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クロモジ(黒文字)とはどんな樹木?育て方は?

和菓子に添えられる爪楊枝の素材として知られるクロモジ。若芽の樹皮に入る黒い斑が美しいですよ。華やかな木ではありませんが、紅葉も楽しめ、シンプルで清楚な木の姿がナチュラルガーデンによく似合います。今回は、そんなクロモジとはどんな樹木なのかと、育て方についてご紹介します。

クロモジ(黒文字)の学名・原産国・英語

学名
Agapanthus africanus
科・属名
クスノキ科・クロモジ属
英名
原産地
日本
開花期
3~4月
花の色
白、黄緑
別名

クロモジ(黒文字)とは?どんな樹木?

クロモジは、クスノキ科・クロモジ属に分類される落葉性の低木です。若枝の樹皮に入る黒い斑紋が美しく、枝葉を折ったときの香りがよいことから、和菓子の高級楊枝の素材として利用されます。また、クロモジの枝を編んでつくられる「黒文字垣」は、お湯をかけておくとよい香りを放つことから、お茶室の垣根などに使われてきました。

まっすぐ上に伸びる幹は直径5~10cmと細身で2~5mほどの高さに生長します。灰褐色でなめらかな樹皮には丸い皮目があります。3月~4月頃に薄黄緑色の目立たない花を咲かせ、その後たくさんの葉っぱを茂らせます。花後には緑色の丸い実を付けますよ。

クロモジ(黒文字)の育て方のポイントは?

半日陰~日陰に植え付けることがクロモジを栽培するポイントです。直射日光など強い日差しに当たると弱って枯れてしまいます。日光には1日2~3時間当たれば十分です。

クロモジ(黒文字)の苗植えの時期と方法は?

11~2月の落葉期に、直射日光が当たらず、水はけのよい場所を選んで植え付けていきます。枝ぶりや木の姿を楽しむ樹木なので、地植えにするのが基本です。

苗よりも1~2回り大きな植え穴を堀り、腐葉土や堆肥を掘った土にたっぷりと混ぜ込んでおきます。そして、根に巻かれている麻布は外して植え付けていきます。根付いて花を咲かせるまでに5~6年ほどかかりますが、根付きさえすれば特に大きな手入れは必要ありません。

鉢植えにするときは、苗よりも1~2回り大きな鉢に市販の草花用培養土を入れて植え付けていきます。ただ、植え替えを嫌う樹木なので、5年以内に地植えに切り替えた方が長く楽しめますよ。

クロモジ(黒文字)の水やり、肥料の与え方

水やり

土が常に濡れていると根腐れを起こして枯れてしまいます。地植えは、日照りが続いて乾燥が激しいとき以外の水やりは不要です。鉢植えは、土が乾いたら底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。

肥料

植え付けるとき、土にたっぷりと堆肥や腐葉土を混ぜ込んでいれば、追加の肥料は必要ありません。

クロモジ(黒文字)の剪定の時期と方法は?

自然と樹形がまとまるので強い剪定は必要ありません。11~2月の落葉期に、混み合っているところや枯れている枝、伸びすぎている枝を間引くように取り除いたり、切りそろえたりして、自然な樹形に仕立てていきましょう。ある程度枝数を少なくすると、楚々とした自然な風合いを楽しめます。

クロモジ(黒文字)の栽培で注意する病気や害虫は?

とても丈夫な木なので、害虫や病気にかかる心配は少ないですが、ときどきカイガラムシが付きます。剪定をして株の風通しをよくすることで予防することができますよ。見つけたときは、ブラシなどを使って株から引き剥がすほか、薬剤を散布しておきます。また、耐寒性がありますが、九州などの暖かい地域で育てられた苗を寒冷地に植えると、寒さで枯れることがあるので、まだ木が若いうちは、冬になる前に株元を腐葉土などで覆って防寒対策を施しておくと安心です。

クロモジ(黒文字)は自然な風合いを味わえる庭木

クロモジ

華奢な見た目で、上に伸びる幹の姿が楚々とした風合いを持っているクロモジ。立ち姿がおしゃれで、和風のお庭にも洋風のお庭にもよく合います。また、育てやすい木なので、初めて植える樹木にもぴったり。気品のある香りを楽しむなら、若い枝を使って生け花にするのもすてきですよ。

初回公開日: 2016年05月31日