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アガパンサス(紫君子蘭)の花言葉|花の種類や色、見頃の季節は?

梅雨の時期に花開くアガパンサスは、紫や白、青、ピンクなど涼しそうな色合いで見ている人を楽しませてくれます。西洋では「愛の花」とされ、恋や愛にちなんだ花言葉を持っていますよ。今回は、そんなアガパンサスの花言葉をはじめ、種類や品種、見頃の時期などをご紹介します。

アガパンサス(紫君子蘭)の花言葉は?

アガパンサス

『恋の訪れ』『ラブレター』『恋の季節』

■ 青紫色:知的な装い

アガパンサスは愛と花を意味するギリシャ語が語源となっていることから、恋や愛にまつわる花言葉が付いています。ヨーロッパでは古くから愛の花として親しまれ、恋人に贈られていました。

自分の気持ちを想い人に伝えるシーンで贈られた花から、「ラブレター」、青紫色の凛とした花姿が知性を感じさせる様子から「知的な装い」という花言葉を持ちます。

アガパンサス(紫君子蘭)の花の色や和名は?

アガパンサス
学名
Agapanthus africanus
科・属名
ヒガンバナ科アガパンサス属
※古くはユリ科に分類される
英名
Agapanthus
原産地
南アフリカ
開花期
5~7月
花の色
青紫、紫、白、ピンク、複色
別名
紫君子蘭(ムラサキクンシラン)
アフリカンリリー

アガパンサス(紫君子蘭)とは?どんな花を咲かせる?

アガパンサス

アガパンサスは、南アフリカを原産地とする多年草です。別名「アフリカンリリー」と呼ばれるほか、君子蘭に似ていることから「紫君子蘭(ムラサキクンシラン)」という和名も持っています。夏になると細長く伸びた茎の先から放射状に花を咲かせ、草丈は30〜150cmまで生長します。

花びらがユリに似ていることもあり、以前はユリ科に分類されていましたが、現在はヒガンバナ科に分けられています。生命力が高く丈夫な性質を持つことから、最近では公園や野に咲いている姿を見かけるようになりました。

名前の由来

アガパンサスの花名は、ギリシャ語で愛を意味する「agape(アガペー)」と、花を意味する「anthos(アンサス)」が合わさって付けられています。アガパンサスが日本に渡ってきたのは明治時代中頃ですが、詳しい経緯は定かではありません。

アガパンサス(紫君子蘭)の見頃の季節や開花時期は?

アガパンサス

アガパンサスの開花時期は5~7月です。アガパンサスはアジサイと同じ梅雨の花として知られ、夏に差し掛かる6月末頃に見頃の時期を迎えます。

暑さや寒さに強く育てやすい植物なので、コンテナや花壇の植え込みとしてガーデニングによく用いられています。また、ガーデニングで初めて育てる花としてもおすすめです。

アガパンサス(紫君子蘭)の種類や品種は?

アガパンサスの種類は、20種ほどあるといわれています。白やピンク、複色などの花色もありますが、青紫色が一般的です。1.5mの草丈になる大型種や星形の花びらをもつ品種など、種類によって見た目が違います。今回は、そんなアガパンサスの品種の中から代表的なものをいくつかご紹介します。

プラエコクス・オリエンタリス

アガパンサス プラエコクス オリエンタリス

プラエコクス・オリエンタリスは、通常のアガパンサスより花数が多い大型品種です。ときには100輪以上の花を付けることがあります。

プラエコクス・ミニムス

プラエコクス・ミニムスは、ケープ南部が原産の小型品種です。草丈が60cm程度にしかならないことから、鉢植えにして楽しまれることが多いです。

フローレプレノ

フローレプレノは、プラエコクス・オリエンタリスの変種です。花がつぼみのまま開かないという一風変わった特徴を持ち、多くの園芸品種を作り出す元となった品種です。

アフリカヌス

アガパンサス 青 紫

アフリカヌスは、常緑性のアガパンサスで、明治時代に日本に渡ってきた品種です。アガパンサスというと、本種を指すことが多いです。

イナペルツス

アガパンサス

イナペルツスは、つぼみのときは上を向き、花を咲かせると下向きになる品種です。生長過程の変化が面白く、青色や他の品種にない白色の花色をもつことが特徴です。

アガパンサス(紫君子蘭)の花言葉はプレゼントにぴったり

アガパンサス

ヨーロッパでは、愛や恋を象徴する花として知られるアガパンサス。ガーデニング初心者でも育てやすく、品種によってサイズや花姿が変わるので育てる楽しみが多いお花です。

好きな相手に気持ちを伝えるのが恥ずかしい方は、「ラブレター」や「恋の訪れ」という花言葉をもったアガパンサスとともに気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

更新日: 2022年04月13日

初回公開日: 2015年07月08日

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