サボテンと聞くと、トゲがいっぱい付いている植物を思い浮かべていませんか?実はたくさんの種類があり、形状も性質も様々で、トゲなど全くないものも存在します。また、そのトゲばかりが注目されがちですが、花も咲くんですよ。今回は、そんなサボテンの花言葉や名前の意味、多肉植物との違いなどをご紹介します。
サボテンの花言葉!意味や由来は?
「枯れない愛」「燃える心」「偉大」「あたたかい心」
サボテンは水が少ない乾燥した土地でも強く育つことから、「枯れない愛」という花言葉がつきました。また、サボテンは恐竜が生きていた時代から生き続け、子孫を増やしてきたとされていることから「偉大」という花言葉が生まれました。
「燃える心」は、燃えるような色彩豊かな花を咲かせることに由来しているといわれています。
柱サボテンの花言葉と特徴
■ 花言葉:『情熱』
名前の通り、柱のように茎が伸びる背の高いサボテンの総称です。広大な砂漠に生えるイメージがあり、何本か寄せ植えにするとおもしろいですよ。また、株が大きく育つと手のひらくらい大きな花を咲かせます。花言葉は、柱サボテンが咲かせる豪華な花の印象から付けられました。
クジャクサボテンの花言葉と特徴
■ 花言葉:『艶やかな美人』『儚い美』『儚い恋』『一途な恋』『繊細』『快楽』
数あるサボテンの中で、花をメインに楽しむのがクジャクサボテンです。縁がギザギザした昆布のような茎が連なって生長します。春になると、赤やピンク、オレンジなど色鮮やかな花を咲かせますよ。この花の美しさや、花が1日で枯れてしまう切なさを表現して、「艶やかな美人」「儚い美」などの花言葉が生まれました。
ウチワサボテンの花言葉と特徴
■ 花言葉:『燃える心』『あたたかい心』『偉大』『枯れない愛』
ウチワサボテンは、平たく丸い茎が連なって大きくなるサボテンの種類です。うさぎのような形をした株がかわいらしく、100均など身近な場所で手に取ることができます。原産国のメキシコでは料理に使われることもあるんですよ。過酷な環境でも元気に育つ丈夫さから、「枯れない愛」「偉大」など壮大な花言葉が付けられました。
シャコバサボテンの花言葉と特徴
■ 花言葉:『ひとときの美』『美しい眺め』
シャコバサボテンは木の上に根を張る珍しいタイプのサボテンです。肉厚のギザギザした葉っぱがいくつも連なる姿がユニークなことに加え、赤やピンク、白の美しい花を咲かせます。この茎の姿と花の姿にギャップがあることが、花言葉の由来です。
サボテンの基本情報!学名・原産国・英語
- 学名
- Cynara cardunculus
- 科・属名
- サボテン属サボテン科
- 英名
- Cactus(カクタス)
- 原産地
- 南北アメリカ、ガラパゴス諸島など
- 開花期
- 1~12月 ※品種によって異なる
- 花の色
- 赤、黄、紫
- 別名
- シャボテン
仙人掌(せんにんしょう)
覇王樹(はおうじゅ)
サボテンとは?どんな花を咲かせる植物?
サボテンは南北アメリカとその周辺を原生地とする常緑性の多年草で、湿度が低く乾燥地帯に多く生育しています。研究者によってその分類方法は様々で、樹木のようなものから、球形のもの、トゲのあるもの、ないものなど、同じ植物とは思えないほど見た目のバリエーションが豊富なことが特徴です。
一般的に乾燥している場所に生えていることが多いので、水がなくても育つイメージをもたれがちですが、その生育場所は幅広く、寒さに弱いものから氷点下の過酷な環境下でも行きられるものまで、種類によって育ちやすい環境も異なります。
サボテンと多肉植物の違いは?
多くの人が「サボテン=多肉植物」と考えがちですが、これは厳密には間違いです。多肉植物とは、葉や茎の内部に水分を含んだやわらかい組織もつ植物のことを指します。サボテンはあくまで多肉植物の1種で、トゲに「刺座(しざ)」という白い綿毛のようなものがある植物を指します。
サボテンの花言葉はプレゼントに最適
サボテンは管理が楽で、種類や形のバリエーションが豊富なことから、最近はプレゼントに贈られる機会が増えてきました。プレゼントとして贈る意味は、「枯れない愛」「偉大」「あたたかい心」「燃える心」といったすてきな花言葉につながることも人気の理由です。
メッセージカードに花言葉を添えて、大切な方の記念日にサボテンをプレゼントするときっと喜んでもらえますよ。花をプレゼントするのはちょっと恥ずかしいというときでも、サボテンならさりげなく思いを伝えられそうですね。
更新日: 2023年02月08日
初回公開日: 2015年08月11日