ヒナゲシ(雛罌粟/雛芥子)とは?

スポンサーリンク
ヒナゲシ
スポンサーリンク

和紙のように薄い花びらを付け、春風に揺られる姿が可憐な印象のヒナゲシ。うつむいたように下向きに付ける蕾からも、愛らしさが感じられます。今回は、そんなヒナゲシとはどんな植物なのかや、花言葉などについてご紹介します。

スポンサーリンク

ヒナゲシ(雛罌粟/雛芥子)の花言葉は?

『七色の恋』『心の平静』『乙女らしさ』『感謝』『別れの悲しみ』『休息』

ヒナゲシは、ケシ科の植物であるポピーの1種です。そのため、ポピーと似通った花言葉がたくさん付けられています。これらの花言葉は、ギリシャ神話に登場する豊穣の女神デメテルが、娘を失った悲しみをケシの花や実から採れる乳液によって癒やしたことに由来します。




ヒナゲシ(雛罌粟/雛芥子)の学名・原産国・英語

学名
Papaver rhoeas
科・属名
ケシ科・ケシ属
英名
Corn poppy
原産地
ヨーロッパ中部
開花期
4~7月
花の色
赤、白、ピンク、複色など
別名
コクリコ
シャーレーポピー
虞美人草(グビジンソウ)

ヒナゲシ(雛罌粟/雛芥子)とは?どんな花を咲かせる植物?

ヒナゲシ

ヒナゲシは、ヨーロッパを原産とするケシ科の一年草です。たくさんの茎を生やしながら、草丈は50~100cmほどに生長します。そして、春から初夏にかけて、茎の先に5~10cmほどの花を咲かせます。花びらは4枚で、和紙のように薄く、シワが入ります。見た目は繊細な印象ですが、寒さに強く、苗を植え付けた後は丈夫で育てやすい初心者向けの草花となっています。

「ケシ」という名前から、麻薬の「アヘン」の原料になるのではと心配される方もいますが、ヒナゲシからはアヘンは採れないので、安心して園芸に取り入れてみてください。

名前の由来

中国の三国志に登場する項羽という武将の妻「虞姫(ぐひ)」が、自害したとき傍らにヒナゲシの花が咲いていたというエピソードから、「虞美人草」という別名が付けられました。

ヒナゲシ(雛罌粟/雛芥子)の種類や品種は?

シャーレーポピー

現在日本で栽培されているヒナゲシのほとんどは、シャーレーポピーと呼ばれる園芸品種を指します。花色は赤やピンクなど鮮やかで、八重咲きになるものもあります。

ナガミヒナゲシ

道ばたでよく見かける、小さなヒナゲシです。シャーレーポピーが野生化し、栄養不足によって小型化したと思われがちですが、別の品種となっています。1960年頃みつかったヨーロッパ原産の帰化種で、近年様々な場所で目にされるようになりました。

アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)

シベリア付近で発見されたケシ属の植物です。原産地では宿根草ですが、高温多湿に弱いため、日本では一年草として扱われます。草丈は30cmほどと低く、5~10cmくらいの小さな花を咲かせます。

ヒナゲシの花は寄せ植えの中段におすすめ

ヒナゲシ

紙細工のような、繊細な花を咲かせるヒナゲシ。彩り鮮やかな花を咲かせることから、春の庭造りによく利用される植物となっています。特に、寄せ植えの中段に群生させると、存在感が際立ちましよ。植え付けてからの手間もそれほどかからないので、はじめて寄せ植えにチャレンジする方におすすめです。

タイトルとURLをコピーしました