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落葉樹とは?庭木やシンボルツリーにおすすめの種類7選

春から夏にかけて鮮やかな緑の葉っぱが茂り、秋に紅葉する落葉樹。庭に1本あると季節の移り変わりが感じられますよね。今回は、そんな落葉樹とはどんな性質の植物なのか、庭木やシンボルツリーにおすすめの落葉樹の種類7選などをご紹介します。

落葉樹とは?葉っぱが落ちる仕組みは?

広葉樹 葉っぱ シンボルツリー

落葉樹とは、葉っぱが枯れて落ちる樹木の総称です。樹木には、1年中葉っぱを茂らせる「常緑樹」と、気温が下がると葉っぱが枯れ落ちてしまう「落葉樹」があり、落葉樹の多くは温帯に多く分布します。春に新芽が生え、夏になると鮮やかな緑の葉っぱをたくさん茂らせることから「夏緑樹」とも呼ばれます。幅広で大きな葉っぱを持つ広葉樹に多く見られますが、カラマツやセコイアなど針葉樹の一部も落葉樹に含まれます。

どうして葉っぱが落ちるの?

植物にとっての葉っぱは、光合成によってブドウ糖を作り出すための器官です。そんな必要不可欠な部分が枯れ落ちてしまうのはどうしてでしょうか?それは、水分不足で枯れてしまわないためです。

葉っぱは、根から吸い上げた水と空気中の二酸化炭素を利用して光合成を行い、ブドウ糖を作ります。しかし、気温が下がって根の活動が弱くなると水を吸い上げる力が弱まるのです。葉っぱをつけていると、どんどん水分を利用しようとするので葉っぱを枯らして水分不足になることを避けているのです。そうして冬は活動をおさえ、休眠するのです。

庭木やシンボルツリーにおすすめの落葉樹の種類7選

落葉樹は、夏に葉っぱが日陰を作り、冬は日向を作り出すことから草花との相性がよく、庭植えに人気です。中には花の咲く種類もあり、季節ごとに違う姿を見せてくれますよ。以下に、庭木やシンボルツリーに人気の落葉樹を7つご紹介します。

1. ハナミズキ

ハナミズキ

庭のシンボルツリーや街路樹に人気のハナミズキ。3~4月に白やピンクの花を咲かせ、秋には赤い実を付けながらきれいに紅葉します。一青窈さんの歌う曲の題名でも有名ですよね。枝を横に広げながら高さ4~10mほどに生長します。

品種を問わず暑さや寒さ、乾燥に強く育てやすい点が庭木に人気の理由です。枝数も少なくきれいな樹形にまとまるので、剪定の手間もかかりません。

2. ジューンベリー(アメリカザイフリボク)

ジューンベリー アメリカザイフリボク

バラ科のジューンベリーは、春に白い花が木を覆うように咲く落葉樹です。寒さに強く、樹高も3~5mとちょうどよいことから、ほかの庭木との相性も抜群です。6月に実る果実を収穫して、ジャムなどに利用するのも栽培の楽しみになります。日当たりが多少悪くても育ちますが、たっぷりと日の光に当てた方が、実付きがよくなります。11~3月に苗植えをして、木がまだ幼いうちに樹形を完成させておくとその後の手入れが楽ですよ。

3. アオダモ(コバノトネリコ)

アオダモ 開花

すらりとした樹形がシンプルでステキと人気のアオダモ。雌の木は、4~5月頃に綿菓子のような白いフワフワとした花を咲かせます。また、秋にたくさん茂った葉っぱが黄色く色づくのも見応え充分です。樹高は最終的に10mほどになる高木ですが、生長が穏やかなので庭のシンボルツリーに取り入れやすいですよ。

日当たりがよい場所を選び、水はけのよい土にさえ植えてしまえば、後のメンテナンスは簡単。ただ乾燥には弱いので日当たりが直射日光の当たる場所で育てるのは避けておくと安心です。

4. ライラック

ライラック 種類

ライラックは、初夏になると穂のようにまとまって小さな花が枝いっぱいに咲く落葉樹です。ハート形の花びらがかわいらしく、満開になると庭をよい香りで満たしてくれます。北国の代表的な花木でもあり、開花期を迎える4~6月には「さっぽろライラック祭り」が開かれますよ。

西日の当たる場所は避け、風通しをよくしてあげると元気に育ってくれます。生長が早く、植え付け数年でたくさんの花を咲かせるようになりますよ。枝がきれいに生えそろうので、剪定はそれほど必要ありません。

5. 白木蓮(ハクモクレン)

白木蓮 空 白 花 ハクモクレン 地植え

白木蓮は木蓮の仲間で、桜とほぼ同じタイミングでカップ状の白い花を上向きに咲かせる落葉樹です。上品な香りが特徴で、玄関先などに植えてシンボルツリーとして楽しまれることが多いです。樹高は10~20mと高く生長しますが、剪定によって大きさを制限していけば自宅での栽培も簡単。丈夫で害虫の心配も少なく、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。

6. アジサイ

アジサイ 色々 あじさい  アジサイ 紫陽花 

梅雨の風物詩として親しまれるアジサイは、庭木に人気の落葉樹の1つです。育てる手間が少なく、青やピンクに染まった手毬のような花を毎年楽しめます。花の色は土の酸性度合いによっても変わるので、土質を調節して思い思いの花色を鑑賞する楽しみもありますよ。

庭に植えるときは、風通しを考えて場所を選ぶことが大切です。多くの樹木が好む風通しのよい場所に植えてしまうと、冬の冷たい風に当たって花が咲かなくなってしまいます。午前中は日が差し込み、午後は日陰になるような場所で育てましょう。

7. イロハモミジ

もみじ カエデ

真っ赤に紅葉する姿が日本の秋を感じさせてくれるイロハモミジ。葉っぱの色の移り変わりを楽しむなら、ぜひ庭木に取り入れてほしい落葉樹です。お寺に植えられていることが多いこともあって和の雰囲気が強く、和風庭園のシンボルツリーとしてや坪庭によく取り入れられます。

乾燥に弱い性質なので、水もちのよいちょっとジメジメとした場所で育てます。春と冬に樹形を整えると、ひときわ存在感を放つような庭木へと生長してくれますよ。

落葉樹を庭に植えて季節の移り変わりを楽しもう

落葉樹

落葉樹は生長して枝が張り、高さが出ることを考えて、植え場所を決めましょう。樹木によっては植え替えが苦手だったり、西日を嫌ったりするので、その樹木の性質を調べてから育てはじめるのが失敗しないポイントになってきます。庭に1本あると、季節ごとに花や紅葉、実と色々な姿で育ててくれる人を楽しませてくれますよ。

更新日: 2016年08月11日

初回公開日: 2016年08月11日

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