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ミモザの花言葉|種類や花の色、開花時期、見頃の季節は?

ミモザの花と聞いて、黄色やピンク、白色の花をイメージされる方も多いのではないでしょうか。実際、黄色の花を咲かせるのは「アカシア」、白色は「ニセアカシア」、ピンク色は「オジギソウ」と、すべて違う植物のことなんですよ。今回は、そんなミモザについて、花言葉や種類、ミモザの日とは何か、花を使ったリースやドライフラワーの作り方をご紹介します。

ミモザの花言葉は?

ミモザ アカシア
オジギソウ アカシア

『感じやすい心』『感受性』『デリケートな感性』『敏感』『謙虚』『失望』

『秘密の恋』『友情』『豊かな感受性』『気まぐれな恋』『堅実』『エレガンス』

ミモザの花の色や別名は?

植物名 オジギソウ アカシア
学名 Mimosa pudica  Acacia Mill
科・属名 マメ科・オジギソウ属  マメ科・アカシア属
英名 Sensitive plant
Sleeping grass
 Acacia
原産地 南アフリカ  温帯・熱帯地域、オーストラリア
開花期 7~9月  3~6月
花の色 ピンク  黄、淡黄、濃黄
別名 ミモザ
含羞草
羞恥草
眠り草(ネムリグサ)
 銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)
フサアカシア
モリシマアカシア
アカシャ
アカシヤ

ミモザとは?オジギソウが本当のミモザ?

ミモザ アカシア

ミモザは、本来、マメ科オジギソウ属(mimosa)の植物を指す言葉です。もともとは、オジギソウなどをミモザと呼んでいたのですが、「ニセアカシア」が日本に伝わったとき、花の形が似ていることから、「ミモザアカシア」や「ミモザ」と呼ばれるようになりました。

その後、アカシア属からニセアカシアが切り離され、アカシア属で有名なギンヨウアカシアやフサアカシアが別名としてミモザと呼ばれるようになりました。

ミモザの開花時期と見頃の季節は?

オジギソウ(含羞草)

オジギソウは、ピンク色で小さなポンポン咲きの花を咲かせる植物で、7~9月に花を咲かせます。

アカシア

ミモザ アカシア

アカシアは、3~6月が開花期です。枝先から溢れるように花を咲かせ、春の訪れを告げてくれます。明るい黄橙色の花からは、甘くとてもよい香りがします。一見すると一つの花のように見える黄色いポンポンは、たくさんの花が集まったものなんですよ。

ミモザの日ってなに?

毎年3月8日は、国際女性デー(International Women’s Day)とされていますが、イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性が日頃の感謝の気持ちを込めて妻や恋人、身近な女性にミモザの花を贈る習慣があります。

この日を迎えると街中がミモザの花によって黄色に彩られます。この日、女性たちは家事や育児から解放され、夜遅くまで女友達との食事やおしゃべりを楽しむのだそうです。

ミモザの種類や品種は?

ミモザ マンサク

オジギソウはオジギソウしか品種がないので、「ミモザの種類」とは主にアカシアの種類や品種を指します。アカシア属には、1200種以上が南半球の温帯気候地域に分布しているとされ、有名なギンヨウアカシアはその中の1種です。今回は、アカシア属の代表品種や近隣種をいくつかご紹介します。

フサアカシア

英、仏語名はミモザ。葉色は灰色で光沢があり、花は濃黄色で芳香があります。高木に育つので広い庭木に向いています。2~3月が見頃です。南関東地方以西で地植えとして育成可能です。

ギンヨウアカシア

銀灰色の美しい葉はオジギソウの葉によく似ています。黄金色の花穂が枝垂れする程、たわわに咲き誇ります。育成の早い種です。2月下旬~3月上旬が見頃です。東北地方南部以西であれば地植え栽培が可能です。

ギンヨウアカシア “プルプレア”

ギンヨウアカシアの園芸品種で、新葉が茶・紫色で色褪せており、冬までシックな色合いの立ち姿を楽しめます。花色は黄金色です。見頃は2月下旬~3月上旬です。

サンカクバアカシア

銀青色の葉は三角形で、他の種類にはない珍しい葉形をしています。淡い黄色または濃黄色の小さな花が可愛らしいです。見頃は3月です。耐寒性がなく、地植えに適している地方は南関東から西側の比較的暖かい場所で育ちます。

三角形の葉とよく伸びる枝が特徴の種類です。以前は切り花としての利用が多かったのですが、最近は庭木として育てられています。花色は黄色で、甘い香りを放ちます。

アカシア・コベニー(ブルーブッシュ)

アカシア ブルーブッシュ

別名ブルーブッシュ。銀色に輝く青色の葉に、淡い黄色のふんわりとした花とのコントラストが魅力的です。2月中旬~3月頃が見頃です。東北地方南部以西であれば地植え栽培が可能です。

アカシア・フロリブンダ

和名はヤナギバアカシアです。柳葉で枝先がしなり、シダレヤナギによく似ています。淡い黄色の花も枝と同様に下向きに咲いています。見頃は4月です。耐寒性があり北関東地方以西で地植えとして育成可能です。

アカシア・コンフェルタ

ミモザの仲間では珍しく晩秋から開花し、厳寒期に休むが早春に再び明るい黄色の花を咲かせる品種です。見頃は11月~12月、2月中旬~3月中旬です。とても良い香りがします。枝が細く軽いので下向きに垂れています。南関東地方以西のみ地植え栽培が可能です。

パールアカシア

パールアカシア

白く輝く真珠のような色合いで、ビロードのような質感の葉が目立ち、別名「クイーンズランドシルバーワトル」と呼ばれます。また、ユーカリのように見える独特の葉形も特徴的です。大きな黄色の花からは、甘い香りがします。

スノーウィーリバーワトル

オーストラリア東岸の一部に生息している、矮性アカシアの代表です。地際から盛んに株立ち状に生長します。強健で管理しやすく、レモン色の花房をしています。

ゴールデントップ

濃黄色の花をたくさん咲かせる種類で、オーストラリア東岸に広く分布しています。原産地の気候が日本に似ていることから、庭で育ててもよく育ちますよ。

ポートリンカーンワトル

アカシア属の中でも小型から中型種にあたり、枝分かれしてよく茂ることから、風よけとしてよく利用されています。シルバーグレーの葉っぱは通年色を保ち、淡黄色の花を咲かせます。

スティッキーワトル

スティッキーは「ベタベタする」という意味で、たくさんの柔毛によってベタベタした手触りの葉を持っています。葉にはハーブのような匂いがあり、薄く白い花をつけます。

オーブンズワトル

濃い緑色の三角形をした葉と、やや薄い黄色で芳香のある花が特長です。強健で育てやすく、刈り込みにも強いことから、園芸家に人気の品種です。

ミモザは本来オジギソウを意味する植物名

ミモザ

ミモザは、黄色い綿毛のような花姿と、銀色を帯びた葉っぱのコントラストが美しく、おしゃれな雰囲気を演出してくれる花木です。早春には切り花として店頭に並び、リースなどの素材にも使われています。

ヨーロッパでは香水としても利用されているミモザの花の香りをかぎながら、春の訪れを感じられたらすてきですね。

更新日: 2022年05月25日

初回公開日: 2021年03月03日

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