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アザレアの育て方|鉢植え・地植え、剪定の時期と方法は?

アザレアは日本原産のツツジが交配親であることから、日本の気候になじみやすい常緑性の低花木です。ただ、ツツジと違い、寒さにあまり強くないことから、育てるのに多少手間がかかることがあります。今回は、そんなアザレアの育て方をまとめました。

アザレアの育て方のポイントは?

アザレアは、日光を好み、寒さに弱いという性質があります。寒い時期に出回っている苗は、温室で育っているものが多く、特に寒さに弱いことがあるので、地植えする場合には注意してください。はじめて育てる場合は、鉢植えでこまめに移動しながら管理するのがおすすめです。

開花時期 11月〜5月頃
植え替え時期 5月〜6月頃
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

アザレアの苗の植え付け時期と方法は?

アザレア

アザレアは、苗木を鉢植えや地植えで育てることができます。翌年の花芽がつく前の5~6月が植え付けの適期で、水はけのいい酸性の土壌を好みます。

一般に出回っている苗は、鉢いっぱいに根を張り、乾きやすい用土に植えられていることが多いので、まずは樹形がドーム状になるよう枝を1/3ほど剪定をしてから植え付けましょう。

鉢植えの場合は酸性の培養土を用意します。一回り大きな鉢に、根鉢を1/3ほど崩しながら植え付けていきます。

地植えの場合は、陽がよく当たり、風通しのいい場所に植え付けます。ただし、真夏の強い日差しは葉焼けを起こしてしまうので注意してください。庭土を用いる場合は、鹿沼土やピートモスを混ぜ合わせておいた用土を準備しておきましょう。

そして根鉢の倍以上の穴を掘り、苗を浅植えにしていきます。植え付けた後たっぷりと水を与えたら、地面を棒でつついて根と土をなじませておきましょう。

アザレアの水やり・肥料の与え方は?

アザレア

春の開花期には水をよく吸うので、用土がよく乾きます。土の表面が乾いたら、すぐに水をたっぷりと与えてください。水切れしてしまうと、花がしおれ、花期が短くなってしまいます。地植えの場合は基本的に水やりの必要はありませんが、よほど土壌が乾いている場合は水を与えてあげてください。

開花後の夏には、新しい花芽をたくさんつけます。そのため6~8月は月に1回、緩効性の化成肥料や固形の油かすを与えてください。また、花芽をつけた後はツボミを形成するので、9月にリン酸分の多い緩効性肥料を施しましょう。

アザレアの植え替えの時期と方法は?

アザレアの鉢植えは、2年に1回の頻度で、花が咲き終わった5~6月に植え替えを行います。株を大きく育てたい場合は一回り大きい鉢、サイズを変えたくない場合は同じ大きさの鉢を準備します。

伸びすぎた根は少し切り詰めて、古い用土を落として新しい鉢に植え替えていきます。このとき、古い土が残っていると、根腐れの原因となるのでしっかりと落とすようにしてください。また、花が咲いている時期に植え替えをすると、根が傷んで枯れてしまう可能性があるので注意してくださいね。

アザレアの剪定の時期と方法は?花が咲かない理由は?

アザレアは剪定を行うことで、新芽の育成が促進され、枝数が増えます。6月に樹形を考えて2センチ程度株全体を刈り込みましょう。春から伸びた芽の先端に蕾をつけるので、7月以降に剪定をしてしまうと、翌年に花が咲かない恐れがあります。

アザレアの増やし方!挿し木の時期と方法は?

アザレア 覆輪 ピンク

7月頃に新しく伸び始めた枝を、先端から10〜15センチほど切ります。そして先端から葉っぱを数枚残した状態で残りの葉をとります。茎の切り口を斜めに切って、水に漬け込み、水揚げします。

その後専用の土に穴をあけ、挿し穂を挿していきます。挿し木が完成したら、9月ごろまで風通しの良い場所で保管し発根を待ちます。発根したら、やや酸性の土に植えます。

アザレアの育て方で注意する病害虫は?

アザレアは春から冬にかけて、ハダニやツツジグンバイが発生しやすいです。これらは葉の汁を吸い取って、葉を白く変色させます。予防には、定期的な殺虫剤が効果的です。

特に、春から秋にかけて殺虫剤を定期的にすることで、ベニモンアオリンガによる蕾の侵食を抑制することができ、翌春きれいに花を咲かせることができます。また花が咲いたらそのままにするのではなく、こまめに摘み取ってあげることで、多湿からくる灰色カビ病を防ぐことができます。

アザレアの育て方は、冬に注意

アザレア 鉢 空

アザレアは寒さに弱い植物なので、冬の育て方には注意してくださいね。

アザレアは、たくさんの品種があり、濃いピンクや淡いピンク、白、覆輪のあるものなど花色のバリエーションが豊富です。鉢植えで育てることを考えて海外で品種改良されたものが多いので、ぜひ自分のお気に入りのものを見つけて、室内で育ててみてください。

更新日: 2022年01月05日

初回公開日: 2015年08月02日

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