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デルフィニウム(デルフィニューム)とは?種まきや苗植えなど育て方は?

デルフィニウム(デルフィニューム)は、アレンジメントや花束に使いやすい初夏の草花です。

美しい青色の花が、花壇や鉢をさわやかに彩ってくれます。

今回は、デルフィニウム(デルフィニューム)の育て方について、種まき、苗植え、増やし方、切り戻しの方法などをご紹介します。

デルフィニウム(デルフィニューム)とは?名前の由来は?

デルフィニウムは、草丈が20~150cmと品種によって差があり、茎の先にいくつもの花を咲かせます。葉が変化した萼(がく)が花びらのように色づき、中央の白い部分が本来の花です。

また、デルフィニウムは北半球の温かい地域に分布する多年草ですが、日本の夏を越えられないことから一年草として扱われます。

デルフィニウム(デルフィニューム)の開花時期や見頃の季節は?

デルフィニウム(デルフィニューム) 水色 青

5~6月に花を咲かせます。花色は豊富ですが、青色の印象が強いですよね。

ヨーロッパでは、幸せになれるおまじないのサムシングフォーの1つ、サムシングブルー(青いものを身につける)として、ブーケや花束によく使われます。

 

デルフィニウム(デルフィニューム)の育て方!種まきや苗植えはどうやる?

デルフィニウム(デルフィニューム) 青

種まき

9月中旬~10月中旬に種をまきます。

15~20度が発芽の適温で、25度以上になると発芽率や生育が悪くなるので、季節が夏から秋に移って気温が下がってきたときが狙い目です。

1. 平鉢や育苗箱に赤玉土やバーミキュライトを入れ、重ならないよう種をまく
2. 種に軽く土を被せ、たっぷり水をやる
3. 土が乾燥しないように水を与えながら、日なたで管理する
4. 10~14日で発芽し、本葉が2~3枚になったら育苗ポットへ移す
5. 本葉が5~6枚になったら、鉢や地面に植え替える

苗植え

6~8号鉢に1株、プランターや地植えにするなら苗同士の間隔を30cmほど空けて植えます。鉢植えも地植えも、葉の付け根が地面と同じ高さになるよう深く植えましょう。

デルフィニウム(デルフィニューム)の土作り・水やり・肥料の与え方は?

庭 デルフィニウム(デルフィニューム)

土作り

酸性の土を嫌い、水はけがよく肥沃な土を好みます。鉢植えは、赤玉土7:腐葉土3を混ぜた土に、腐葉土やピートモスを加えましょう。

地植えの場合、植え付け1ヶ月前に掘りあげた土と苦土石灰を混ぜて寝かせておき、植え付け2週間前に堆肥や腐葉土を混ぜ、再度寝かせます。

土を高く盛って高畝(たかうね)を作って植えれば、さらに水はけがよくなりますよ。

水やり

土の表面が乾いたら、花や葉に水をかけないようにたっぷり水やりをします。花や葉にかかると、蒸れて傷むのでご注意を。

肥料の与え方

植え付けるとき、油かすやゆっくり効く緩効性の化学肥料を土に混ぜておきます。3月と5月に同様の肥料を生え際に与えるか、月に1~2回薄めた液体肥料を与えましょう。

手入れ

草丈が高くなる品種は、茎が60~70cmほど伸びてきたら支柱を立てて支えます。新芽がでてきたら、つぼみに日光があたるように、遮光している葉を取り除きましょう。

デルフィニウム(デルフィニューム)の栽培で注意する病気や害虫は?

うどんこ病

日当たりや風通しが悪く、梅雨や長雨で多湿の環境が続くと、うどんこ病にかかりやすくなります。

発病すると葉や茎が白い粉で覆われ、生育が悪くなって枯れてしまいます。葉っぱに白い斑点を見つけたら、薬剤を散布して駆除してください。

ヨトウムシ・ナメクジ

ヨトウムシやナメクジは、葉や茎、芽を食べてしまう害虫です。

虫の姿が見られないのに食害されているときは、夜に活動し、昼間は土の中にいるヨトウムシの被害かもしれないので、根元の土を浅く掘り起こしてヨトウムシを見つけたら、すぐに駆除します。

デルフィニウム(デルフィニューム)の剪定!切り戻しの時期と方法は?

デルフィニウム(デルフィニューム) 剪定

デルフィニウム(デルフィニューム)は、花が咲き終わるごとに根本から茎を切り取りましょう。2ヶ月ほどで次の花を咲かせ、よく育つ寒冷地では年に3~4回花が楽しめます。

暖かい地域では、生育が衰えるので、1~2回しか咲きません。

また、根本から切り落とした際、根本付近から育っている茎(シュート)を2~3本残し、他の細い枝は切り落とすことで、生長させる茎と新芽に養分を集中させます。

デルフィニウム(デルフィニューム)の増やし方は?

3~4月に株分けか挿し芽で、数を増やしましょう。

原産地では多年草のデルフィニウム(デルフィニューム)ですが、暑さが苦手なことから日本の夏を越えられず、一年草として扱われます。

ただし、株分け、挿し芽、種まきを行うことで、毎年花を咲かせることができますよ。種まきは、上記でご紹介した通りです。

株分け

1. 株を掘りあげ、根についた土を取り除く
2. 傷んだ根をカットする
3. 芽を確認し、1株に3~5芽ほどがつくよう根を切り分ける
4. 植え付け時と同様の手順で鉢や庭に植える

挿し芽

茎が茶色く変色し、木のように硬くなっている部分を少し残して、新芽をつけた茎を切り取ります。

切り口に発根促進剤をつけ、7.5cmの育苗ポットに挿していきます。湿度が高めの環境で管理すると、1ヶ月前後で発芽します。

デルフィニウム(デルフィニューム)の花を切り花にして楽しもう

デルフィニウム(デルフィニューム) 種類

デルフィニウム(デルフィニューム)は寒さに強い反面、暑さに弱く、寒冷地でなければ夏を越せません。ただ、開花期になると青やピンク、黄色など様々な色の花をたくさん咲かせてくれます。

一年草と割り切って、育てた花は切り花にして、花束やアレンジメントにしてたくさん飾るのも楽しみ方の一つですよ。

初回公開日: 2015年09月06日