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ダンゴムシの駆除!生態、予防方法、無農薬での対策は?

ガーデニングをするときに、避けては通れない虫たちの被害。せっかく育てたお花や野菜を食べられてしまうと、ガッカリしてしまいますよね。でも、それぞれの駆除や予防の方法を知っておけば、被害を最小限に食い止められるかもしれませんよ。今回は庭でよく見かける害虫「ダンゴムシ」の対策として、無農薬での駆除方法や生態、予防方法などをご紹介します。

害虫 虫喰い穴 食害3

ダンゴムシとは、刺激を受けると丸くなる習性をもつ虫です。名前に「ムシ」と付いていますが、厳密に言うと昆虫ではなく、節足動物にあたります。成虫の体長は5~10mmほどで、日本全国どこででも見かけることができます。鉢の底や枯れ葉の中など湿ったところに集まる性質があります。また、夜行性で夜の方が活発に動き回ります。

特に苗につきやすく、やわらかい根や新芽を食害して植物を弱らせてしまいます。そのため、ガーデニングにおいて食害性害虫とされ、嫌わる存在です。ただ、枯れ葉を食べて土中の微生物が分解しやすいようにしてくれたり、糞が微生物の栄養になったりと悪い面ばかりではありません。被害の状態によって、駆除する対象となっていきます。

ダンゴムシとワラジムシの違いは?

ダンゴムシとよく似た虫に、「ワラジムシ」というものがいます。ダンゴムシは、ワラジムシ目に分類されます。つまり、広い意味だとワラジムシの中に含まれています。ワラジムシのうち、刺激を与えて丸まるものが「ダンゴムシ」と呼ばれています。

ダンゴムシの発生時期は?

ダンゴムシはほぼ1年中発生し、特に5~10月頃に活発になります。成虫の状態で冬を越し、ときに脱皮した姿を見ることができます。

ダンゴムシの駆除対策とは?

害虫 虫喰い穴 食害2
ありふれた害虫のため、完全に駆除することはむずかしいです。ただ、数が多くならなければ、被害も少なくすみます。そのため、たくさん発生させないことが、ダンゴムシの対策としては大切です。以下に、薬剤を使う方法と、無農薬で駆除する方法をご紹介します。

スプレータイプの薬剤を使う

ダンゴムシを見つけたら、アリアトールエアゾールや不快害虫エアゾールといった薬剤を直接吹き付けますこのタイプのメリットは手を汚さずに使用できること。ただ、直接薬剤を噴きかけるので、大量に発生しているときには向きません。ベランダや庭で応急処置として使うのがおすすめです。

粉状の薬剤で広範囲を駆除

広範囲をカバーしたいときは、不快害虫粉剤やシャットアウトSE、ノックダウンダスターなどの粉末薬を使っていきます。除草剤のようにそのままばらまくか、ライン状に散布してください。長期間効果が持続するので駆除効果が高くなりますが、子どもやペットが誤って食べてしまわないように注意が必要です。

誘引タイプの薬剤を使う

誘引タイプの薬剤は、ダンゴムシに食べさせることで効果を発揮します。デナポン5%ベイトやアースガーデン、お庭の虫コロリがよく使われます。粒やペレット状になっていて、ダンゴムシがいる場所にまいて仕掛けておくだけ。やわらかくなったり、カビが生えたりすると効果が減ってしまうので、乾燥したところで使ってください。また、こちらの薬剤も子どもやペットが誤って食べてしまわないようにします。

ダンゴムシの予防方法は?無農薬での対策は?

ダンゴムシはジメジメとした場所を好むので、風通しをよくすることで予防できます。そして餌となる落ち葉や枯れ葉は掃除しておくことが大切です。

また、木酢酢を株元に散布するのも有効な対策の1つ。木酢酢とは、炭を作るときに出る水蒸気を冷やして液状にしたものです。酢酸やアルコールといった含有成分に、殺菌や菌の生長をおさえる効果があります。また、木酢酢の燻した香りを、虫や猫が嫌います。薄めた木酢酢を、株元に噴きかけるだけと手軽なこともうれしいポイントです。

ダンゴムシは駆除と予防が大切

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ダンゴムシはありふれた虫ですが、ガーデニングにおいては立派な害虫です。植物の茎葉や根っこを食べられた植物は、倒れて枯れてしまうこともあります。また、カーペットのように敷き詰めた苔の根っこを食べてしまうこともしばしば。ただ、たくさん発生しなければ大きな被害にはならないので、日頃から落ち葉を取り除くなどして風通しのよい環境を作ってくださいね。

初回公開日: 2016年07月08日