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大角豆(ササゲ)とは?栽培方法は?

涼しそうな姿で暑さを和らげてくれるグリーンカーテン。中でも濃い緑のサヤを房なりに垂れ下げる姿を見せてくれるのが、大角豆です。また、見た目だけでなく、インゲンのように食べられる楽しみ方もうれしいポイントです。今回は、大角豆とはどんな植物なのかと、栽培方法についてご紹介します。

大角豆(ササゲ)の学名・原産国・英語

学名
Vigna unguiculata
科・属名
マメ科・ササゲ属
英名
Black-eyed pea
Cow pea
原産地
アフリカ
開花期
7~9月
収穫期
7~9月
別名
大角豆(ダイカクマメ)

大角豆(ササゲ)とは?

マメ科ササゲ属である大角豆は、アフリカを原産とする一年草です。古くから熱帯地域に広がっており、日本でも平安時代から栽培されていたという記録が残っています。

ツルありとツルなしの品種がありますが、スイートピーに似た花が結実すると、サヤを付けます。サヤは濃い緑色で30~100cmと長く、インゲンに似た見た目をしています。マメ科の中でも特に高温や乾燥に強く、真夏でもどんどん大きく生長していきます。実は、茹でて和えものや炒めものにして食べることができますよ。

大角豆(ササゲ)の栽培方法!育て方のポイントは?

気温が高くなったら植え付け、サヤができはじめたときに肥料を与えると大きな実を収穫できます。暑さや乾燥にとても強い反面、大角豆は寒さにとても弱くなっています。霜の心配がなくなってから、育てていきましょう。

大角豆(ササゲ)の種まきの時期と方法は?

発芽適温は20~25度で寒さにとても弱いことから、霜の心配がなくなった4~7月中旬に種まきをしていきます。たくさん育てるときは土に直接種まきをして育ててもかまいませんが、育苗したほうが必要な株の数だけ育てられるので、家庭菜園にはおすすめです。

  1. 育苗ポットに種まき用培養土を入れる
  2. 中心に指で深さ1cmほどの穴を空ける
  3. 3~4粒種をまき、土を被せる
  4. 土が乾かないよう水やりをして管理する
  5. 本葉が1~2枚生えたら、1ポットにつき2本になるよう間引く
  6. 本葉が3~4枚になったら、鉢や地面に植え替える

大角豆(ササゲ)の苗植えの時期と方法は?

大角豆の根は弱く移植が苦手なので、植え替えのときは注意してください。根に付いた土は崩さないように、鉢や地面に植え付けていきます。株同士の間隔は30~40cm空けるようにします。

鉢・プランター植え

深さが30cmあるもので、10号鉢に1株、60cmプランターに2株が植え付けの目安です。容器の8割くらいまで土を入れたら、苗よりも1周り大きな植え穴を掘り、苗を置いていきます。土は、市販の野菜用培養土を使うと簡単です。苗を安定させたら、株元をワラや黒マルチで覆うと、乾燥を防いで生育を保てますよ。

地植え

  1. 植え付ける2週間前に、1㎡あたり100~150g(コップ1杯)の苦土石灰を土に混ぜて寝かせる
  2. 植え付け1週間前に、堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込み、幅100cm、高さ10~15cmの畝を立てる
  3. 株同士の間隔が30~40cm空くよう、植え穴を掘って苗を植える
  4. たっぷりと水やりをしたら、土をワラや黒マルチで覆う

大角豆(ササゲ)の土作り、水やり、肥料の与え方

水やり

水が足りないと、サヤが固くなってしまいます。鉢やプランター植えは、土の表面が乾いたら、底から流れでるくらいたっぷりと水やりをします。地植えは、特に水やりの必要はありません。

肥料の与え方

窒素肥料が多いと、つるボケして着果がわるくなります。植え付け時にたっぷりと堆肥を混ぜ込んだら、サヤが付いたタイミングで野菜用の肥料を少し与えるだけで十分です。

大角豆(ササゲ)の手入れ!誘引や支柱立て、摘芯の時期と方法は?

誘引と支柱立て

ツルが伸びてきたら、支柱を立てて誘引します。ツルが3m以上になる品種もあるので、長くて丈夫な支柱を準備してください。緑のカーテンに仕立てるときは、株のそばにネットを張っておきます。

摘芯

本葉が5枚ぐらいになったら、芽の先端を摘みとってわき芽を生やしていきます。これによって、ツルの本数が増え、株のボリュームが増して実付きもよくなります。

大角豆(ササゲ)の収穫時期と方法は?

大角豆は、7~9月が収穫の適期です。種まきから80日後くらい、花が咲いてから15~20日後に細く長いサヤが付きます。収穫が遅れると、固くなってしまうので、適期は逃さないようにしてください。三尺ササゲなら、サヤの長さ30cmくらいが収穫の目安となります。収穫したら、密閉できる袋に入れて、冷蔵庫に入れておくと鮮度が保てますよ。

大角豆(ササゲ)の栽培で注意する病気や害虫は?

病気や害虫に強く、育てやすい植物ですが、雨が振った後は被害にあいやすくなります。注意するのはモザイク病とアブラムシです。いずれの病害虫も、株が蒸れると感染するので、株同士の間隔はしっかりと確保し、ツルの混み合っているところは適度に剪定をして風通しをよくしてください。被害にあったときは、専用の薬剤を散布して駆除していきます。

大角豆(ササゲ)のグリーンカーテンは夏におすすめ

ササゲ

大角豆は、葉っぱの蒸散作用によって気温を下げる効果はもちろんのこと、すだれのような見た目や、実が食べられることなど、栽培していると色々な楽しみ方があります。省エネルギー化によりグリーンカーテンはますます注目されていますが、何から育ててみようか迷っている人は、大角豆がおすすめですよ。

更新日: 2016年07月12日

初回公開日: 2016年07月12日

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