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カミキリムシの駆除!生態や種類、被害や対策方法は?

角が生えたような長い触角が特徴のカミキリムシ。その見た目のユニークさや食用もできることから、ファンの多い昆虫です。

ただ、植物の葉っぱや木の枝、幹を食べてしまうので、ガーデニングをする側にとってはやっかいな害虫に。今回は、そんなカミキリムシの生態や種類、被害や対策方法についてまとめました。

カミキリムシの幼虫や成虫の生態や種類は?

成虫の体長は3~20mmと種類によって様々で、長い触角と地面に広がるように生える足が特徴です。髪の毛を切るほどアゴが強いことから、「髪切り虫/噛み切り虫(カミキリムシ)」という名前がつけられました。

また、寄生する植物に穴を空けて侵入することから「鉄砲虫(テッポウムシ)」とも呼ばれます。危険が近づくと、「キイキイ」という鋭い鳴き声を出すことが特徴です。

幼虫は半透明なクリーム色のいもむしで、植物の茎や木の幹に潜んで成長します。成虫になるまでには、1~2年ほど必要です。

カミキリムシの種類は?

全世界におよそ2万種が分布する昆虫で、日本には800種ほどが生息しています。

そのうち、植物を食害するのはアサカミキリやラミーカミキリ、竹を食べてしまうベニカミキリやハイイロヤハズカミキリなどが知られています。

カミキリムシの発生時期や被害は?

カミキリムシは、5~11月の間、1~2回発生する害虫です。ピーク期は、成虫が飛び交う5~7月。

草花や樹木などほぼ全ての植物が被害にあいます。成虫は、アゴで茎や枝、幹の中を食べて中に侵入し、卵を産みつけます。

穴が開けられた植物は弱って枯れてしまうだけでなく、中で幼虫が成長するために1~2年かけて植物を食べ続けることから、寄生されていることに気づかず手遅れになってしまうことも。

庭や畑で成虫を見かけたら、すでにどこかで産卵をすませた可能性があります。地面から50cmくらいのところに傷や穴がないかや、オガクズ状の排泄物がついていないかに注意しましょう。

カミキリムシの対策方法は?

駆除

食べられた穴を見つけたら、スプレーや液体の殺虫剤を穴に入れて駆除します。中には殺虫剤に抵抗のある種類もいるので、薬を使った後も植物を観察しましょう。

もし生きているようなら、穴から針金を入れてカミキリムシをつき刺すか、木酢液に浸した綿をつめてみるのがおすすめです。

食害された枝は回復しないので、枝や茎ごと取り除いてしまってもかまいません。成虫は飛び回っているので、見つけ次第捕まえて駆除してください。

予防

カミキリムシ用の薬剤を定期的に散布します。

また、発生しやすい時期に防虫ネットなどで植物を覆うと、成虫の侵入を防ぐことができますよ。鉢植えは、鉢から上の部分に不繊布をかけておくのがおすすめです。

弱っている植物に寄生するので強く元気に育てることも予防になります。また、穴を発見して産卵されにくくするために、下草を抜いておくのも効果的です。

カミキリムシの幼虫や成虫は駆除がむずかしい害虫

カミキリムシは劇的に効く薬剤が少ない害虫で、幼虫はなかなか見つけることができません。そのため、成虫が産卵できないように日々対策を施していくことが大切です。

また、幼い苗や弱った植物は寄生されやすいので、土作りをしっかり行い肥料を適度に与えましょう。

初回公開日: 2015年10月12日