鉢の中で再現できる、理想的な形の鉢とされています。特に、植物は根を張りやすくする効果が期待できることから、根詰まりの防止や植え替えの回数を減らすことができます。

スリット鉢の効果は?

植物を通常の植木鉢で育てると、水分や養分を求めて「サークル現象」と呼ばれる根が鉢の中をぐるぐると回ってしまう状態を引き起こします。鉢の底にスリットが入ることによって、鉢底面の水分を除去し、酸素を取り込めることから、根が健全な状態で生育します。また、樹幹の直下からも根が伸びるほか、たくさん発根するので土の90%を使うことができ、肥料の吸収がよくなります。結果的に、栽培ロスを減らして花がたくさん咲き、実が早く付いて大きくなることにつながります。

根がよい状態に育つことで、植え替えの回数が最小限ですむほか、通気性と排水性がよいので鉢底石を準備する必要がないこともうれしい効果です。

スリット鉢の使い方は?どんな植物が合う?

スリット鉢に植物を植え付けるとき、スリットのところから土が漏れ出ないかと心配になりますよね。きちんと水で土を湿らせながら植え付けることと、水やりをするときに強く水をかけすぎないことがポイントです。他の植木鉢とくらべて水はけと通気性がよくなり、土が乾燥しやすくなることから、乾燥に気をつけ、手で水やりをするとよいですよ。また、受け皿に載せておくと、土がこぼれる心配もありません。

土漏れにさえ気をつけておけば、スリット鉢は、果樹や野菜、観賞用といったあらゆる園芸植物に最適な植木鉢です。特に深根性のバラは、下に根を張る性質をもつので、スリット鉢との相性がよいですよ。

スリット鉢の自作の方法?

スリット鉢は、市販のプラスチック鉢をリメイクして簡単に作ることができます。100均で買えるようなノコギリで鉢の底へ縦に切れ込みを入れ、そこをカッターで切り落せば完成です。切れ込みは、2本以上入れるようにし、鉢の1/3の深さが適当ですよ。

スリット鉢でガーデニングを楽しもう

スリット鉢は、安く購入できる植木鉢で、見た目にさえこだわらなければ、植物にとって最適な生息環境を作り出すことができます。また、植え替えなどの回数も減らせるので、効率的にガーデニングをすすめたい方におすすめ。これから鉢植えで植物を育てようと思っている人は、ぜひスリット鉢で栽培をはじめてみてください。