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桃の花が咲く季節は?開花時期はいつ頃?花言葉は?

ピンクのかわいらしい花を春に咲かせる桃の木。3月3日のひなまつりでは、女の子の健やかな成長を願って飾られますよね。また、夏に旬を迎える実は、甘い香りとジューシーな味わいが魅力です。今回は、そんな桃の各国の花言葉や種類、開花時期と見頃の季節についてご紹介します。

桃の花が咲く季節は?開花の時期は?

学名
Prunus persica (Amygdalus persica)
科・属名
バラ科・モモ属
英名
Peach
Peach blossom
原産地
中国
開花期
3~4月
花の色
白、赤、ピンク
別名
花桃(ハナモモ)
毛桃(ケモモ)

桃は、サクラが咲く前の3月下旬~4月頃に、白や赤、ピンクの花を咲かせます。冬から春にかけてウメが咲き、次にモモが咲いてサクラが咲きます。

花の大きさは3~4cmで、一重咲きや八重咲きなど、花姿にバリエーションがあります。実を楽しむ実桃は、桜に似た一重のものが多く、花桃は八重桜に似ているのが特徴です。

桃の花のタイプや名前の由来は?

桃は中国原産の落葉小高木です。樹高は1~7mに生長し、春に花を咲かせ、夏に甘い実をつけます。ヨーロッパへはペルシャを経由して伝わり、みずみずしい果実を「ペルシャのメロン」と呼んでいました。

日本では縄文時代以前から栽培されていましたが、江戸時代までは甘い品種がなかったため、薬用や観賞用の花木として楽しまれていました。その後、江戸時代に甘みの強い種類が輸入されたことで品種改良が盛んに行われるようになり、花を楽しむ「花桃」と、食用の「実桃」に分けられるようになりました。

英名と和名の由来は?

古代ギリシャでは、ペルシャのメロンと呼ばれていましたが、そのうち「メロン」の部分が省かれて「ペルシカム」と呼ばれるようになりました。これが転じて、フランス語で「Pêche」、英語で「Peach」となったとされています。

和名の「モモ」という呼び名の由来には、以下のように諸説あります。

● たくさんの実がなることから「百(モモ)」が果実の名前になった
● 実が赤いことを表す「燃実(モエミ)」が転じた
● あらゆる果実の中で最も知られていることを意味する「真実(まみ)」が転じた
● 中身が固く、外側が柔らかいものをすべて「モモ」と呼んだ

桃の花の花言葉とは?

『私はあなたのとりこ』『チャーミング』『気立てのよさ』『恋のとりこ』

はなやかで可憐な桃の花。フランスの花言葉では、春に咲く花は冬の寒さに耐えることから『辛抱忍耐』、あるいは桃が持つあまりの魅力から『あなたを見れば見るほど、私はあなたが好きになる』といわれています。

ドイツの花言葉では『私はあなたの愛をとらえることができる』。やはりこれも桃が持つ魅力から発した言葉ですね。そして桃は女性のシンボルとされることから、「私はあなたのとりこ」「恋のとりこ」「チャーミング」といった女性的な花言葉の由来となっています。

美味しいだけじゃない! “桃の実”の花言葉とは?

『あなたの素質はあなたの魅力のように比類がない』『天下無敵』

魅惑するような、女性らしさの象徴として桃の実は扱われてきました。フランスでは桃の実の花言葉は『防御された幸福のシンボル、妨害は私の熱情を燃え立たせる』とされていて、幸せや思い焦がれるような力強い魅力を宿しています。

また古代中国において、桃は邪気を祓い、不老長寿を与える仙木・仙果とされてきました。そのため、祝い事に桃の実を食べる習慣が、中国には残っています。この習慣が日本にも伝わり、桃の節句で花を飾るようになったといわれています。

古事記でイザナギノミコトが、桃を投げて鬼を退散させたことから、「天下無敵」という花言葉がつけられました。

桃の花は、女性らしさの象徴

桃は主に3月頃の初春に花を咲かせて、夏になって実を結びます。薄ピンクの花の色は春めいた季節を感じさせ、また果実としても豊かな甘みが人を喜ばせる幸福のシンボルのような木です。

桃の花を家に飾ったり、プレゼントしたり、はたまた名前に桃の字を入れるというのも、その行為に季節感や風流さが伴うだけでなく、様々な場面で女性としての魅力を感じさせる力があるでしょう。世界中で愛される桃の花を豊かな人生の彩りとして役立てていきたいですね。

初回公開日: 2015年11月13日