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イチジク(無花果)の旬の時期は?種類や品種、花言葉は?

イチジクは人間とかかわり合いの深い植物です。世界各地の伝承に登場しているように、人類最古の栽培植物ともいわれています。有名なのは旧約聖書のアダムとイヴの話で、蛇にそそのかされて知恵の実であるイチジクを食べると、裸であることが恥ずかしくなり、イチジクの葉を腰に巻き、裸を隠したと記されています。また、新約聖書ではキリストが実のならないイチジクに呪いをかけて枯れさせたという話もあります。今回は、そんなイチジクについて、旬の時期や種類・品種、花言葉などをご紹介します。

イチジク(無花果)の花言葉!意味や由来は?

『子宝に恵まれる』『多産』『実りのある恋』『裕福』『平安』『証明』

「子宝に恵まれる」「多産」は、古代ローマでお酒の神様バッカスがイチジクの木にたくさんの実をつけさせる方法を教えたことに由来していると考えられています。「実りある恋」は、身の中で咲くたくさんの花が全て種になることにちなんでつけられた花言葉です。「証明」という花言葉は、キリストの言葉通りに枯れたためだといわれています。

イチジク(無花果)の学名・原産国・英語

学名
Ficus carica L
科・属名
クワ科・イチジク属
英名
fig tree
原産地
アラビア南部
収穫期
6〜10月
開花期
5〜6月
花色
別名
無花果(イチジク)
映日果(イチジク)

イチジク(無花果)とは?どんな花や実をつける植物?

無花果 イチジク

イチジクは、クワ科イチジク属の落葉高木です。または、果実のことをイチジクと呼びます。果実は、食物繊維が豊富で、他にもビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルを含んでいます。庭木として育てやすく、収穫した果実が美容や健康によいことから、実は人気のある果樹の1つなんですよ。

イチジクは雌雄異株ですが、受粉しなくても実がなるので、2本以上植える必要がなく、プランター植えにすると樹高も1mほどに抑えられるというところも人気のあるポイントです。ただ受粉していないと、果実はできても種ができません。

名前の由来

ちなみにイチジクという名前は「一熟」が転化したといわれています。これは毎日ひとつずつ実が熟すからという説やひと月で実が熟すからという説などがあるようです。そして漢字では「無花果」と書きます。これはイチジクの花は実の中にあり、外からは見ることができないためこのように書かれるようになったといわれています。

イチジク(無花果)の旬の季節や開花時期は?

イチジクの旬の時期は、6〜10月です。初夏と秋に収穫するタイプに分かれ、年に2〜3回ほど収穫期があります。名前の通り、外見上花が咲くことはありませんが、5〜6月頃、果実の中で花が育ち、種へと変化していきます。

イチジク(無花果)の種類や品種は?

ビオレドーフィン

甘味が強く、酸味が少ない品種です。果汁が多く香りが強く、成熟してもおしりが裂果しません。収穫時期は6月下旬〜7月上旬で、100〜150gと大きめの果実を実らせます。果形は短卵、果皮は赤紫、果肉は淡黄色をしています。

早生日本種

乾燥に強い品種です。夏果も少し採れますが秋果がメインでたくさん実をつけ、果肉はやややわらかく酸味が強いのが特徴です。収穫時期は9月上旬〜11月下旬、果皮は赤紫、果肉は淡桃色、円形で100gほどの果実を実らせます。

ホワイトアドリアチック

イタリア、南フランスが原産で耐寒性も強く非常に育てやすい品種です。果皮が薄く、丸ごと食べられます。収穫時期は9月中旬〜11月頃です。実は大きめです。果形は短卵、果皮は緑~黄緑色で、果肉は白~ピンク色をしています。香りが強く、生果、ジャムに向いています。

セレスト

樹勢がそれほど強くなく、コンパクトに栽培したい方におすすめの品種です。皮が薄くねっとりとした食感で甘みが強いのが特徴です。収穫時期は8月上旬〜9月中旬で、果形は長卵、果皮は赤紫~紫褐、果肉は灰白〜淡紫紅色をした少し小ぶりな果実が実ります。

ザ・キング

果肉はなめらかで、きめが細かく、生果やドライフルーツにして食べられる品種です。収穫時期の6月下旬〜7月下旬には、たくさんの果実が実ります。実は80g前後と小ぶりで、果形は短卵、果皮は黄緑、果肉は赤色をしています。

アーチペル

やわらかい果肉と、香りが強い品種です。たくさん実る果実は、甘くて食べやすく、生のままでも食べやすいのが特徴です。収穫時期は、8月下旬〜9月下旬で、実は80g前後、果形は短卵、果皮は銅~金、果肉は淡桃~ピンク色をしています。

アーティナ

果実は小さいのですが、糖度が高く、収穫量が多い家庭栽培向きの品種です。収穫時期は8月下旬〜10月下旬で、実は40gほど。果形は短卵、果皮は淡黄緑、果肉は乳白〜淡黄褐色な果実をたくさん実らせます。

ドーフィン

お店で売られている一般的なイチジクといえば、本種をさすことがほとんです。日本人に馴染みの深い味で人気がある、栽培が簡単な品種です。夏秋に収穫できる品種ですが、収穫時期は8月中旬〜10月下旬で、実の大きさは70〜150gです。果形は長円、果皮は赤褐、果肉は乳白~淡桃+淡紫紅色をしています。

ゼブラ・スィート

糖度がとても高く、とてもなめらかな味のする品種です。果実は小さめで、青と白のしま模様があって観賞用としても人気があります。収穫時期は8月下旬〜10月頃、しま模様が薄くなったことが食べごろです。

季節に合わせた種類のイチジク(無花果)を育ててみよう

いちじく

イチジクは1本育てば、そこから挿し木で比較的簡単に数を増やしていける果樹です。プランターや鉢で育てられるのも家庭菜園向きな理由の1つ。品種によって初夏や秋収穫などが違うので、ご家庭に合ったおいしいイチジクを育ててみてください。

更新日: 2016年06月13日

初回公開日: 2016年06月13日