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島らっきょうを栽培!旬の時期や苗の植え方、育て方のコツは?

強い香りと辛みをもつ島らっきょう。一度食べたらクセになると、近年少しずつ人気を高めている注目の野菜です。今回は、そんな島らっきょうについて、栽培方法や旬の時期、苗の植え方など育て方のコツをご紹介します。

島らっきょうの学名・原産国・英語

学名
Allium chinense
科・属名
ヒガンバナ科・ネギ属
英名
Rakkyo
原産地
中国
収穫期
9~11月
開花期
5~6月
花色
ピンク、紫
別名

島らっきょうとは?どんな性質や特徴をもつ葉や花を咲かせる植物?

島らっきょうとは、らっきょうの種類の一種です。古くから沖縄で作られ、伝統野菜として今では全国に流通するようになりました。通常のらっきょうよりも小さく、強い香りをもっているのが特徴です。食べるとピリッとした辛さがあります。

草丈は30~40cmほどに生長し、秋頃に伸びた花茎の先端に赤紫色の小さな花を10数輪まとめて付けます。らっきょうとして知られている鱗茎の部分は、卵状~長楕円形の形をしており、茎から切り離して食べられます。

島らっきょうの効果・効能は?

主な成分は、アデノシン、アリシン、ナイアシン、食物繊維、カリウム、パントテン酸などが含まれています。殺菌効果、利尿作用、発汗作用があるとされ、昔から薬用植物として利用されてきました。一般のらっきょうと同じように生のまま食べるか塩漬けや浅漬け、てんぷら、チャンプルー、甘酢漬け、醤油漬けの具材などに使われます。

食物繊維

とくに豊富に含まれており、約90%が水溶性です。これはキャベツの50倍の量とされ、整腸作用や便秘の改善、動脈硬化の予防などが期待できます。

アリシン(硫化アリル)

疲労回復や滋養強壮の効果があるとされ、免疫力の向上、冷え性の改善、ガン予防、血液をサラサラにして血栓を予防するなど病気の予防に効果があります。

ナイアシン

エネルギーを作り出す成分で、夏バテ防止にも最適なほか、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ効果が期待できます。

アデノシン

血液をサラサラにする効果があるとされ、脳卒中や心臓病の予防に効果があります。

島らっきょうの種類や品種は?

島らっきょうは、大きく分けると、原種である島らっきょう、伊江島産島らっきょう、八重瀬町産島らっきょうの3つに分けられます。

島らっきょう(原種)

とても小粒ならっきょうです。非常に希少な品種とされ、扱っている農家はほとんどないとされます。

伊江島産島らっきょう

他の島らっきょうよりも太く、長いのが特徴の種類です。非常に強い香りで、最も早く収穫期を迎え値段も少し高めです。

八重瀬町産島らっきょう

沖縄県本島南部にある八重瀬町の農家で作られています。極力悪い影響を与えないように、減農薬や有機栽培に力を入れており、雑草などもすべて手で取り除いて栽培しています。

島らっきょうの育て方のポイントは?

できる限り日の当たる場所で栽培することがポイントです。園芸店やホームセンターなどで球根が売っているので、傷んで病気にかかっていない、しっかりとしたものを選ぶようにしてください。

島らっきょうの苗植えの時期と方法は?

島らっきょうの植え付けは、8~9月下旬頃が適期です。深めのプランターに、市販の野菜用の培養土を入れ、4~5cmほど間隔をあけて1カ所に1~2球ずつ植え付けます。土の水はけが悪いときは、赤玉土(小粒)やバーミキュライトを混ぜてください。株の上部が少し見えるように5cmほど土を被せ、浅く植えにします。

地植えでは、日当たりと水はけのよい場所で、10cm間隔で1カ所に1~3球ずつまとめて植え、5cmほど土を被せて植え付けます。

島らっきょうの水やり、肥料の時期と方法は?

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたら、底から水がしみだすほどたっぷり水やりをします。根が完全に乾いてしまうと傷むので、乾燥しやすい夏は水不足に注意してください。地植えは、乾燥した日が続いたときは、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをするとよいですよ。

肥料

肥料は、あまり必要ありません。植え付け時に土へ化成肥料を施した後は、2~3月頃に同じく化成肥料を少し施します。肥料を混ぜ込んだら、土寄せをして生育を促しましょう。

島らっきょうの収穫の時期と方法は?

島らっきょうの収穫は、4~6月頃が適期です。一度試しに掘り上げてみて、十分に球根が育っているようであれば収穫してください。少しずつ必要な分だけ収穫して長く楽しむか、一気に収穫して塩漬けにするとよいですよ。

島らっきょうの栽培中に注意する病気や害虫は?

病害虫に強く、とても丈夫です。ただ、土の環境が多湿状態になってしまうと、球根が傷み、枯れることがあるので注意してください。水はけのよい土作りをすると安心です。

島らっきょうで健康な生活をしよう

島らっきょうが日常的に食べられる沖縄では、脳卒中や心臓病の発生率が少ないといわれ、島らっきょうが健康の秘訣とされています。いつものらっきょうとは一味違う島らっきょうを栽培して、健康な体作りに役立ててみてはいかがでしょう。

更新日: 2016年06月27日

初回公開日: 2016年06月27日

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