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レモン

レモンの木の育て方!栽培のポイントや苗木の鉢植え、収穫の時期は?

レモンは、さわやかな酸味でよく知られる果樹です。ジュースやお菓子、料理など幅広く活用して楽しむことができます。自宅でも栽培できるので、皮ごと食べられる無農薬栽培にもチャレンジできますよ。今回は、そんなレモンの育て方について、栽培のポイントや苗木の鉢植え、収穫の時期などをご紹介します。

レモンの栽培のポイントは?

日当たりのよい場所で管理し、年間を通して肥料をきらさないようにすることが、上手に栽培するポイントです。また、夏に土を乾かさないようにしないと弱ってしまうので注意してください。品種としては、寒さに強い「リスボン」や「マイヤーレモン」「ユーレカ」などが家庭菜園には向いています。

レモンの苗木を植え付ける!鉢植えや地植えの時期と方法は?

地植え 苗木 植え付け 植え方 踏み固め

レモンの苗は、3月中旬~6月中旬までの気温が安定している時期が植え付けの適期です。接ぎ木苗も販売されているので、接木苗なら台木の部分は土から少し出るように浅く植え付けてください。

鉢植え

植え付ける鉢が大きければ大きいだけ、育つ実も大きくなります。8号以上の鉢植えを選び、植え付ける苗は鉢の深さと同じ長さに幹を切り詰めます。そして、市販の果樹用培養土や、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜた水はけのよい土に植え付けていきましょう。

地植え

日当たりと水はけのよい場所で、強い風の当たらない場所を選んで苗木を植え付けましょう。深めに耕して、苗がすっぽりおさまるくらいの植え穴を掘りましょう。植えた苗は、地表から50cmくらいのところで幹を水平に切り、支柱を立てて支えてあげます。

レモンの水やり、肥料の与え方

苗 水やり

土作り

水はけのよい肥沃な土を好みます。鉢植えは、ミカン用の土など市販の培養土や、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土2~3、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:砂1 の割合で混ぜた土がおすすめです。地植えは、掘りあげた土に対して腐葉土と赤玉土(小粒)を半量ずつ混ぜあわせるとよいですよ。

水やり

鉢植え、地植えともに、夏の水切れに注意します。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えは、根付くまでの植え付けから1年間は、土が乾いたら水を与えてください。1年たてばしっかり根付くので、その後の水やりは不要です。

肥料の与え方

レモンは、おいしい実を付けるためにたくさんの肥料が必要です。2~3月、6月、9月、11月の年4回肥料を施すのが基本です。与えるのは、油かすなどの有機質肥料か、ゆっくりと効く緩行性化成肥料が適しています。

レモンの誘引や支柱立ての時期と方法は?

レモンの苗木は、強い風に当たると倒れてしまうことがあるので、植え付けたら横に支柱を立てて支えます。また、管理の良し悪しにかかわらず、樹勢が強すぎると花が咲かないことがあるので、上向きの枝を下方向に誘引して花付きをよくしていきます。上に伸びている枝の真ん中当たりに紐を結び付けて下向きに引っ張り、幹に結び付けるとよいですよ。

レモンの剪定の時期と方法は?

剪定 ハサミ 庭木

2~3月がレモンの剪定の適期です。鉢植えは左右交互に枝を伸ばすように育て、最後には両端がとがった円柱形(紡錘形)になるのが理想的です。地植えは、メインの太い枝を左右に1本ずつ生やしていきます。毎年少しずつそれぞれの枝から出る新しい枝を切りそろえ、半円の樹形を目指していきましょう。この他にも、絡み合っている枝や内向きの枝、伸びすぎている枝など余計な枝はつけ根から切り落としていきます。これによって風通しがよくなって、病気や害虫を予防できます。

レモンの収穫の時期と方法は?

レモン

5~6月に花が咲き、その後6ヶ月ほどたった11月中旬から2月が果実の収穫適期です。まだ緑から黄色に変化する途中のときに、実のヘタのあたりをハサミやナイフで切り取っていきましょう。レモンの枝にはトゲが生えているので、作業をするときは長袖に手袋や軍手を着用にするとよいですよ。収穫したまだ青いレモンは、徐々に室内で追熟させて、ベストな状態を楽しめます。ただ、熟しすぎてしまうと、酸味が飛んでしまうので注意してください。

レモンの栽培で注意する病気や害虫は?

レモンは、アオムシやアブラムシなどの害虫や、カイヨウ病などの病気にと病害虫の被害を受けやすい果樹です。特にアゲハチョウのアオムシ春先によくつきます。よく葉っぱを食べて知らない間に食べ尽くされているということも少なくないので、見つけたらすぐに殺虫剤を散布したり、直接株から引き剥がしたりしていきましょう。

また、カイヨウ病は葉っぱや果実かこすれあってできた傷から感染する、レモンの大敵となる病気です。葉っぱや実に斑点ができ、木から自然落下してしまうので、風が強く吹きつけないように注意し、殺菌剤を散布して予防してください。

レモンの育て方はそんなに難しくない

レモン

レモンは、数年前まで庭で育てる果樹として人気はありませんでした。しかし、近年は果実の栄養成分の高さや思ったよりも育てやすことから、人気が高まってきています。寒さに弱いという欠点はあるものの、収穫後の楽しみを思ってお世話を頑張ってみてください。レモンの実が収穫できたら、お茶やジャム、ケーキなど色々なものに調理して楽しんでみてくださいね。

初回公開日: 2016年05月19日