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スポンジではじめる水耕栽培。道具や育て方は?

スポンジを使った水耕栽培は、キッチンにあるものだけでできる気軽なガーデニングです。費用も安く経済的で、もちろん無農薬。その気になれば、今日からでもはじめられますよ。今回は、初心者でも簡単にできる、スポンジではじめる水耕栽培について、道具や育て方などをご紹介します。

スポンジで水耕栽培をするメリットは?

スポンジで水耕栽培を行うメリットは、身近な材料を使って、誰でも簡単にはじめられるところです。材料のほとんどは、どこの家庭にもある廃材やキッチン用品ばかり。もし、足りないものがあっても、100円ショップで手に入るので、費用を抑えて節約しながら植物の栽培が楽しめます。また、有機物の豊富な土を使わないので、軽量・省スペースで栽培でき、手や服が泥で汚れる心配もありません。土を触るのが苦手な方や、庭のないマンション、狭いベランダでガーデニングを諦めていた方には特におすすめですよ。さらに、連作障害の心配がなく、虫や病気といったリスクを気にせずにチャレンジできます。

スポンジで水耕栽培をするときに必要な道具は?

種まき~苗の植え付けまでの間は、台所用のスポンジを使います。食器洗い用のスポンジが余っていればそれで十分ですし、100円ショップでパック売りされている普通のものでかまいません。スポンジの裏に緑色や茶色の固い部分がついていたら、カッターできれいに削ぎ落としておきます。また、メラミンスポンジは加工しやすいので魅力的ですが、高密度で空気を通しにくく、根が張りにくいので避けましょう。最近では、種まき用にあらかじめカットされた専用のスポンジもあるので、できるだけ手間をかけたくないときは利用してみてください。

道具

● 台所用スポンジ
● カッター
● ハサミ
● ピンセットまたは毛抜き
● トイレットペーパー
● 水耕栽培用液肥
● 容器:トレーやイチゴパック、タッパ-、プラスチックコップ、食器洗いカゴ、水切りネット、ペットボトルなど

スポンジ水耕栽培での植物の育て方は?

種まき

水耕栽培 スポンジ 種

種から育てられるのは、スポンジ水耕栽培の魅力の1つです。植物が発芽するまでの様子を観察しながら、栽培していきましょう。種植えがすんだ後にかぶせるトイレットペーパーは、保湿を目的とするものですが、種をスポンジに密着させることで、水に浮いたり、ずれたりしないようにする役割もあります。同じような材質でも、ティッシュペーパーなどの水に溶けにくい紙を使うと、芽が出ても突き破ることができず、植物が腐ってしまうので、水溶性のものを使うようにしてください。発芽したら明るい場所に移動させ、本葉が見えたら大きな容器に植え替えます。

1. スポンジを2.5cm角の立方体にカットする
2. スポンジの表面へ十字の切り込みを入れる
3. 深さ5cm以上のトレーにスポンジを敷き詰め、ひたひたになるくらい水道水を注ぐ
4. スポンジを上から軽く押さえつけて十分に吸水させる
5. ピンセットを使って、スポンジの切り込みの中央に1粒ずつ種を置く
6. すべてのスポンジにまき終ったら、種の上に湿らせたトイレットペーパーをかける

植え替え

スポンジで発芽させた苗は、さまざまな水耕栽培の方法で育てられます。今回は、100円ショップで手に入るものだけで、簡単に栽培できる方法を3種ご紹介します。
■ プラスチックコップ

水耕栽培

1. プラスチックコップの底を10円玉大に丸く切り抜く
2. 食器洗いカゴに水切りネットをかぶせる  ※土が下に落ちるようなら2重にします
3. 水切りネットの上にパーライトなどの培地を1cmほど敷き詰める
4. スポンジ苗をプラスチックコップに入れ、底穴から2~3mmはみ出るように固定する
5. プラスチックコップにスポンジが隠れるくらいの培地を入れ、食器洗いカゴに縦横に並べる
6. 食器洗いカゴの下のトレーに水と液肥を注ぎ、上の網カゴを重ねて培地にしっかり吸水させる

■ ペットボトル容器

ペットボトル_水耕栽培_イラスト

ペットボトル容器の上の部分に培地を入れ、そこにスポンジ苗を植え付けます。苗がまっすぐに固定されればいいので、培地がなければペットボトルの飲み口に直接スポンジ苗をはめ込んでもかまいません。

■ 紙パック

紙パックに培地を入れ、スポンジ苗を1つずつ植え付けます。後は、紙パックをそのまま食器洗いカゴに並べるだけ。小さな葉物野菜をいろいろ育てたいときに便利な方法です。

スポンジで水耕栽培をするときの注意点は?

水耕栽培 水 培地

水・肥料

スポンジ水耕栽培では、土の保水力や保肥力に頼ることができません。水切れや肥料切れを起こさないよう、植え付けた苗には、水耕栽培専用の液肥を薄めた水を与え、常に培地の表面が湿った状態で管理します。また、液肥入りの水を足すときは、上からかけず、下の容器に入れるようにしてください。

日当たり

室内で育てるときは、日照不足に気をつけましょう。植物の生育に光合成は欠かせません。少なくとも午前中に太陽光の差しこむような、明るい窓辺で管理してください。

スポンジでの水耕栽培で気軽にガーデニングを楽しもう

水耕栽培 瓶

スポンジでも水耕栽培は、害虫の発生は比較的少ないのですが、それでも時期によって虫がつくことがあります。特に、春~夏にかけてベランダには、アブラムシやハモグリバエに注意してください。なかなか目が行き届かないようなら、室内で栽培した方が安心です。それ以外は、水と肥料が足りてさえいれば、いろいろな植物を気軽に育てて楽しめますよ。ガーデニングの第一歩としてチャレンジしてみてはいかがでしょう。

初回公開日: 2016年02月19日