母の日などにきれいな花束をもらっても、数日で枯れてしまって、残念な思いをした方も多いのではないでしょうか。ドライフラワーなら花色が独特の質感になり、アンティークな雰囲気が味わえるうえ、長持ちするので安心です。しかも作り方はとっても簡単。今回は、カーネーションを使ったドライフラワーの作り方について、手順や注意点などをご紹介します。
カーネーションをドライフラワーにするポイント
花色を落とさずにドライフラワーを作るためには、シリカゲルを使うのがおすすめ。カーネーションの花びらは、水分が多く、乾燥させると極端にボリュームが落ちるといった問題が起きます。また、ユリやマリーゴールドも同じで、乾燥させるとかなり花色が変わってしまいます。イメージと違うドライフラワーにならないためにも、カーネーションの特徴を知ったうえで、ドライフラワー作りにと組むことも大切です。
カーネーションのドライフラワーの作り方は?
1. シリカゲルを使う
食品の乾燥剤として利用されるシリカゲルを使って、ドライフラワーを簡単に作ることができます。ドライフラワー用のものは、ネット通販や東急ハンズなどのクラフトショップで購入できますよ。完成したカーネーションは、グルーガンを使ってリースなどにアレンジするとすてきです。
■ 準備するもの
- カーネーション
- タッパーなど底が浅く蓋ができる容器
- シリカゲル(ドライフラワー用のものがおすすめ)
- スプーン
- 筆
- ピンセット
- 新聞紙
■ 手順
- カーネーションを萼(花の付け根)から切り落とす
- 容器にシリカゲルを3cmくらい敷く
- シリカゲルの上に、カーネーションを花が上向きになるよう並べる
- スプーンを使って、カーネーションが埋まるまでシリカゲルをかけていく
- 花びらの間にもシリカゲルが入るよう、ピンセットですき間を空けながら入れる
- 容器に蓋をして、1~2週間冷暗所で保管する
- 新聞紙や大きなお皿の上にそっとタッパーの中身を出す
- 花びらの間にあるシリカゲルを、筆や綿棒で取り除く
2. 電子レンジを使う
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方で、手順4までを行ったあと、電子レンジで加熱すれば、すぐにできあがります。500Wで1分30秒加熱すれば完了。加熱し過ぎると花が焦げてしまったり、触ってやけどしたりするので、様子をみながら熱を加えるようにしていきましょう。
3. 自然乾燥
カーネーションを麻ひもや輪ゴムで束ねて、風通しのよい場所に逆さにつるしておくと、ドライフラワーになります。花色があせてしまうという欠点はありますが、その分味わい深いという人も少なくありません。途中でおしべが伸びてしまったり、花の形が崩れてしまったりしたら、完成後に花びらをやさしくカットして、姿を整えてあげるとよいですよ。1週間くらい、窓辺に吊るしておくと完成します。
カーネーションでドライフラワーを作って思い出を残そう
カーネーションは、一般にドライフラワーには向かない花とされています。ただ、うまくシリカゲルを活用すれば、きれいなドライフラワーになりますよ。母の日プレゼントされたカーネーションは、ドライフラワーにして飾れば、大切な思い出として長い間残せそうですね。完成したドライフラワーは、花瓶やアンティーク缶、かごなどに挿すなど、インテリアとして飾ってみてください。
更新日: 2018年11月02日
初回公開日: 2016年04月05日