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レモンの木の育て方!鉢植えや剪定、収穫の方法、花が咲いたらどうする?

レモンはさわやかな酸味でよく知られる果樹です。ジュースやお菓子、料理など幅広く活用して楽しめることから家庭菜園の果物としても知られています。

そんなレモンではありますが、実は家で観葉植物として育てられることを知っていましたか?今回はそんなレモンの木の鉢植えや剪定、収穫の方法など育て方のポイントをご紹介します。

レモンは家で育てられる?鉢植えの方法は?

レモンを育てることを想像したとき、多くの人は畑で育てるイメージをするでしょう。でも実は、鉢植えにしても育てられるんです。

生い茂った緑色の葉っぱを生かして観葉植物として楽しんだり花を咲かせたりと、収穫までの過程も楽しめるのがレモンのような果樹の特徴です。

■ 鉢植えの手順

3月中旬~6月中旬ごろが植えるのおすすめの時期です。レモンの苗木、苗木よりも一回り大きな植木鉢、市販の果樹用培養土、軽石を用意してください。

  1. 新しい植木鉢の底に軽石をしいて土を1/3ほど入れる
  2. 植木鉢の中心にポットから抜いた苗木を置く
  3. 周りに土を入れて苗木を固定する
  4. 鉢の底から水が流れ出るくらいたくさん水を与えて苗がぐらつかない状態にする

レモンの苗木を植えたら支柱を立てよう!

レモンを鉢植えにしたあとは、強風にあおられたときに茎が折れたり倒れたりしないよう対策をたてましょう。

具体的には背丈を高く育てたい方は苗の横に支柱を立てることと、鉢が倒れないよう壁際に寄せるなどの工夫がおすすめです。

育て始めてから枝が増えすぎると、栄養分が枝の生長によりすぎて花が咲かないことがあります。

花を咲かせたい(実をつけたい)ときは、上向きの枝を下方向にビニールひもなどで引っ張って一括りにしましょう。これを誘引(ゆういん)と呼び、花の生長を促します。

レモンのお手入れ!水やりの仕方や肥料の与え方は?

レモンの苗木を植えた後は、水や肥料を与えて定期的にお手入れをしてあげましょう。

水やりの仕方は?

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏は気温が高いため乾燥が早く進むので、土が乾燥しきった状態が続くことで枯れるのを防ぎましょう。

肥料の与え方は?

レモンにおいしい実を付けたい方はたくさん肥料を与えます。2~3月、6月、9月、11月の年4回、油かすなどの有機質肥料か、ゆっくりと効く緩行性化成肥料を与えてください。

レモンの剪定の時期と方法は?

レモンを育てていると、枝が伸びすぎたり枝の数が増えすぎることがあります。2~3月になったら、余分な枝を切り落として(剪定して)ください。

鉢植えは左右交互に枝を伸ばすように育て、最後には両端がとがった円柱形(紡錘形)になるのが理想的です。

枝が絡み合っていたり、伸びすぎていたりしたら、内向きの枝から優先的に剪定してください。枝はつけ根から切り落としていきます。

剪定にによって枝の間の風通しがよくなり、病気や害虫による被害を予防できます。

レモンは花が咲く?実を収穫するためなら花は剪定したほうがいい?

レモンの木を育てるなら実を収穫するまで育ててみたいものですよね。そんなレモンの実をつけるために必要な過程が「開花」です。

あまり知られていないのですが、5月、6月、11月の3回のタイミングで白くて可愛らしい花をつけることがあります。

ただ、新しい花や枝の数増やして栄養を使い過ぎると、実が十分に育たないことがあります。そうならないためにも枝は増えすぎないよう適度に減らしておきましょう。

レモンの栽培で注意する病気や害虫は?

レモンを鉢植えにして育てるうえで注意したいことの1つが害虫や病気による被害です。アオムシやアブラムシなどの害虫がよってきたり、カイヨウ病などの病気にかかりやすいので注意してください。

例えば、春先には特にアゲハチョウのアオムシがよくつきます。よく葉っぱを食べて知らない間に食べ尽くされているということも少なくないので、見つけたらすぐに殺虫剤を散布したり、直接株から引き剥がしたりしていきましょう。

病気で注意したいのがカイヨウ病です。葉っぱや果実かこすれあってできた傷から感染するレモンの大敵となります。

カイヨウ病になると葉っぱや実に斑点ができて木から自然落下してしまいます。風が強く吹きつけないように注意し殺菌剤を散布して予防しましょう。

レモンの収穫の時期と方法は?

鉢植えのレモンを栽培していくなかで無事受粉して実が大きく生長してきたらいよいよ収穫です。5~6月に花が咲き、その後6ヶ月ほどたった11月中旬から2月がレモンの実の収穫のタイミング。

緑から黄色に変化する途中のときに、実のヘタのあたりをハサミやナイフで切り取っていきましょう。

レモンの枝にはトゲが生えているので、作業をするときは長袖に手袋や軍手を着用にするとよいですよ。

収穫したまだ青いレモンは、徐々に室内で追熟させて、ベストな状態を楽しめます。ただ、熟しすぎてしまうと酸味が飛んでしまうので注意してください。

レモンの育て方まとめ

今回ご紹介したレモンの育て方のポイントは3つです。①日当たりのよい場所で管理すること、②年間を通して肥料をきらさないようにすること、③夏に土を完全に乾燥させきらないこと。

水やりの管理が苦手な方は、寒さに強い「リスボン」や「マイヤーレモン」「ユーレカ」といった品種がおすすめです。

レモンの育て方はそんなに難しくない

レモンは、少し前まで庭で育てる果樹のイメージが強く、観葉植物としての人気は高くありませんでした。

ただ、近年は思っていたよりも育てやすことから家で育てる果樹として人気が高まってきています。

寒さに弱いという欠点はあるものの、自分で育てたレモンで作ったお茶やジャム、ケーキなどが味わえることを想像すると、初めてレモンを育てる方でも頑張ってみようと思えますよね。

何かこれから家で植物を育てようと思っている方は、レモンを鉢植えにして育ててみてはいかがでしょうか?

初回公開日: 2016年05月19日