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アオバハゴロモの駆除対策!幼虫の生態や有効な農薬は?

お庭やベランダで、「ハーブや草花を育てたい」「家庭菜園をするのが憧れ!」という方にとって、ネックとなるのが虫の被害。

駆除方法がわからず、せっかく育てていた植物が枯れてしまったということが多くあります。でも、虫の駆除や予防方法を知っておけば、怖い思いを減らすことができるかもしれませんよ。

今回は、植物に被害を及ぼす害虫の1つ、アオバハゴロモの駆除対策について、幼虫の生態や有効な農薬などをご紹介します。

アオバハゴロモとは?幼虫の生態は?


アオバハゴロモとは、ピンク色の縁が入った薄いエメラルドグリーンの羽を持つ、9~11mmくらいの害虫です。

見た目は蛾のようですがカメムシの仲間となっています。日本全国に分布し、低地から山地までの緑地、公園、庭などに生息していて、市街地などいたるところで見かけます。

アオバハゴロモの幼虫の生態は?

枝の中に産卵された卵で越冬し、5月頃に孵化します。幼虫は白い綿のような分泌物に覆われています。分泌物はロウ状で、触るとベタベタします。

アオバハゴロモの被害は?

幼虫も成虫も、植物の茎や枝葉に針を差し込んで樹液や汁を吸う、吸汁性害虫です。たくさん発生すると、樹勢が衰える、実が落ちるなどの被害をもたらします。

また、排泄物はすす病を発生する原因となります。さらに、幼虫の体を覆う白いロウ状の分泌物が美観を損なうこともあります。

アオバハゴロモの被害の多い植物は?

ミカンなどの柑橘類、アジサイ、バラ、イチジク、ツバキ類、藤、柿、栗、桃、クチナシ、マサキ、カナメモチ、クワ、ユキヤナギ、コデマリ、梅、バジル、タンジー、ダリア、クレマチスなどあらゆる植物に寄生する可能性があります。

ただ、2m以上に生長する樹木にはあまり発生しません。

アオバハゴロモの発生原因や時期は?

発生時期は5月上旬~9月くらいで、7月以降は成虫になります。気温が上昇し、枝が混み合っている部分が蒸れると発生しやすいです。

アオバハゴロモの駆除対策!有効な農薬は?

アオバハゴロモは、少量であれば害が少ないが虫です。幼虫は、見つけたら分泌物と共にティッシュなどでとってしまうか、叩き落してください。

成虫のアオバハゴロモは非常に素早く、枝を揺らすと飛び跳ねて逃げてしまうので、捕虫網で捉えます。ほうきや刷毛のようなもので払い落とすこともできますが、そのままにしておくとまた新芽や柔らかい茎に戻ってくるので、下にビニールシートなどを敷いておくと安心です。

枝に密生しているなら、枝ごと切って処分してもかまいません。

大量に発生したときは、薬剤で一気に駆除していきましょう。ベニカXファインスプレー、スミチオン乳剤、オルトラン水和剤が有効で、成虫になる前に散布すると効果が高まります。

アオバハゴロモの予防方法は?

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毎年同じ場所に発生することが多いので、剪定時期に余分な枝を切り落として株の風通しがよくします。また、よく発生することがわかっていれば、薬剤を散布して予防するのもよいですよ。

アオバハゴロモは実害の少ない虫

アオバハゴロモは害虫らしからぬ、美しい羽を持っています。学名に「Geisha(芸者)」と付けられていることから、その美しさがわかります。

ただ、幼虫のときに出す白い綿のような分泌物は、ベタベタしてなかなかとることができずやっかい。また、繰り返し同じ場所で発生しやすいことでも知られます。

風通しをよくすることで、他の害虫の予防になるので、日頃から植物のメンテナンスをしていきたいですね。

初回公開日: 2016年07月03日