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木蓮(マグノリア)の育て方!剪定や挿し木の時期と方法は?

木蓮は、春に紫色の花を葉っぱと一緒に芽吹かせる樹木です。平安時代から親しまれ、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?日本で育てられてきた歴史が長いことから育てやすく、今も庭木にも人気ですよ。今回は、剪定や挿し木の時期や方法といった木蓮の育て方についてまとめました。

木蓮(マグノリア)の育て方のポイントは?

育てるスペースを確保することと、植え付け時に根の扱いに注意するのがポイントです。木蓮は、根がたくさん生えないので、生長した後に植え替えはできません。また、枝を横広げて育つので、植え付けるときは3m以上の幅を確保し、根に触らず浅く土に植えてください。

木蓮(マグノリア)の種まきと苗植え!鉢植えと地植えの時期と方法は?

種まき

種は市販されていないので、木についた実を採取して育てていきます。植え付けは9~10月が適期です。

1. 実から種を取り出し、果肉を水で洗って落とす
2. 育苗ポットに赤玉土(小粒)を入れ、種を重ならないように2~3粒まく
3. 土が乾かないように水やりをしながら、日陰で管理する
4. 春に発芽し、本葉が3~4枚になったら2~3号鉢に植え替える
5. 苗が十分に育ったら、鉢植えや地植えにする

苗植え

12~3月が植え付けの適期です。鉢植えは、7~10号鉢を用意し、鉢底石を1/4ほど入れてから苗を植え付けていきましょう。

地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選んで、縦横50cmほどの植え穴を掘り、土を耕してから植え付けます。

いずれの場合も苗の根についた土は崩さず、深植えにしないことがポイントです。植え付けが完了したら、横に支柱を立てて苗を安定させ、たっぷりと水やりをして根と土をなじませます。

木蓮(マグノリア)土作り・水やり・肥料の与え方

土作り

水はけがよく、栄養たっぷりの土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)8:腐葉土2に混ぜあわせた土がおすすめです。地植えは、耕した土に腐葉土や堆肥を2~3割混ぜておきます。

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えは、植え付けから2週間ほどは土が乾いたら水を与えますが、その後の水やりは必要ありません。

肥料の与え方

植え付ける土に、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜておきます。その後、鉢植えは3~6月の間、月に1~2回、油かすと骨粉を混ぜあわせたものか、粒状の化成肥料を根元に与えます。地植えは、5・9・1月にそれぞれ1回ずつ、鉢植えと同様の肥料を与えてください。

木蓮(マグノリア)の木の剪定の時期と方法は?

11~2月が適期です。枝先に新芽をつけるので、混みあった枝や重なり合っている枝、長く伸びすぎている枝を選んで、付け根から切り落としていきます。

放っておいてもある程度樹形はまとまりますが、大きくなって困るようであれば、剪定を行いましょう。2月以降は、次の花となる新芽がついている時期で、切り落とすと翌年花つきが悪くなので注意しましょう。

木蓮(マグノリア)の植え替えの時期と方法は?

地植えで十分にスペースを確保できているなら、植え替えの必要はありません。鉢植えは1~2年に1回、1回り大きな鉢に植え替えます。花が終わった4~5月に、植え付け時と同様の手順で新しい鉢に移してください。

木蓮(マグノリア)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

挿し木で数を増やすことができます。適期は6~7月です。

1. 花が咲き終わった後に伸びる新しい枝を10~15cm切り取る
2. 先端にある葉を3~4枚残し、他は切り取る
3. 切り口を斜めにカットし、水に1時間ほど浸ける
4. 水から枝を取り出し、植物成長調整剤を切り口に塗る
5. 挿し木用の土や赤玉土(小粒)に枝を挿す
6. たっぷりと水を与え、風の当たらない日陰に置く
7. 土が乾かないよう水を与えながら管理し、根が十分に育ったら鉢や地面に植え替える

木蓮(マグノリア)の栽培で注意する病気や害虫は?

日当たりや風通しの悪い環境で育てると、カイガラムシの被害にあうことがあります。カイガラムシは新芽や葉、幹について栄養を吸い取って植物を弱らせます。

また、排泄物ですす病を誘発するので、幼虫のうちは見つけたらすぐに殺虫剤をまいて駆除し、薬の効きづらい成虫は歯ブラシなどでこすり落としましょう。

木蓮(マグノリア)の花を楽しもう

木蓮は放っておいても樹形があまり乱れずに大きく育つ、初心者にもおすすめの樹木です。植え付けてから数年で、枝を横にどんどん伸ばしていきますよ。また、花が満開になった時期は、青空に紫の花が鮮やかに映えます。樹高も3~4mと高くなりすぎないのがうれしいですね。

初回公開日: 2015年10月12日