芋のような根が地上に顔をだし、扇のような葉っぱを広げるクワズイモ。見た目が素朴で、和・洋どちらのテイストにも合う、人気の観葉植物です。また、-5度の低温にも耐えるので育てやすいことも好まれる理由の1つです。今回は、クワズイモの花言葉、復縁の効果、風水、植物、毒性についてご紹介します。
クワズイモ(アロカシア)の花言葉
『復縁』『仲直り』
葉っぱが大きなハート型をしていることが、「復縁」という花言葉の由来となっています。この花言葉になぞって、クワズイモには復縁の効果があるともいわれています。
クワズイモ(アロカシア)の学名・原産国・英語
- 学名
- Alocasia odora
- 科・属名
- サトイモ科・クワズイモ属
- 英名
- Alocasia
- 原産地
- 中国、台湾、東南アジア、インドなど
- 開花期
- 4~8月
- 花の色
- 白、緑
- 別名
- アロカシア
アローカシア
出世芋(シュッセイモ)
クワズイモ(アロカシア)とは?どんな花を咲かせる?
クワズイモは、幅広の大きな葉っぱと、食べられない実(芋)でできた幹がユニークなサトイモ科の多年草です。草丈には個体差があり、大きいものだと高さ3mまで生長します。実は食べられないので、観賞用の植物です。
葉は扇のような形で、60cmほどの大きさに生長するものも。緑色の葉っぱを年中つけ、寒さに強い性質から観葉植物として好まれています。
長く育てて株が成熟すると、白い棒状の花を咲かせます。花の周りは、黄色や緑色の葉っぱに包まれています。
クワズイモ(アロカシア)の風水や復縁の効果は?
風水
クワズイモの葉は上向きにつくことから、風水では人の心を活発にする「陽の気」を帯びた植物とされています。丸い葉は、気持ちを落ち着かせる作用があるため、クワズイモは、幸運を呼びこむ玄関や、人がたくさん集まるリビングに置くのがおすすめです。逆に、枕元に置くと、陽の気で眠りづらくなるとも。
復縁の効果
他の植物にはない「復縁」という変わった花言葉から、植物好きな人たちの中では、「復縁を願うときはクワズイモを買う」という言い伝えがありました。最近では、復縁効果を願う女性の購入が増えているのだとか。ホームセンターなどで手軽に購入できるので、おまじないの1つとして購入してみるのもいいかもしれませんね。
他にも、「出世芋」という別名から、開店祝いや移転祝いなどビジネスシーンのプレゼントとしてもおすすめです。
クワズイモ(アロカシア)の毒性は?
クワズイモは毒があって食べられないことから「食わず芋」と呼ばれるようになりました。根や茎にはシュウ酸カルシウムが含まれ、誤って食べてしまうと吐き気や下痢などの中毒症状を引き起こします。見た目がサトイモやハスイモに似ているので誤食しやすく、毎年数名の中毒患者が発生しています。例年、厚生労働省が注意を呼びかけているほどなので、誤飲には注意は必要です。
クワズイモ(アロカシア)の種類や品種は?
クワズイモは中国、台湾、日本南部、オーストラリアにかけて65種ほどが自生しています。今回は、その中でもよく栽培される品種をいくつかご紹介します。
アロカシア・オドラ
「クワズイモ」といえば、この品種。大きな緑色の葉っぱで、茎が太く上向きにつきます。沖縄や小笠原初頭に自生しています。
インドクワズイモ(アロカシア・マクロリゾス)
インド原産の種類で、アロカシア・オドラに比べて小さく、少し寒さに弱い性質があります。葉脈が葉の内側いから先端に向かって少し曲がりながら伸びる特徴があります。
白斑クワズイモ(クワズイモ 「ウァリエガタ」)
鮮やかな緑色の葉に、乳白色の斑が入る品種です。他のものと比べて小さく、強い日差しを嫌います。
復縁を望む方はクワズイモを買ってみる?
クワズイモは、ハート型の葉っぱがとてもかわいらしく、トロピカルな雰囲気を演出してくれる観葉植物です。また、「復縁」というすてきな花言葉を持っています。傷心して落ち込んだときは、クワズイモの葉っぱを見ていやされてみるのもいいかもしれませんね。
更新日: 2015年09月12日
初回公開日: 2015年09月12日