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大根(ダイコン)の花言葉|種類や花が咲く季節、旬の時期は?

大根は、食用とされている作物で、きっと誰でも知っている野菜です。そんな大根にはとてもきれいな花が咲くということは実はあまり知られていないのです。そんな野菜としてもおいしく食べられて、きれいな花まで楽しめる大根について紹介していきます。

大根(ダイコン)の花言葉とは?

『潔白』『適応力』

「潔白」という花言葉は、食用になる大きな根の白と、花色の白さに由来して付けられました。「適応力」は、大根がどんな料理にも利用できることにちなんでいます。

大根(ダイコン)の学名・原産国・英語

学名
aphanus sativus var. longipinnatus
科・属名
アブラナ科・ダイコン属
英名
Daikon
Japanese radish
 原産地
地中海沿岸
開花期
4~5月
収穫期
5~7月/10~12月
別名
清白(スズシロ)

大根(ダイコン)とは?どんな花や葉をつける野菜?

ダイコン 大根 花

大根はアブラナ科・ダイコン属に分類される野菜です。原産地は地中海沿岸といわれており、紀元前2000年頃にはエジプトでは今の二十日大根が栽培されていた記録が残っています。日本へは中国経由で渡来し、918年の「本草和名」に「莱箙」として記載されています。根が大きいことから「大根(ダイコン)」と室町時代の頃から呼ばれるようになりました。また、春の七草の1つである「清白(スズシロ)」も大根のことなんですよ。

食用にされる白い根が特徴ですが、春になるときれいな花を茎先にたくさん咲かせます。白もしくは淡い紫の花色をしており、4枚の花びらが十字に付くことが特徴です。

大根(ダイコン)の種類や品種は?

青首大根

日本で単に「大根」というと本種を指します。地上に出ている部分が緑色になることから、青首といわれています。甘みが強くてみずみずしく、サラダや煮物、おでんなど様々な料理に活用して楽しまれています。

聖護院大根

京都の伝統野菜として知られるもので、大きなカブのような見た目をしています。肉質でやわらかく甘みが強い上に、煮崩れしにくいことから、煮物によく利用されます。また、千枚漬けにされて楽しまれます。

三浦大根

神奈川県三浦半島の特産品とされる白首大根の品種です。キメが細かく、辛味が強いことが特徴です。そのため、主に漬物や煮物に利用されます。

辛味大根

10~20cmと小ぶりで、辛味の強い大根の総称です。水分量が少ないことから、大根おろしにして薬味として使われます。長野県特産の「親田辛味大根」をはじめ、群馬や京都で栽培が盛んです。

ハツカダイコン(二十日大根/ラディッシュ)

「ラディッシュ」とも呼ばれる野菜で、鮮やかな赤色の小ぶりな根がサラダの彩りに加えられます。大根の種類の中では最も小型で、種まきから収穫までの期間がおよそ20日と短いことから名付けられました。栽培が簡単なので、家庭菜園でよく育てられていますよ。

ハナダイコン

大根によく似た花を咲かせることから名付けられた同じアブラナ科の植物ですが、野菜として流通している大根とは全くの別種です。耐寒性のある多年草で、欧米では古くからガーデニングに利用されてきました。草丈60~90cmくらいで、春になると紫色の花を咲かせます。夕方になると、とてもよい香りを漂わせます。

ワサビダイコン

「ホースラディシュ」「西洋わさび」とも呼ばれるアブラナ科の別種です。フィンランドや東ヨーロッパが原産で、白色の根はわさびのような強い辛味があります。ローストビーフの薬味として知られているほか、粉ワサビやチューブのわさびの原料に利用されています。

大根(ダイコン)はサラダや煮物などの料理に使って楽しもう

ダイコン 大根

大根は、冬になると甘みが増し、サラダや煮物など色々な料理に使って楽しめる野菜です。育てるのも種まきの時期に気をつけていればそれほど手間がかからず、家庭菜園でも気軽に取り組めます。また、ビタミンCや食物繊維など、体によい栄養素を豊富に含んでいることもうれしいポイント。ミニ大根と呼ばれる小型種なら、鉢やプランターでも気軽に育てられますよ。

更新日: 2022年05月18日

初回公開日: 2016年06月01日

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