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いらない服をリサイクル♻️草木染めのTシャツヤーンをつくってみたよ🍇

着なくなったTシャツをつかって、自然の色合いが優しい草木染めTシャツヤーンをDIYしてみようと思います💪

今回は、お盆休みのおうち時間につくってもらいたいなと思ったので、簡単ではありますが、いつもより手の混んだDIYになっています。そのぶん、出来上がったときの達成感も倍増すると思うので、一緒にやってみましょう♫

そもそもTシャツヤーンとはなに?

みなさん、Tシャツヤーンってご存知ですか?Tシャツヤーンとは、Tシャツやカットソーの端切れ、または廃棄されるTシャツのアップサイクルからつくる、編み糸のことなんです。綿の肌触りが心地よく、柔らかな雰囲気の小物づくりができると、今とっても人気なんですよ。

今回は、そのTシャツヤーンを、玉ねぎとぶどう(巨峰)の草木染めTシャツからつくっていきます。

Tシャツをリサイクル♻️草木染めの前に下準備をしておこう!

草木染め前にTシャツをカット✂︎

いらないTシャツを草木染めする前に、その下準備として、胴部分を横に切るイメージでカットします。このTシャツは脇腹に縫い目があるので、今回は袖下を切り、前と後ろで長方形2枚の布に切り分けました。

豆乳を使ってタンパク処理(濃染処理)をします!

本来、植物の色素はタンパク質に染まるので、Tシャツに染まりやすいようにタンパク処理をします。タンパク処理といっても、水で薄めた豆乳に30分ほど浸し、天日干しをするだけです。

豆乳と水の割合は1:1~1:2くらいの目分量で大丈夫です。ただ、写真よりも多くたっぷり浸した方が、ムラなく仕上がりますよ。

簡単DIY!野菜や果物の皮でいらないTシャツを草木染めをしてみよう♫

草木染めは「染め液をつくる」「染める」「媒染する(色止め・発色効果)」この3ステップで仕上がります。

○用意する材料○

  • 綿のTシャツ:袖下から切った下処理済みのもの
  • タマネギの皮:玉ねぎ4個分ほど
  • ブドウ(巨峰)の皮:一房分ほど
  • 焼きミョウバン:5g×2回分

○用意する道具○

  • ボウル
  • ザル
  • 菜箸
  • 手袋

※道具はステンレスかホーローのものを用意します。鉄やアルミを使うと化学反応を起こしてしまい、うまく染めることができないので注意しましょう。

step1:染め液をつくる

まずは、玉ねぎの皮を鍋にいれ、ヒタヒタになるまで水を加え、火にかけます。沸騰したら弱火にし、20~30分ほどゆっくりと煮出します。

よく煮出したら、熱いうちにザルでこします。熱いうちにこさないと、色素が玉ねぎの皮にもどってしまうので注意しましょう。

これで染液の完成です。飴色のキレイな染液ができました。ブドウも全く同じ方法で染液がつくれます。

step2:Tシャツを浸して染める

少しさました染液(40度~60度くらい)に水で湿らせたTシャツを浸して、菜箸でムラにならないようにゆっくりなじませていきます。液が足りないときは水かお湯をたしてTシャツが泳ぐくらいの量に調節しましょう。染液が熱いと一気に濃く染まってしまうので要注意。

15~30分くらい、弱火で静かに煮ていき、お好みの色に染まったら火を止めて、そのまま冷まします。ちなみにシャツは乾くと色が薄くなるので、それを見越して調節してください。

step3:焼きみょうばんで媒染します。

布が泳ぐ量を目安にして、焼きみょうばん5gを、お湯1〜1.5リットルに溶かしていきます。染めた布の染液を軽くきって、焼きミョウバンのお湯にいれてみましょう。布を入れたとたん、魔法のように明るく色が変わるので、とっても楽しいですよ!

気泡が入らないようにゆっくりかきまぜて、10分くらい弱火で煮たら、火を止めて人肌くらいまで冷まします。あとは流水でよく洗い絞って、日陰干ししたら完成です。

Tシャツの草木染めが完成!

玉ねぎとブドウの皮で、こんなに優しい色合いに染め上がりました。もっと濃くしたい場合は、媒染した後に染め液にもう一度つけると濃くなりますよ。どのくらい変わるのか実験してみるのもいいかも?

ちなみに、ブドウの場合は先にstep2と3を逆にするといい!

 

赤系の色は、焼きミョウバンをといた液に先につけてから、染液につけると発色がよくなるので、ブドウの草木染めは、step2と3を入れ替えて、先に媒染するのがおすすめです。

焼きみょうばんをお湯に溶いて、下処理した布を入れ10分加熱し、そのまま冷まします。玉ねぎと同じ方法で染液を準備して、先媒染した布を水分を軽く切って入れ、菜箸でムラにならないようにゆっくりなじませていきます。

その後、15分くらい弱火で静かに煮ていき、お好みの色になったら火を止め、冷めるまで浸しておきます。あとは流水でよく洗い絞って、日陰干ししたら完成です。

草木染めTシャツヤーンをつくってみよう!

次に、染め上がった布を使って、Tシャツヤーンをつくってみます。

作り方はとっても簡単です。染めたTシャツを2センチ~3センチ幅に切ります。図のように端を最後まで切らず切込みを少し残して、ジグザグに切っていきます。

カットした布の両端を持って左右にひつぱると、写真のようにくるんと丸くなるんです!この作業、とっても楽しいですよ。

全体を引っ張ってくるんとした紐状にしたら、編みやすいように丸くまとめてTシャツヤーンの完成です!

ちなみに、カットした端の部分はこんな形になっているので、写真の赤線部分をカットしながら巻いておくといいですね。

草木染めTシャツヤーンでコースターをつくりました。

出来上がった草木染めTシャツヤーンをつかって、コースターを編んでみました。糸幅が太いので、小物もあっという間にできちゃいます。ブレスレットなどにしてもかわいいですし、カバンなど大物に挑戦するのも素敵ですよね。

ちなみに、使ったのは100均の7mmのかぎ針です。編み方は↓↓の記事の、底を編む方法を参考にしてみてください♫

簡単DIY!麻紐でおしゃれな鉢カバーを編んでみよう

草木染めTシャツヤーンでエコなDIYに挑戦してみてください♫

いかがでしたか?今回の草木染めは、布の下処理・乾かす時間をのぞけば、2時間以内でつくれちゃいます。

野菜や果物以外にも、毎日咲く朝顔のつぼみを少しずつ冷凍して染めたり、庭のひまわり、お散歩先のヨモギやヒメジオンなどで染めてもすてきですね。夏やすみの宿題や、おうち時間の楽しみによかったらぜひ作ってみてくださいね。

以上、「いらない服をリサイクル♻️草木染めのTシャツヤーンをつくってみたよ🍇」~hanaの植物あそびvol.28~でした。

次回も楽しみにしていてくださいね。

過去の記事はこちらから!

GreenSnap人気ユーザー hanaさん連載の「hanaの植物あそび」では、お花や植物を使ったかわいい雑貨などの作り方・DIY方法などを教えてもらいます!わかりやすく写真付きで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

※hanaさんの過去の更新記事はこちら

hana (a piece of dream* )

hana (a piece of dream* )

暮らしによりそう「だれかの心をほっこりさせるような」Green雑貨をつくることをコンセプトに2004年から活動。 植物を使った雑貨・ハンドメイド・DIYと多肉植物をあわせた作品の展示・販売、提案•ワークショップなど。 【ブログ】https://greenhana.exblog.jp/ 【instagram】https://www.instagram.com/a_piece_of_dream/ 【GreenSnap】https://greensnap.jp/my/hana

更新日: 2020年08月05日

初回公開日: 2020年08月05日

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