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バニラの花言葉と育て方!どんな香りがする?

アイスクリームのバニラ味の元になっているのが、植物のバニラです。植物由来の天然香料で、香水やシャンプー、食品など幅広く利用されます。でも、植物のバニラを知っている方は少ないのではないでしょうか。そこで今回はバニラの花言葉や育て方、どんな香りがするのかなどをご紹介します。

バニラの花言葉とは?

『永久不滅』

バニラの甘い香りは、とても濃厚で印象的。ただ、花の寿命はたった1日しかありません。この香りと花の寿命とのギャップや、記憶に残るほど強い香りを放つことに由来して、「永久不滅」という花言葉が付けられました。

バニラの学名・原産国・英語

学名
Vanilla planifolia
科・属名
ラン科・バニラ属
英名
Vanilla
原産地
メキシコなど中央アメリカ
開花期
4~6月
収穫期
10〜4月(開花から6〜10ヶ月後)
花の色
黄緑
別名

バニラとは?どんな香りのする植物?

バニラ

バニラはラン科バニラ属に分類されるつる性の着生ランです。メキシコからパナマ、さらに西インド諸島のあたりを原産としています。

つるを樹木などに絡ませてどんどん生長し、10mほどに生長します。中には長さ60mを超える株もあります。肉厚な葉っぱは、楕円形で光沢があり、10~20cmほどの大きさがあります。春になると、淡い緑色の花を咲かせます。ラン科の植物独特のトランペット型をしていて、長さは6cmほどとなっています。

花や香りの特徴は?

花は香りがなく、早朝に咲くと夜にはしぼんでしまうくらい寿命が短いです。この花が結実するといんげん豆のようなサヤが付き、中に豆ができます。実が熟したものが香料として知られるバニラビーンズで、甘く濃厚な香りを放ちます。

名前の由来

Vanillaとは、スペイン語のVainillaが語源で、小さなサヤという意味があります。結実した後に付く果実の姿に由来して付けられました。

バニラの種類や品種は?

バニラの種類は、100以上あると言われています。そのうち、観葉植物などとして親しまれている代表品種を2つご紹介します。

バーボンバニラ(Vanilla Planifolia )

バニラ バーボンバニラ

バーボンバニラは、メキシコ原産の品種です。甘くマイルドな香りはキャラメルを思わせます。私たちが普段アイスクリームやカスタードクリームといったスイーツの香り付けに利用しているのは、この種類がほとんどです。

タヒチアンバニラ

タヒチアンバニラは、バーボンバニラと比べ、平たく太いサヤをしています。ムスクに似た濃厚な香りがすることから、恒久なレストランやホテルのシェフたちに愛用されています。

バニラの育て方のポイントは?

日当たりがよい、高温多湿の環境で育てるのがポイントです。バニラは、暖かい中央アメリカが原産で冬の寒さが苦手。そのため、場所を移動しやすい鉢植えにして室内で育てます。長く育てているとつるがどんどん伸びるので、あんどん支柱やトレリスに絡ませて誘引してあげます。直射日光など強い日差しにあたると葉焼けを起こすので、置き場所に注意してください。

バニラの苗植え、植え替えの時期と方法は?

ミズゴケ 水苔 ミズゴケ

バニラを植えたり植え替えたりするのは、6~7月が適期です。着生ランなので、水苔を土壌にして栽培します。また、鉢は小さめがおすすめです。根詰まりを起こさないように、2年に1回くらいのペースで1回り大きな鉢に植え替えてください。

  1. 新しい水苔を水で湿らせる
  2. 根に付いた古い水苔をていねいに取り除く
  3. ボール状にまとめた水苔の上に、バニラの根を広げながら置く
  4. 根の周りを水苔で覆う
  5. 鉢に根と水苔を収める

バニラの水やり、肥料の与え方

水やり

水苔が乾燥する前に水やりをたっぷりしてください。高温多湿の環境でよく育つので、常に水苔が湿った状態を心がけます。葉っぱには、霧吹きで水を吹きかけ、湿度を保ちます。ただ、気温が15度以下になると生育がにぶり、吸水量が減ります。室温が下がる冬は、水苔が乾いてから水やりをしてください。

肥料

4~6月と8~9月の間、2~3ヶ月に1回粒状の緩効性化成肥料を与えるか、2週間に1回液体肥料を水やり代わりに与えます。

バニラの増やし方!挿し木の時期と方法は?

バニラは、6~7月に挿し木で数を増やせます。水苔に2節以上の長さで切り取った枝を挿して(挿し木をして)おけば、簡単に根を出して新しい株として育ってくれます。節々から気根を出すので、気根を水苔で巻くと簡単です。

バニラの栽培で注意する病気や害虫は?

バニラを低温で過湿にすると、葉に斑点性の病気が出ます。15度以下になるときは、乾燥気味に管理してください。また、10~4月頃まで室内に取り込んで低温障害にならないよう、「低温+乾燥」か「高温+多湿」を保つよう気をつけましょう。

バニラの実は収穫できるのに3~4年かかる

バニラ

バニラは熱帯地域を原産とする植物で、高温多湿の環境が大好き。また、大株にならないと花を咲かせないので、実を付けるまでには3~4年の期間が必要になります。そのため、日本でバニラビーンズを収穫するのはなかなかむずかしいかもしれません。ただ、葉っぱがかわいらしく、つる性でハンギング仕立てにするとかわいらしいので、観葉植物として長く栽培していけるとよいですね。

初回公開日: 2016年06月18日