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ハナモモの育て方!剪定の時期と方法は?

花を鑑賞して楽しむハナモモは、耐寒性や耐暑性があり、初心者でも育てやすい花木です。

基本的な育て方は、果実のなる桃と同じですが、花を楽しむための剪定が大切になります。今回は、剪定の時期と方法など、ハナモモの育て方をご紹介します。

ハナモモの苗木の植え方!鉢植えや地植えの時期と方法は?

種は市販されていないことから、苗を地植えか鉢植えにして育てていきます。ただ、生育が早いことから、鉢植えでも早めに地植えにした方が安心です。

11~3月が植え付けの適期ですが、1月末~3月上旬の真冬は避けた方が安心です。

鉢植えは、10号鉢に植え付けて、日当たりのよい屋外で管理します。

地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選び、植え付ける1週間前に、苗の2倍の円周と3倍の深さの植え穴を掘って土作りをしておきましょう。

いずれの場合も、植え付けたらたっぷりと水を与えて根と土をなじませ、倒れないよう支柱で支えます。

ハナモモの土作り、水やり、肥料の与え方は?

土作り

水はけがよい土を好みます。

鉢植えは、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土3~4の割合で混ぜた土か、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:川砂2:の割合で混ぜた土がおすすめです。

地植えは、植え付ける1週間前に腐葉土や堆肥を2~3割植え穴を掘った土に混ぜて寝かせておきます。

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。

地植えは、植え付けから根付くまでの2週間は土が乾いたら水を与えるようにし、その後は乾燥したとき以外は水やりをしなくてかまいません。

肥料の与え方

1~2月、花が終わった後の3~5月、7~8月の年3回、油かすと骨粉を同じ量混ぜあわせた肥料を根元から少し離れた場所に埋めます。

ハナモモの剪定の時期と方法は?

ハナモモは樹形を整え、花を毎年たくさん咲かせるために剪定を行います。

8月以降に花芽を付けやすいよう、3~5月の花が咲き終わってすぐに剪定をしていくと失敗しません。また、果実を優先する剪定は、別の剪定方法になります。

ハナモモは、品種によって樹形が違うことから、まずどういった樹形に育つのか確認しておきましょう。

そして全体の枝を1/3の長さに切り落としていきます。このとき、内側に向いた新芽ではなく、外側に向いた新芽の上で剪定すると、きれいな樹形を作ることができます。

また、古くなった枝や混み合っている枝、内向きや重なりあっている枝を切り落とし、幹に日の光が当たるようにします。

ハナモモの植え替えの時期と方法は?

生育がよく、根詰まりを起こしやすくなっています。鉢植えは2~3年に1回、11~3月に1回り大きな鉢に植え替えをしてください。手順は、苗木を植える時と同じです。

ハナモモの挿し木の時期は?

ハナモモは、接ぎ木か挿し木で増やすことができます。

専門家は、接ぎ木を行いますが、台木の育成などの手間がかることから、一般家庭では挿し木の方が手軽に行えます。

挿し木は、5~6月が適期です。

ハナモモの挿し木の方法は?

1. 先端から10~15cmの長さに枝を切り落とす
2. 先端の葉っぱを2~3枚残し、他を切り落とす
3. 切り口を斜めにカットし、1~2時間ほど水に浸ける
4. 鹿沼土や赤玉土単体化、市販の挿し木用培養土に枝を挿す
5. 風の当たらない日陰で、土が乾かないよう水やりをして管理する
6. 十分に根が生えたら、鉢植えや地面に植え替える

ハナモモの栽培で注意する病気や害虫は?

モモ縮葉病

雨が多く低温が続くと発生しやすい病気で、新しい葉っぱが特に感染しやすい病気です。

病気にかかった葉っぱは回復しないので、切り取って処分します。また、予防も兼ねて薬剤を散布して拡大を防ぎましょう。

アブラムシ

株の栄養を吸い取って弱らせる倍中で、排泄物はすす病を誘発する恐れがあります。見つけたら殺虫剤をまいて駆除するか、ガムテープなどで株から引きはがしましょう。

カイガラムシ

幹や葉、花などに寄生する害虫で、幼虫のうちは殺虫剤で駆除していきます。成虫になると薬剤が効きづらくなるので、ブラシなどを使って枝や幹からこすり落としてください。

ハナモモの育て方のポイントは?

日当たりのよい広いスペースで育て、花が咲き終わってからなるべく早い時期に剪定を行うことがポイントです。

生育がよく、枝を春にどんどん伸ばすので、幹の途中から放射状に上方向に多く枝を伸ばす品種を選ぶのがおすすめです。

また、花芽を毎年8月頃に付けるので、それより前に剪定をしないと、翌年の花付きが悪くなってしまいます。

桃の仲間は、同じ場所に何度も植え付けると生育が悪くなるので、注意してください。

ハナモモは栽培しやすい花木

ハナモモは花を鑑賞するために生み出された桃の仲間で、江戸時代から品種改良が盛んに行われていきました。

園芸用なので樹形も様々。病気や害虫の被害にあいやすい傾向にありますが、剪定などをきちんと行えば、毎年きれいな花をたくさん咲かせてくれますよ。

初回公開日: 2015年12月18日