人気フラワーアーティスト エリさん連載の「#エリの花日記」では、毎週金曜日に旬のお花や植物のインテリアとしての取り入れ方や、組み合わせ方などを教えてもらいます!可愛いイラストに注目ですので、お楽しみに♪
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「スプレー咲き」をご存知ですか?
名前についてるもので言うと、スプレーバラやスプレーカーネーションなど。「スプレー咲き」とは、1本の切り花からいくつも枝分かれて花が咲いている種類を指します。
名前についていなくても、かすみ草やブプレリウムなども枝が分かれて花がたくさん咲いているので、スプレー咲きと言います。反対にガーベラやカラーなどは1輪につき1つの花がついているので、スプレー咲きではありませんね。
色々な花の「スプレー咲き」を最大に楽しもう!
1輪でインパクトのある花を除き、花が沢山あるほうがより場は華やかになりますす。そんなスプレー咲きの花をそのまま花瓶に飾るのも素敵ですが、せっかく分かれているので、切り分けてもっと自由に飾ってみませんか?
ポイントは「できるだけ1本が長くなるように切る」
実際に3本のスプレー咲きを切って飾ると、こんなに表情が豊かになります。
分かれている部分で切るのではなく、根元付近の枝を含め1本として考えると 上手に切れます。上記のイラストのかすみ草でいうと、横に出てる部分(赤い線)から切るのではなく、根元も含めた茎(青い部分)で切るとより長い1本になります。
意外と知られていない「スプレー咲き」の魅力
「スプレー咲き」の良いところは切ったら分けて飾れることにもあります。
実は私、花屋で働くまでこのスプレー咲きの花を切るという発想がありませんでした。けれど、花屋で働くと従業員の方が1本のかすみ草をカットして、ブーケのこっち側に、あっち側に、たくさん入れてるではないですか(笑)。
まるで1本しか入ってないようには見えなかったのです。花が小さい分、カットでボリュームを味方につけて自由に飾ってみましょう!
今回紹介した植物やグッズ
○スプレーバラ
○ヒペリカム
○かすみ草
以上、「カットで変わる!色々な花のスプレー咲きを最大に楽しもう!」でした。次回も楽しみにしていてくださいね♪
※エリの花日記は毎週金曜日更新予定。
あとがき 〜2019台風と花業界について〜
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エリ
神奈川県横浜市出身、多摩美術大学卒。在学中に生花店にて勤務し、卒業後はデザイン会社、造花メーカーを経験。instagram(@flowereriy)にて、「エリの花日記」や「花のある暮らし」をもとにイラストレーションで花や植物の魅力を伝える活動を行う。 2019年連載実績:エリの花日記一覧はこちら
更新日: 2019年10月18日
初回公開日: 2019年10月18日