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シクラメンの育て方!球根の植え方、種まき、寄せ植えのコツは?

冬の花といえば、シクラメンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?赤や紫、ピンクに色づいた花びらは、花壇やプランターを明るい雰囲気で満たしてくれます。

今回は、そんな冬のガーデニングには欠かせないシクラメンの育て方について鉢植えの方法や水やりの仕方、肥料の与え方、寄せ植えのポイントなどをご紹介します。

シクラメンってどんな花?

シクラメンは、秋から春にかけて花を咲かせる球根植物です。サクラソウ科・シクラメン属に分類され、冬に花を咲かせる数少ない花として知られています。

クリスマスシーズンになると、真っ赤なポインセチアと一緒に花屋さんに飾られている姿を見たことがある方も多いと思います。

上手に育てれば毎年花を咲かせてくれるので、秋の寂しい時期にお花が欲しいと思っている方にぴったりです。

シクラメンの育て方のポイントは元気な苗と鉢選び!

これからシクラメンを育てようと思っている方は、元気な苗と素焼き鉢を選ぶようにしましょう。苗は葉っぱの色ツヤがよく花や葉の芽の数が多いモノが、植木鉢は底に穴の空いた素焼き鉢がおすすめです。

シクラメンの鉢植え!苗を植える方法や時期は?

シクラメンを初めて育てるなら苗からがおすすめです。種や球根からでも育てられますが、手間暇がかかるうえ枯らしてしまうこともあります。

秋に植えれば翌年には花を咲かせるので、苗と苗より一回り大きな素焼き鉢、市販されているシクラメン用培養土を準備して植えていきましょう。

  1. 根を傷めないよう丁寧に鉢やポットから苗を取り出す
  2. 根を2~3cm残して他を切り落とす
  3. 土に穴を掘って土の表面から根元から球根が半分だけ頭を出すように植える
  4. 鉢底から水が流れるほど水をたっぷり注ぐ

シクラメンのお手入れ!水やりの仕方や肥料の与え方は?

シクラメンの苗を植えたら、定期的なお手入れが必要です。

水やりの仕方

シクラメンは水やりを控え、乾燥した環境を作り出すことが大切です。土の表面が完全に乾いてから、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

水やりのタイミングがつかみずらい方は、鉢の受け皿に水をためて、土に給水し続ける「底面給水」という方法もあります。

常に水をためている分、たびたびの水やりは必要ありませんが株が蒸れやすくなるのが欠点です。必ず風通しのよい場所に置いてください。

また、葉っぱや花に水がかかると傷んでしまうので水やりはゆっくり根元へ行うようにしましょう。

肥料の与え方

開花期間中、薄めた液体肥料を週に1回くらい施します。花や葉に触れないように、葉を持ち上げながら与えるのがコツです。

シクラメンの栽培で注意する病気や害虫は?

シクラメンを育てていると病気や害虫の被害にあって枯れることがあります。特に灰色かび病や萎凋病(いちょうびょう)、軟腐病などの病気には注意が必要です。

いずれも、湿度の高い環境が原因のことが多いので、株の周りの風通しをよくすることが大切です。

病気にかかったときは、効果的な薬を散布して対処してください。病気が進行していると、回復しないことも多く他の植物にうつる危険もあるのですぐに該当部分を切ったり、抜き取ったりして処分するほかありません。

シクラメンの花が咲き終わったら?剪定方法や時期は?

シクラメンのメンテナンスは、花が咲き終わった後に行います。枯れた花をそのままにしておくと、種ができて球根の栄養を奪われてしまいます。

花がしおれてきたら、茎の中心部をつまみ、ひねりながら引き抜いてください。

シクラメンの増やし方!種まきの方法や時期は?

もし、シクラメンの栽培に慣れてきたら、種まきにチャレンジしてみませんか?発芽率が低いため、少し難易度は高めですが実際に花が咲くとその分うれしさも倍増しますよ。

種は育てているシクラメンの花2つを人工授粉させる必要があるので、2つ以上の苗が必要です。開花時に受粉作業を行い、3〜4月に実った種を回収します。

冬に差し掛かる前に種を種まき用の土に植えて、室温くらいのあたたかな場所で管理します。

土が感想しないよう霧吹きなどで水やりを続けると、数ヶ月以内に発芽するので苗がしっかり育ったら一回り大きな鉢に植え替えてください。

シクラメンの寄せ植えのコツや注意点は?

シクラメン同士を寄せ植えする場合は、植える間隔に注意しましょう。

シクラメンとちがう植物を寄せ植えするときは、背丈の高い花を中心に置き、生長しても根が広がらない植物や土や気温など栽培環境の似ている植物と合わせるのがおすすめです。

  1. 大きめの鉢またはプランターを準備する
  2. プランターの縁から下2~3cmのところまで土を入れる
  3. 鉢の中心にシクラメンの球根の上部が少し出るように植える
  4. 寄せ植えする植物を15~20cmほどの間を空けて植えていく
  5. 花や葉に水がかからないようにしながら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりをする

■ 相性の良い植物

パンジー、ビオラ、アリッサム、ノースポール、プリムラ、ハツユキカズラ、ガーベラ、コニファーなど

シクラメンは夏を越せるの?

シクラメンは、ジメジメとした夏の暑さが苦手です。気温の高い時期をむかえると、ほとんどのシクラメンが枯れてしまいます。

夏を乗り越えるためには、蒸れた環境にならないように管理することが大切です。これを一般に「休眠法」といいます。

葉っぱが全て枯れたら、完全に水を絶ち、風通しのよい場所で管理していきましょう。そして、無事に夏が越せた株は、秋のうちに一回り大きな鉢に植え替えて引き続き育てていきます。

シクラメンで冬のガーデニングをもっと楽しもう

冬のガーデニングにはかかせない植物、シクラメン。カラフルな花は、鉢植えにも庭植えにも利用されます。

暖色系の花が多く、1株あるだけで、花壇やプランターが明るい雰囲気になりますよね。冬はガーデニングをお休み…なんてもったいない!ぜひシクラメンを活用して、冬も庭を彩ってみてくださいね。

初回公開日: 2015年05月15日