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ゼフィランサス(タマスダレ)の花言葉と育て方|球根の植え方や時期は?

ゼフィランサスは、南アメリカ原産の球根植物で、葉はすっと伸び、白やピンクの花を上向きに咲かせます。まとまって雨が降った後に花が咲くのが特徴です。今回は、そんなゼフィランサスの花言葉や育て方についてまとめました。

ゼフィランサスの花言葉

ゼフィランサス タマスダレ

『汚れなき愛』『純白の愛』『期待』『便りがある』

「汚れなき愛」「純白の愛」は、ゼフィランサスの中でも白い花をつける品種の清らかなイメージにちなんでつけられたといわれています。また、「便りがある」「期待」という花言葉は、ゼフィランサスの語源で西風を意味する「Zephyros」というギリシャ語に由来しています。

ゼフィランサスの花の色や別名は?

ゼフィランサス タマスダレ 玉簾
学名
Zephyranthes
科・属名
ヒガンバナ科ゼフィランサス属(タマスダレ属)
英名
zepher lily
Fairy lily
Rain lily
原産地
アメリカ、西インド諸島
開花期
7~9月
花の色
白、ピンク、黄など
別名
レインリリー、タマスダレ

ゼフィランサスは、ゼフィランサス属(タマスダレ属)の植物の総称で、温暖な地域に生息している多年草です。メキシコを中心に南北アメリカや西インド初頭に40種類ほどが分布しているとされています。園芸品種は19世紀のイギリスで生み出されました。

学名は、ギリシャ語で西風を意味する「Zephyros(ゼピュロス)」と花を意味する「anthos(アントス)」が合わさったものとされていますが、なぜこれらが語源となっているのかは定かではありません。よく晴れて乾燥した後に雨が降って球根が潤うと開花します。この性質から、「レインリリー」という別名でも親しまれています。

ゼフィランサスの開花時期や見頃の季節

ゼフィランサスの開花期は、春咲き品種は5~6月初旬、秋咲き品種は7~10月頃になります。花は数日しか咲かず、次々と新しいものが咲いていくので、密に植えることでじっくりと花を楽しむことができますよ。

ゼフィランサスは、白い花を咲かせるタマスダレと、ピンク色の花を咲かせるサフランモドキがよく楽しまれています。タマスダレは寒さに強く、丈夫で育てやすいので、公園などでもよく見られます。

ゼフィランサスの育て方!球根の植え方と時期は?

ゼフィランサス タマスダレ

ゼフィランサスの中でも主に出回っているのは春植えの品種で、球根は3~4月に鉢か庭に植え付けていきます。種まきで育てることもできますが、球根になるまで育て、きれいな花を咲かせるまでには数年ほどかかることから一般的には行われません。

ゼフィランサスは、水はけがいい用土で、日当たりがよく通気性のいい環境を好む性質があります。鉢植えの場合は、4号鉢に5球ほどを目安に植え付けていきましょう。用土は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3ほどの割合で混ぜたものを用意します。そして株同士の間隔を5cmほどとり、浅植えにします。あまり間隔を空けずに植えるのがポイントです。

地植えの場合は、庭の掘り起こした土に腐葉土を混ぜたものを準備しておきます。そして株間を10~15cmほど空け、球根の上に土が3~5cmほどかぶる深さに植え付けていきます。半日陰でもある程度育ちますが、日に当てて育てるとより花つきがよくなりますよ。

ゼフィランサスの水やり・肥料の与え方は?

ゼフィランサスの水やり

地植えの場合は、特に水やりを必要としません。鉢植えにした場合は、土がしっかり乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。ゼフィランサスは、乾燥が続いた後に降った雨によって球根が潤い、花を咲かせるという特徴があることから、乾いて湿るというサイクルを上手に作ってあげることが大切です。

肥料の与え方

肥料は、植え付ける際に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。そして追肥として、秋頃に1度、緩効性化成肥料を施します。

ゼフィランサスの剪定や冬越し、植え替えは?

ゼフィランサス タマスダレ

剪定

ゼフィランサスは草丈10~20cmまでしか生長しないので、剪定の必要はありません。ただ、花が枯れ、葉が黄色く変色したら、球根に栄養を蓄えるため花茎を下から切り落としてください。

冬越し

タマスダレなどの耐寒性品種は、特に防寒をする必要はありません。それ以外の品種は、地植えの株元を腐葉土で覆うなどの防寒を行ってください。また、鉢植えは北風の当たらない場所に置いたり、防寒シートなどを被せたりすると安心です。

植え替え

ゼフィランサスは植えっぱなしでもよく育ちますが、球根が混み合ってくると花がつきづらくなるので、4~5年に1回植え替えを行います。花がつく前の3~4月に球根を掘りあげ、株間を調節してあげましょう。このとき、分球しているようであれば株分けして増やすこともできます。

ゼフィランサスの育て方で気をつける病害虫は?

ゼフィランサスは、比較的病害虫には強い植物です。ただし、風通しが悪いとつぼみや花にアブラムシがつくことがあります。

アブラムシは、発見次第テルスタースプレーなどの殺虫剤を散布して退治しましょう。もし、殺虫剤を使うことに抵抗があるなら、根気よくティッシュなどで拭き取るか、牛乳を霧吹きで直接アブラムシに吹きかけるのも効果的です。

ゼフィランサスの花の種類は?

ゼフィランサス タマスダレ

ゼフィランサスは、春咲き品種や秋咲き品種など咲く時期にもばらつきがあり、白、ピンク、黄など色をした花びらを咲かせます。今回はゼフィランサスの代表的な品種を紹介します。

ゼフィランサス シトリナ

きれいな黄色の花びらを咲かせる品種です。タマスダレのように丈夫で、植えっぱなしでもよく育つ春植え球根です。

ゼフィランサス カリナタ

薄ピンク色をした品種です。中央アメリカから西インド諸島が原産国で、江戸時代の終わりに日本に渡ってきました。草丈が15~20cmほどで、葉は扁平でひも状に生えます。

ゼフィランサス・ロゼア

グアテマラや西インド諸島が原産国で、サフランモドキよりも濃いピンク色の花びらをした品種です。寒さにやや弱い性質があります。

ゼフィランサス サンアントーネ

薄いオレンジ色の花びらを5枚咲かせる品種です。

ゼフィランサス タマスダレ(玉簾)

ペルー原産で、明治時代に日本へやってきたとされる最も普及している品種です。白色の花びらが特徴で、細い葉が簾に似ていることから玉簾(タマスダレ)という名前がつきました。ゼフィランサスというとこの品種を指すことが多いです。

ゼフィランサス グランディフロラ(サフランモドキ/カリナタ)

ピンク色の花びらを咲かせる品種で、見た目がサフランの花に似ていることからサフランモドキという名前で親しまれています。ジャマイカ、キューバ、メキシコ、グアテマラなどに自生しています。5~6cmのやや大きめの花びらをもち、「カリナタ」という別名で流通していることも多いです。

ゼフィランサスの育て方は毒に注意が必要

タマスダレ 玉簾 ゼフィランサス

ゼフィランサスは、土が乾燥してから水をやるというサイクルによって花が咲きやすくなります。そのため、鉢植えよりも自然の営みに任せる地植えでの育生に向いている植物です。花の管理も簡単なので、ガーデニング初心者におすすめですよ。ただし、葉や球根に毒があるヒガンバナ科なので、手で直接触れないように気をつけてくださいね。

更新日: 2023年06月07日

初回公開日: 2015年07月15日

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