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月見草(ツキミソウ)の花言葉と育て方!効果効能や見頃の季節は?

「富士山には 月見草がよく似合う」という太宰治の一節で知られる月見草。花は夕暮れを待って咲き、朝日を浴びてしぼむため、「待宵草」とも呼ばれています。今回は、月見草の花言葉と育て方、効果効能、見頃の季節をご紹介します。

月見草(ツキミソウ)の花言葉と意味・由来は?

『無言の愛情』『湯上りの美人』『移り気』『ほのかな恋』『うつろな愛』

「無言の愛」は、ひと目を避けるように夕方から花を咲かせる様子に、「移り気」は、花色が白から薄いピンクに変化することに由来しています。「ほのかな恋」「うつろな恋」は、竹久夢二の「待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待ち草の やるせなさ」という詩からきています。

月見草(ツキミソウ)の学名・原産国・英語

学名
Oenothera tetraptera
科・属名
アカバナ科・マツヨイグサ属
英名
Evening primrose
原産地
北~南アメリカ
開花期
5~9月
花の色
白、ピンク、黄、オレンジ
別名
待宵草(マツヨイグサ)
コマツヨイグサ
メマツヨイグサ
オオマツヨイグサ

月見草(ツキミソウ)とはどんな花?名前の由来は?

月見草 花

月見草とは、マツヨイグサ属の植物全体を指す呼び名です。「マツヨイグサ」「コマツヨイグサ」「オオマツヨイグサ」「メマツヨイグサ」などがあり、江戸時代、黒船の来航とともに日本に伝わってきました。草丈は15~30cmで、ギザギザした葉をしています。

夕暮れに花が咲きはじめ、夜に開花し、朝方には枯れてしまいます。和名の「月見草」「待宵草」は、花が夜に咲くことに由来。ただ、最近は品種改良がすすみ、昼に咲く品種や、開花期間が長い品種も生み出されています。

月見草(ツキミソウ)の開花時期と見頃の季節は?

5~9月が開花期で、7月に見頃を迎えます。月見草は、1日のうちで、花色が変わることも特徴の1つ。白色の花をもつ品種は、日が暮れはじめると白い花を咲かせ、朝しぼむ頃にはピンクや紅色に変化しています。これは、開花するとアントシアニンという物質が増えるため。夏の夜、花色が変化する様子を観察するのも面白いかもしれませんね。

月見草(ツキミソウ)の効果効能は?副作用はある?

月見草 効果 効能

アメリカの先住民は、すりつぶした月見草を傷口やできもの治療に使っていました。この習慣が17世紀にイギリスへと伝わり、ヨーロッパ全土で「王様の万能薬」として痛み止めや咳止めに使われるようになったといわれています。

効果・効能

近年では研究がすすみ、月見草の種からとれるオイルには、アトピー性皮膚炎の治療、生活習慣病の予防・改善への効果が期待されています。

オイルに含まれるガンマリノレン酸が、プロスタグランジンというホルモンを作ることで、皮膚機能の維持、血圧や血糖値の安定させるといわれています。最近では、月見草のオイルを凝縮させたサプリメントも作られています。

副作用

月見草のオイルの効果・効能は、医学的な根拠が不十分な部分もあり、まだ研究段階といわれています。月見草を摂取することで、胃腸障害や頭痛などの副作用を引き起こすことも。

月見草(ツキミソウ)の育て方のポイントは?

日当たりと水はけのよい場所であれば、病害虫の心配もなく元気に育ちます。ただ、移植を好まないので、一度植え付けたらなるべく移動はさせないように。

月見草(ツキミソウ)の種まきや苗植えの時期と方法は?

月見草 植え付け

種まき

2~4月が種まきの適期です。植え替えを嫌うため、鉢や庭に直接まくのがおすすめです。直接鉢や庭に種をまくときは、種が重なり合わないように。場所がなくてビニールポットで育てるときは、ポット1つにつき2~3粒の種をまきましょう。どちらも、植え替えるまで水やりをして、土を乾燥させないように管理します。

発芽後、生長が遅い芽は摘み取り、元気な芽だけを育てます。本葉が2~3枚まで育ったら、鉢や庭に植え替えます。

苗植え

4~5月に鉢か庭に、苗を植えます。鉢植えの場合、まず、苗よりも一回り大きな鉢に、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で配合した土を入れます。根に付いた土を落とさず、丁寧に植えるのがポイントです。

庭植えの場合、植え付け2週間前に、土を掘り起こして腐葉土を混ぜておきます。植え付け時には、根を傷つけないように。横に広がっていくため、複数の株を植えるときは、苗同士の間隔を20~30cm開けておきましょう。

月見草(ツキミソウ)の土作り、水やり、肥料の与え方!

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。多少湿っている方が元気に育つので、真夏は乾燥させすぎないように。庭植えの場合、水やりの必要はなく、地面が極端に乾いているときだけ水を与えるようにしてください。

肥料

植え付ける土に、ゆっくり効く緩効性の化学肥料を混ぜこんでおきます。3月と10月にも同じ肥料を株元へ与えましょう。肥料が多いと枯れることがあるため、控えめに与えるのがポイントです。

月見草(ツキミソウ)の植え替えの時期と方法は?

3月か9月が植え替えの適期です。鉢が根でいっぱいになったら、植え付けと同じ土を準備し、一回り大きな鉢に植え替えます。根を傷つけないよう、古い土は落とさなくても大丈夫です。

月見草(ツキミソウ)の増やし方!株分けの時期と方法は?

3月か9月に株分けで増やすことができます。株分けは、分割した株に新芽がいくつか付いた状態で分け、それぞれ水はけのいい土に植え付けます。大きくしたくないときは、株分けをすればサイズ調節ができますよ。

月見草(ツキミソウ)の花は可憐で繊細

月見草 花 ツキミソウ

夜に咲き、朝にはしぼんでしまう月見草の花は、可憐で繊細なイメージがあります。この印象から、与謝野晶子や種田山頭火など、多くの歌人が詩の題材として扱ってきました。夏の夜、虫の声をききながら花の開く様子を観察するなど、月見草ならではの風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。

更新日: 2015年09月05日

初回公開日: 2015年09月05日