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【ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)花言葉と育て方】フサアカシアとの違いは?

ギンヨウアカシアは、「銀葉(ぎんよう)アカシア」とも表記されるように、銀色を帯びた美しい葉が特徴の樹木です。秋冬には紫色の新芽をつけ、春には濃い黄金色の花を咲かせ、1年を通してさまざまな表情を楽しむことができます。今回は、そんなギンヨウアカシアの花言葉や育て方をまとめました。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)とは?

黄色いミモザの花と蕾の画像

ギンヨウアカシアは、別名「ミモザアカシア」や「ミモザ」とも呼ばれる常緑高木で、オーストラリア南西部原産です。生長すると4~10mにまで育ち、枝振りがよく見栄えがいいため、シンボルツリーや公園樹、街路樹として古くから利用されてきました。開花時期の3~4月には、ポンポンのような房状の黄色い小花を、枝葉が埋もれるほど大量に咲かせます。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の花言葉は?

『秘密の恋』『友情』『神秘』『感受性』『思いやり』『エレガンス』『堅実』

● 西洋の花言葉

secret love:秘密の恋
sensitivity:感受性/思いやり

昔、ネイティブ・アメリカンたちが意中の相手に告白する際に、アカシア属の花を使っていたことから、胸の内に秘められた恋心を表現して「秘密の恋」という花言葉をもつようになりました。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の学名・原産国・英語

学名
Acacia baileyana
科・属名
マメ科アカシア属
英名
Cootamundra wattle
原産地
オーストラリア
開花期
2~4月
花の色
別名
銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)
ハナアカシア
ミモザ
ミモザアカシア

 

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)とフサアカシアの違いは?

ギンヨウアカシアと間違えられやすい樹木に、フサアカシアという別種があります。両方とも同種同属の植物で、原産国や花姿など共通点が多いです。フランスではミモザといえばフサアカシアを指し、間違われやすいですよ。以下に2種の違いをまとめました。

フサアカシア

フサアカシア

フサアカシアは、ギンヨウアカシアよりも一足早い2月頃から花が咲きはじめ、最終的に20~30mにまで生長します。樹高が高く、寒さに弱いため、日本では手入れのしやすいギンヨウアカシアの方が人気です。しかし、フサアカシアの花はハチミツとアーモンドミルクを足したよい香りがあり、ヨーロッパでは香水の原料になくてはならない存在となっています。

ギンヨウアカシア

ギンヨウアカシア 花

アフリカ、ポリネシア、中南アメリカなど南半球の熱帯から亜熱帯域に生息する植物です。耐寒性があり、冬の寒さが厳しくない関東より西の暖地では屋外で越冬させることができます。

気温にさえ気をつければ、土壌を選ばない丈夫な植物なので、鉢植えにしてコンパクトに仕立ててもいいですし、庭木として地植えにしてもよく育ちます。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の植え付けや植え替えの時期や方法は?

地植え

花をたくさんつけさせるためには、日当たりと水はけがよい場所に植え付けましょう。

11月または3月頃、根鉢(土のついた根の部分)の2倍の穴を掘り上げ、掘り返した土に腐葉土と粒状肥料を元肥として仕込んだら、穴に株を置いて埋め戻します。根と土が密着するように、水をかけながら苗を突いて埋めたら、根元に水溜りができるくらいたっぷりと水を与えましょう。

鉢植え

本来は地植えで育てる花木なので、鉢植えは根詰まりを起こしやすくなっています。赤玉土7:腐葉土3ほどの用土を鉢に入れて、大きめの鉢に植え付けていきましょう。

また、根詰まりを防ぐために、根が鉢一杯に回ったタイミングで植え替えを行いましょう。または、水をやってもすぐに土が乾いてしまうときや、逆に水が浸透せず土の表面に溜まっているとき、鉢底から根が飛び出しているようなら植え替え時です。少なくとも2~3年に1度くらいは、根の張り具合をチェックしてみてください。

植え付け時の注意点

マメ科の植物は基本的に移植を好まず、直根(真下に伸びた太くて長い根)を痛めると枯れてしまうことがあります。一度定植すると他の場所に移すのは避けるようにしてください。また、植え付けはなるべく早めに済ませるようにして、生育に無理のないスペースを確保しておきましょう。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の水やり・肥料の時期や方法は?

ジョーロで植物に水やりをしている画像

水やり

地植えの場合は、水やりはほとんど必要ありません。ただし、乾燥した日が続いたときや植え付け、植え替えの後の株は、乾かし過ぎると根付きが悪くなるので、水やりを行います。

鉢植えは、夏場に水を切らしやすいので、土の表面が乾いたら朝夕の涼しい時間帯に水やりをします。ただ、移植して1年以上経った株は、やや乾燥気味に育てましょう。地植えよりもこまめに様子を見るようにしてください。

肥料

マメ科の植物は根にある根粒から窒素を作り出すことができるため、肥料を頻繁に与える必要はありません。むしろ、必要以上に与えると栄養過多になり、花つきを悪くする原因になります。

葉色がさえないときだけ、粒状肥料を根の周りに適量施し、花が咲ききった頃にお礼肥として即効性の液肥を与える程度で十分です。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の剪定の時期や方法は?

植物用の剪定ばさみの画像

ギンヨウアカシアは地上部の大きさに比べて根が浅い植物のため、剪定を怠ると風雨の影響を受けて倒れる可能性があります。そのため、4~7月上旬を目安に、年に1度の頻度で幹から5~20cmくらいにまで切り詰めてください。本格的な台風シーズンに備えて、必要であれば支柱を用意して木全体を支えてあげましょう。

また、枝や葉が多くなり過ぎると栄養が偏り、肝心の幹が貧弱になってしまいます。花が終わった直後に、株の軽量化とリフレッシュを兼ねて、伸び過ぎた枝を軽く剪定すると、生育が活発になり樹形が美しく整いますよ。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)の栽培で気をつける病気や害虫は?

特に病害虫の心配はありません。ただ、剪定を怠り、枝が混みあって風通しが悪くなると、ウドンコ病を発症しやすくなります。湿度が上がる梅雨入り前に、剪定しておくと病気の予防になりますよ。

また、木の根元におがくずのような糞が落ちていたら、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が寄生している可能性があります。

放置しておくと、幹の中が食い荒らされてスカスカになってしまい、樹勢が衰えて葉が落ちたり、些細なことで枝が折れたりしてしまいます。

最悪の場合、立ち枯れることさえあります。テッポウムシがついているような兆候が見られたら、専用の薬剤を巣穴に注入して窒息させるか、針金やキリのような長い棒を穴に刺して駆除していきましょう。株を弱らせないためには、早期に発見、駆除することが大切です。

ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)を育ててプレゼントしてみよう!

黄色いミモザの花の画像

イタリアでは、3月8日の国際女性デーを「ミモザの日」とし、男性が大切な女性にミモザを贈って感謝の気持ちを伝えるというすてきなイベントがあります。日本ではあまり知られていない習慣ですが、女性に優しいイタリア男性に倣って、恋人や奥様にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。黄色の花を通して、日頃の感謝の気持ちが伝えられますよ。

初回公開日: 2015年08月15日