バラは育てる手間がかかる植物として知られています。だからこそ、花が咲いたときはうれしい気持ちになりますよね。そんな大切に育てた花を飾って楽しむために、ボタニカルキャンドル作りにチャレンジしてみませんか?切り花やドライフラワーとはまた違った魅力がありますよ。
今回は、バラの花びらを使ったボタニカルキャンドルの作り方をお届けします。
そもそもボタニカルキャンドルってなに?
『ボタニカル』とは、草花をはじめ葉っぱや果物など「植物全般」のことを意味する英語です。そんな植物をロウの中に閉じ込めたのがボタニカルキャンドル。ナチュラルな風合いがあり、組みあわせる植物によって雰囲気も変わるので、自分好みの植物で楽しむ方も多いんですよ。
ボタニカルキャンドルの作り方!押し花を作って下準備をしよう
生のバラをそのまま使ってしまうと、ロウの熱で花びらが変形したり、焦げたりしてしまいます。そうならないために、バラを押し花にして使います。
ボタニカルキャンドルの作り方!準備するものは?
準備するもの
- ティッシュペーパー
- 厚めの本
- 生のバラ
- カッターナイフ
バラの押し花の作り方は?
1. バラの花びらを摘む
バラの花びらを、途中でちぎれないようていねいに1枚ずつ指で摘み取っていきます。
2. 中心の花びらは3~4枚残す
バラの中心にある花びらを3~4枚残して、周りを数枚摘み取ります。
3. バラの中心にカッターナイフを入れて縦に切る
バラの中心部分は、水平にカッターナイフを入れて、縦に切り分けます。これを広げると、バラの花が自然に咲いているときのような押し花が出来あがります。
4. 花の中心にあるワタを取り除く
バラの中心にある雄しべや雌しべ、ワタは手で取り除いていきます。残っていると、きれいな押し花にならないので、きちんと採りきってしまいましょう。ただ、このとき力を入れすぎてしまうと、花びらの形が崩れてしまうので注意してください。
5. 花をティッシュの上に広げてプレス
花びらがきれいに分けられたら、重なり合わないようティッシュの上に広げます。後は、厚めの本に挟み、重しを載せます。5~7日ほど置いておけば、押し花の完成です。
ボタニカルキャンドル作り方!準備するものは?
- 平筆
- ロウソク:10~15本
- クレヨン
- バラの押し花
- 割り箸
- ヒモ
- ガラス容器
- 片手鍋
ボタニカルキャンドルの作り方!
1. ロウソクを砕く
ロウソクは溶かしてボタニカルキャンドルにしていきます。用意したロウソクが長いときは、溶けやすくなるよう数ヶ所に切れ込みを入れ、折るように砕いていきましょう。中心にあるヒモはこのとき取り除いてください。
2. ロウソクの先端は縦に切ってヒモを取り除く
ロウソクの先端は、縦に切れ目を入れると簡単にヒモが取り除けます。
3. 湯煎でロウソクを溶かす
砕き終わったロウソクは片手鍋やボウルに入れ、湯煎にかけて溶かしていきます。フライパンで沸かしたお湯に片手鍋を入れると、じっくり時間をかけてキレイに溶けますよ。
4. 残ったヒモを取り除く
ロウソクの中に残っていたヒモは、割り箸を使って取り除いていきます。そのままにすると、ロウソクがキレイに固まらなくなるので注意してください。
5. 容器の表面にバラの花びらを貼り付ける
ガラス容器の側面にバラの押し花をレイアウトしたら、溶かしたロウソクを平筆で塗って貼り付けていきます。ロウソクはすぐに固まってしまうので、作業は慎重に、でもスピーディーに進めたいですね。
6. 花びらと容器の間にすき間がないかチェック
花びらと容器の間にすき間があると、そこへロウソクが入り込んで花びらが内側に沈んでしまいます。すき間がないかチェックし、花びらが浮いているところはロウソクを平筆で塗って密着させましょう。
7. 容器にヒモを垂らす
花びらが全部容器に貼れたら、火を灯すヒモを垂らします。割り箸にヒモをくくりつけ、中心から垂らしてください。
8. 溶けたロウソクを容器に流し込む
溶かしたロウソクをガラス容器の中に注いでいきます。容器の縁ギリギリまで流し込んでしまうと、ロウソクが固まったときにヒモの結び目が埋まってしまうので注意してください。後は、ロウソクが冷えて固まれば完成です。
バラを押し花にしてボタニカルキャンドルで楽しもう
バラは咲いているときが一番美しいですよね。そんな美しい姿を長く楽しめるのがボタニカルキャンドルのよいところです。玄関やダイニングテーブルの上に飾っておくと、おしゃれなインテリアになりますよ。
また、溶かしたロウソクにアロマオイルを混ぜればアロマキャンドルにもなります。自分好みのアレンジを加えながら、バラをロウソクの中に閉じ込めて楽しんでみてください。
更新日: 2018年09月21日
初回公開日: 2016年10月18日