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イロハモミジ(イロハカエデ)の育て方と花言葉!剪定の時期や方法は?

晩秋に美しく紅葉するイロハモミジ。紅葉狩りを楽しんだり、自宅のシンボルツリーにしたりと、いろいろな方法でその美しさが楽しまれる人気の落葉樹です。日本の秋の景観を作り出す代表的な木でもありますよね。今回は、そんなイロハモミジとはどんな植物なのかや、剪定の方法など育て方についてご紹介します。

イロハモミジ(イロハカエデ)の花言葉は?

『調和』『遠慮』『自制』『大切な思い出』

秋になると必ず色づき、風情のある姿で人々を楽しませてくれることから、「大切な思い出」という花言葉が付けられました。「自生」「遠慮」といった花言葉は、山間にひっそりと佇む姿にちなんでいます。

イロハモミジ(イロハカエデ)の学名・原産国・英語

学名
Acer palmatum
科・属名
カエデ科・カエデ属
英名
Japanese Maple
Smooth Japanese Maple
原産地
東アジア
開花期
4~5月
※見頃は紅葉する10~12月
花の色
別名
いろは紅葉(イロハモミジ)
いろは楓(イロハカエデ)
高尾楓(タカオカエデ)
小葉紅葉(コハモミジ)

イロハモミジ(イロハカエデ)とは?名前の由来は?

もみじ 関東 名所

イロハモミジは、東北より南に自生するカエデ属の落葉樹です。川べりや谷合で育ち、樹高は5~10mに生長します。手のひらのような形をした、深い切れ込みの入った葉っぱが特徴です。新緑の緑が美しく、秋になると真っ赤に紅葉する姿を楽しめます。暗い紫色をした花を春に咲かせますが、目立たず鑑賞して楽しむものではありません。

名前の由来

葉っぱに入った切れ込みを「い・ろ・は・に…」と数えて子供たちが遊んでいたことから、イロハモミジと名付けられました。これは、昔の数字の数え方が「いろは順」だったことに由来します。また、京都の高尾はカエデの名所であることにちなんで、高尾楓という別名が付けられました。

イロハモミジ(イロハカエデ)の育て方のポイントは?

たっぷりと水を与え、乾燥させないことが、キレイに紅葉させるためのポイントです。空気の乾燥に弱く、あまり乾きすぎると葉がチリチリになってしまいます。

イロハモミジ(イロハカエデ)の苗植えの時期と方法は?

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12~3月に、鉢か地面に植え付けていきます。鉢植えは、苗木よりも1.5倍直径と深さのある鉢を準備し、根に付いた土を1/3ほど崩してから植え付けていきます。鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷いてから、土を入れるようにすると水はけがよくなりますよ。

地植えは、直射日光に当たらない広い場所を選んで植え付けていきます。あらかじめ苗木の1.5~2倍の植え穴を掘って土作りをすませ、植えていきます。 苗木に麻布がまいてある場合はそのまま植え付け、ナイロンロープが巻いてある場合はできるだけ切って取り除いてから植えるとよいですよ。

イロハモミジ(イロハカエデ)の土作り、水やり、肥料の与え方

支柱 苗木 土

土作り

鉢植えにする場合は、赤玉土(小~中粒)6~7:腐葉土3~4の割合で混ぜた土に、2割ほど黒土を混ぜたものを使います。地植えは、植え穴を掘った土に腐葉土や堆肥を3割以上たっぷりと混ぜ込んでおきます。

水やり

地植えは、一度根付いてしまえば水やりは不要です。植え付けてから2週間だけ、土が乾いたら水やりをしていきましょう。地植えは、土が乾きはじめたらたっぷりと水やりをしてください。特に夏は水切れを起こさないよう、朝と夕方の1日2回与えるくらいが適量です。

肥料の与え方

葉っぱが落ちたらすぐに、油カスと骨粉を混ぜあわせた肥料を1~2握りか、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元に与えます。

イロハモミジ(イロハカエデ)の剪定の時期と方法は?

もみじ 京都 名所

3~6月と11~1月の年2回剪定をしていきます。春の剪定は、木の風通しをよくするために行うので伸びすぎている枝や上に向かって伸びる枝など、不要な枝を軽く切りそろえていきましょう。このとき、幹に日が当たるようにすると、生育が促されます。

11~1月の剪定は、樹形を整えるための剪定です。できるだけ早く剪定をすると、キレイな樹形にまとまりやすくなりますよ。横に広がるような最終形を思い浮かべながら、余計な枝を付け根から切り落としていきます。

イロハモミジ(イロハカエデ)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

もみじ 木

イロハモミジは挿し木で数を増やすことができます。ただ、成功率が低いので何本か同時にチャレンジしてみましょう。また、剪定で出た枝を活用してもかまいません。

11月頃に、10~15cmの長さに切った枝を冷蔵庫で春まで保管しておきます。そして、3~4月になったら赤玉土(小粒)など挿し木用の土に挿していきます。葉っぱの付いていたところから根を生やすので、そこを土に埋めるようにするのがポイントです。根が生えるまでは、土が乾かないよう水やりを続けましょう。

イロハモミジ(イロハカエデ)の栽培で注意する病気や害虫は?

イロハモミジは、テッポウムシと呼ばれるカミキリムシの幼虫とうどんこ病に注意が必要です。木の周りにおがくずのようなものが落ちていたら、テッポウムシが幹を食べているサイン。潜んでいる穴を見つけ、薬剤を注入するか、針金などを穴に入れて捕殺していきます。春から半月に1回のペースでオルトラン製剤を根本にまくと予防になりますよ。

うどんこ病は、梅雨の時期に発生しやすく、粉をかぶったように白いカビが株全体を覆います。風通しが悪い環境で発生しやすいので、夏前の剪定はきちんと行うことが大切です。また、病気にかかった葉っぱはすぐに切り落としてください。

イロハモミジ(イロハカエデ)は風情を感じさせる樹木

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イロハモミジは、葉っぱに入る深い切れ込みが特徴の樹木です。新緑の季節には淡い緑色、紅葉すると真っ赤に色づく葉っぱは、季節の移り変わりを私たちに知らせてくれているかのようですよね。特に紅葉のシーズンは、紅葉狩りをしに出かける人がいっぱいいます。庭に植え付けたり、鉢植えにしたり、自分の生活スタイルにあった方法で、イロハモミジの栽培を楽しんでみてください。

初回公開日: 2016年04月23日