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サトイモ(里芋)の栽培!収穫や保存の時期や方法は?

煮っ転がしなど、和食には定番の食材であるサトイモ。やわらかくねっとりとした食感がおいしく、秋から冬の旬の季節になると食卓を彩る存在として活躍します。また、栄養満点の優秀な野菜としても知られていますよね。今回は、収穫や保存の時期や方法など、サトイモの栽培についてご紹介していきます。

サトイモ(里芋)の育て方のポイントは?

サトイモは、乾燥に弱く、高温多湿を好みます。発芽には15~30度、生育には25~30度ほどを必要とします。また、連作を嫌うので、センチュウなどの被害を避けるためにも、以前サトイモを育てた場所には植え付けないようにしてください。

サトイモ(里芋)の種芋や苗の植え付け時期と方法は?

サトイモは、種芋(たねいも)と苗から育てられます。種芋とは収穫した実のことで、収穫後に保存して芽を出してから植えます。

サトイモの種芋の植え付けは、4月中旬~5月中旬頃が適期です。種芋は、大きい順に植え付けてください。1個の種芋から、20個ほど収穫できるようになりますよ。

種芋の芽出し

サトイモが15~30度と高い気温で発芽します。植える時期によっては発芽率が下がるので、芽出しをして発芽しやすくします。プランターに培養土を入れて仮植えをし、芽が出るまで暖かい場所で管理します。発芽には3~4週間ほどかかります。6度以下と気温が低いときは、ビニール袋を被せます。芽が3cmほどになれば植え付けできますが、10~15cm程度に生長してからでもよいですよ。

鉢、プランター植え

深さ30cm以上ある深型の60cmプランターで2株、10号鉢以上の鉢で1株を目安に植え付けますが。1つの株から20個以上の収穫が見込めるため、鉢植えにするなら15号ほどのサイズが理想です。

  1. プランターの底に鉢底石を敷く
  2. 保湿性の高い土を縁から8cmほど下まで入れる
  3. 深さ5~7cmの植え穴を掘る
  4. 芽を上にして、株同士の間隔を30cm空けて植え付ける
  5. 芽を折らないよう注意して、5~10cmほど土を被せる

地植え

植え付ける2週間前までに、苦土石灰と堆肥を土へ施し、よく耕しながら混ぜ込んでおきます。植え付け1週間前になったら化成肥料を施して、畝を立ててください。その後、溝を掘って株同士の間隔を30~50cmほどとったら、種芋の芽を上にして5~7cmの深さで植え付け、5cmほど土を被せます。

サトイモ(里芋)の土作り、水やり、肥料の時期と方法は?

土作り

鉢やプランターなら、市販の野菜用の培養土を使うと簡単です。自分で作るときは、赤玉土4:堆肥3.5:腐葉土2.5:バーライト1の割合で混ぜた土に、苦土石灰と化学肥料を混ぜて2週間ほど寝かせます。

地植えの場合は、土に対して4割ほど腐葉土や堆肥を混ぜ込み、さらに苦土石灰を混ぜて1〜2週間寝かせます。その後、肥料を混ぜて1〜2週間寝かせて土が完成します。

水やり

サトイモの水やりは、毎日行います。土が常に湿った状態を維持するため、プランターなら1日1~2回ほど、朝と夕方に鉢底から流れ出るくらいたっぷり水を与えてください。

地植えは、朝か夕方に土の奥底までしみ込むように、時間をかけて水やりをしていきます。すぐに乾燥するのを防ぐため、土の上にワラなどを敷くとよいですよ。2週間以上乾燥状態が続くと、葉がしおれて生育が悪くなり、回復に時間がかかるので注意してください。

肥料

サトイモは、植え付け時に肥料を与えるだけでも十分育ちますが、葉色が薄い場合や生育が悪いときは追加で肥料を与えます。プランターは、株が10~15cmほどに育ったら、化成肥料を5gほど株の周辺に施します。地植えは、前に野菜を育てた場所であれば植え付け時の肥料は少なめに施し、追加の肥料で補います。10~15cmほど株が育ったら、株間に化成肥料を30g/㎡ほど施します。

サトイモ(里芋)の土寄せの時期と方法は?

土寄せは、サトイモを上手に育てるためのポイントとなる作業です。株元に土を多く寄せることで、芋は長くなります。一方、少なければ芽が出て味が落ちてしまいます。発芽後、3週間ほどして本葉が3~4枚になったら、その1ヶ月後に土寄せを行ってください。1回目は5cm程度、2回目は10cm程度が目安です。土寄せは、肥料を追加で施すのと一緒に行うと効率的ですよ。

サトイモ(里芋)の収穫の時期と方法は?

種芋を植え付けてから150~180日後が、サトイモの収穫目安です。時期としては、霜が降りる10月中旬以降が適期です。地上部の葉が黄色く、小さくなりはじめたら、試しに掘って芋の大きさを確認しましょう。根元から茎をナイフで切り取り、スコップなどで株の周囲を広めに掘り下げます。サトイモを傷つけないように株ごと掘り出し、土を落として親芋と小芋に分けます。

サトイモ(里芋)の栽培中に注意する害虫や病気は?

サトイモは、丈夫なので病気の心配はほとんどありませんが、まれに疫病、モザイク病、乾腐病、軟腐病にかかることがあります。これらの主な原因は、連作によるものですので、過去にサトイモを育てた土は使わず、適度な肥料と水やりを行って病気を予防していきます。

また、害虫では、アブラムシ、セスジスズメ、ネグサレセンチュウ、コガネムシ、ハンスモンヨウトウなどが発生することがあります。早期発見が大切で、見つけたらすぐに駆除していきます。また、サトイモを育てている周囲に、被害を受けている作物や大量の雑草がある場合は、取り除いてください。

サトイモ(里芋)を栽培して健康な体作りを

サトイモ 里芋2

サトイモの主な成分は、デンプン、タンパク質、食物繊維です。他の芋類と違って低カロリーで、食物繊維が豊富なほか、ビタミンB1の効果もあってダイエットに最適な食材となっていますよ。また、消化を促し、胃腸の粘膜を保護して腸内環境を整えてくれるので、肌荒れも防いでくれます。自分で栽培したサトイモをおいしく味わいながら、美容や健康的な体を手に入れられたらすてきですね。

更新日: 2016年07月04日

初回公開日: 2016年07月04日