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ルリタマアザミ(エキノプス)の花言葉と育て方!種まき、種類は?

ルリタマアザミは、トゲのような花をボールのようにまとまって咲かせる、ユニークな姿をした花です。白や薄紫の色合いで、夏の花壇に爽やかさを加えてくれます。寒さや暑さに強いことから育てやすく、切り花やドライフラワーにして楽しめますよ。今回は、ルリタマアザミの花言葉と、種まきの時期と方法などの育て方をご紹介します。

ルリタマアザミ(エキノプス)の花言葉

『傷つく心』『鋭敏』『権威』『独り立ち』『豊かな感情』

トゲをまとったような姿で、触ると痛そうなことから、「傷つく心」「鋭敏」という花言葉がつきました。

ルリタマアザミ(エキノプス)の学名・原産国・英語

学名
Echinops
科・属名
キク科・ヒコダイ属
英名
Echinops
Blue ball
原産地
地中海沿岸からアジア
開花期
7~9月
花の色
青紫、紫、白
別名
瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)
エキノプス
ブルーボール

ルリタマアザミ(エキノプス)とはどんな花?名前の由来は?

ルリタマアザミ 花

ルリタマアザミは、地中海沿岸からアジアにかけての広い範囲に自生する多年草です。トゲが集まったような花姿が面白く、花持ちも5~10日ほどと長いことから、切り花やドライフラワーに利用されます。

草丈は50~250cmと高く、長く伸びた先に直径5~10cmほどの青紫や白の花を咲かせます。葉には深い切れ込みが入り、先端にトゲがあります。また、裏にはうっすらと産毛が生え、特徴的な花姿が印象的な植物です。

名前の由来

学名の「Echinops(エキノプス)」は、ギリシア語でハリネズミを意味する「エキノス」と、似ていることを意味する「オプス」が合わさった言葉で、花の姿に由来しています。

「瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)」という和名は、葉がアザミに似ており、花が瑠璃色をしていることにちなんで名付けられました。

ルリタマアザミ(エキノプス)の育て方のポイントは?

植える場所と土作りがポイントです。一日中日に当たる場所を選び、中性~アルカリ性の土に植え付けます。

日陰や湿度の高い場所で育てると、生育が悪くなる、花が咲かなくなる、病気にかかるといったトラブルに見舞われやすくなります。土の酸性度合いを調節するときは、土壌酸度測定液をかつようすると安心ですよ。

ルリタマアザミ(エキノプス)の種まきや苗植えの時期と方法は?

種まき

種まき

3~5月か、9~10月が種まきの適期です。まいてから2~3年後に花が咲くので、じっくり育てたい方におすすめです。

1. 赤玉土(小粒)などに少し苦土石灰を混ぜ込んでおく
2. 育苗ポットに土を入れ、2~3粒種をまく
3. 軽く土を被せ、種が流れないように、静かにたっぷりと水を与える
4. 土の表面が乾かないように水やりをして管理する
5. 20~30日で発芽し、本葉が4~6枚くらいに育ったら、鉢や地面に植え替える

苗植え

4~6月か10~11月頃が適期です。鉢植えは、深さのある6~7号鉢を準備して、苗を植えます。大きな鉢は、苗が水を吸収しきれず、湿度の高い状態が長く続いて根腐れに繋がるので注意してください。

地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選び、植え付ける1~2週間前に土作りをしておきます。そして、株同士の間隔を30~50cm空けて苗を植えます。

ルリタマアザミ(エキノプス)土作り、水やり、肥料の与え方

苗 水やり たねまき

土作り

水はけのよい、中性~弱アルカリ性の土を好みます。

鉢植えは、市販の草花用培養土に鹿沼土を2~3割混ぜ合わせるか、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の土に苦土石灰を混ぜ込みます。

地植えは、植え付ける1~2週間前に土を深めに耕し、掘り起こした土に苦土石灰を混ぜて寝かせておきます。

水やり

苗を植え付けてから根がはるまでの間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。その後、地植えの場合は、特に水を与える必要はありません。

鉢植えは、土の表面が乾いたら水やりをします。株が蒸れると病気や害虫の被害にあいやすく、枯れてしまうので注意してください。

肥料の与え方

植え付けるときに、ゆっくり効く緩効性の化成肥料を混ぜておきます。やせた土の方がよく育つので、肥料は控え目に。4~5月の間に同様の肥料を月に1回施すか、液体肥料を7~10日に1回与えます。

ルリタマアザミ(エキノプス)の手入れ!花がら摘みや剪定の時期と方法は?

ルリタマアザミ 地面 庭

花がら摘み

咲き終わった花をそのままにしておくと、種をつけるため栄養が奪われ、株が弱って病気にかかりやすくなります。色があせてきた花は順番に切り取り、全部の花が咲き終わったら茎を半分ほどの長さにカットしましょう。

剪定

葉が茂りすぎてしまったときは、5~6月に剪定をします。茎や葉が密集しているところや、株の下の方についている葉を切り取ります。剪定を行うことで風通しがよくなり、病害虫を予防できますよ。

ルリタマアザミ(エキノプス)の植え替えの時期と方法は?

植えっぱなしでも育ちますが、長い間放っておくと株が弱ったり、病気にかかったりするので、2~5年に1回、3~4月頃に新しい土に植え替えます。植え替えの時期や手順は、苗の植え付け時と同じです。

ルリタマアザミ(エキノプス)増やし方!株分けや種まきの時期を方法は?

種まき 肥料 幼苗 たねまき

株分け

3~4月頃が適期です。株を掘りあげて根に付いた土を落とし、手で2~3株に分けていきます。分けづらいときは、清潔なナイフやハサミで根を切り分けましょう。植え替えと同時に行うと効率的ですよ。

種まき

種を採取するときは、枯れた花は切り落とさないようにし、種が熟すのを待ちます。熟した種は、茎ごと切り取り、風通しのよい涼しい場所で逆さに吊るして乾燥させます。種が十分に乾燥したら茶封筒に入れて、翌年の種まきまで保管しておきます。

あとは、3~5月か、9~10月頃の適期に、植え付け時と同じ方法で種をまいて育てます。

ルリタマアザミ(エキノプス)の栽培で注意する病気や害虫は?

うどんこ病

日当たりと風通しが悪いと感染する病気で、茎や葉にカビが繁殖し、白く粉を吹いたようになります。感染した部分は光合成ができず、枯れてしまうので、切り落とします。金は、薬剤を散布して駆除してください。

アブラムシ

茎や葉に寄生して栄養を吸い取る害虫です。また、排泄物はすす病を誘発することから、早めに駆除します。数が少ない場合は、ガムテープで株から引きはがし、大量に発生しているときは、薬剤を散布します。

ルリタマアザミ(エキノプス)の花はドライフラワーにして楽しもう

花 ルリタマアザミ エキノプス

花を茎ごと切り取り、逆さに吊るして乾かせば、ドライフラワーができあがります。見た目は乾かす前とあまり変わらないので、花瓶にさしたり、リースにしたりと、色々な方法で楽しめますよ。長くルリタマアザミの花を楽しみたい方におすすめです。

更新日: 2015年10月01日

初回公開日: 2015年10月01日

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