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松の実とは?栄養や効果・効能、アレルギー、取り方や食べ方は?

ダイエット食品として注目を集める松の実。栄養価が高く、古くから世界中の人々の食料として利用されてきました。特に、韓国料理やイタリア料理でよく使われていますよね。今回は、そんな松の実とはどんなものか、栄養や効果・効能、アレルギー、取り方や食べ方についてご紹介します。

松の実とは?松ぼっくりの中にある?

松の実とは、松ぼっくりの中にある種の、胚乳(はいにゅう)と呼ばれる部分を指します。イタリアカサマツやチョウセンゴヨウなど、世界に20種ほど採取できる松の品種があります。日本でよく見かける黒松や赤松の種は、風にのって運ばれることから小さく、食用には向きません。松の実を採取できる品種は、種に翼がなく、リスやネズミなど木の実を貯蔵する動物によって遠くに運ばれるタイプのものが多いです。

松の実の栄養と効果・効能は?

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松の実は、約2,000年前に書かれた中国の書物に記されているほど古い歴史があります。仙人になれる食べ物とされ、体を温める作用があることから、「海松子(かいしょうし)」、「松子仁(しょうしにん、しょうしじん)」、「松子(しょうし)」という名前で、漢方薬や薬膳に利用されてきました。また、近年は、有名モデルがおやつ代わりに食べることでダイエットに成功したなど、健康食品としての需要が高まっています。以下に、そんな松の実の栄養や効果・効能についてご紹介します。

栄養

たんぱく質が豊富で、100g中に15gほど含まれています。また、オレイン酸、リノール酸といった不不飽和脂肪酸や、鉄分やマンガン、亜鉛などのミネラル類、ビタミンB類、食物繊維の含有量も豊富です。他にも、五葉松の実には、ピノレン酸という特殊な脂肪酸が含まれています。

効果・効能

オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸は、血液がどろどろになるのを防ぎ、生活習慣病の予防や改善に効果があるとされ、近年注目を集めています。また、ビタミンB群の働きにより、美肌効果や眼精疲労の改善に効果を発揮します。

さらに、注目すべきは、5枚の葉を持つ五葉松にしか含まれていないピノレン酸です。脂肪酸というと、いいイメージを持たない方が多いかもしれません。ただ、このピノレン酸に関しては、解熱、鎮痛・抗炎症作用や赤血球を柔らかくして血液をよくする働きがあります。また、皮膚にピノレン酸を塗ることで、酵素が出て痒みを抑え、アトピーやアレルギーを沈める効果が期待できます。

松の実にアレルギーはある?

松の実にはアレルギー反応が見られることがあります。花粉症やアレルギー症状など、炎症が悪化してしまう場合があるので、1日10gまでを適量として食べてしてください。

松の実に含まれる不飽和脂肪酸であるリノール酸は、必須脂肪酸でもあり、人が必ず摂取しなければならない脂質の1つです。コレステロール値や中性脂肪値を低下される働きがあることで知られています。しかし、たくさん摂り過ぎると、アレルギーを悪化させ、大腸がんのリスクを高めるとされています。

松の実の取り方や食べ方は?

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松の実は、海外では採取して食べます。ただ残念ながら、日本に自生している松からは、大きな松の実を取り出すことはできません。

種から取り出した松の実は、酸化が早く傷みやすいため、冷蔵庫で保存し、使い切れないときは冷凍しておきます。そして、炒ったり細かく刻んだりして、いろいろな料理に加えて楽しむことができます。また、ヨーロッパでは、実を取り出した後の松ぼっくりも、揚げたり炒ったりして食べられているんですよ。

取り方

1. 松ぼっくりを割って種を取り出す
2. 種をペンチで割り、胚乳(白い部分)を取り出す
3. 薄皮をむく

松の実はダイエットの強い味方

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松の実は、たくさんの栄養が含まれ、美容によいとされる食材です。炒ると香ばしい香りがし、いろいろな料理に入れて楽しむことができますよ。アレルゲンにもなることから、食べ過ぎには注意が必要ですが、適量をおいしくいただいてみてくださいね。

初回公開日: 2015年12月04日